マハヴィシュヌ・オーケストラといえば、つい最近、セカンド・アルバム"Birds of Fire"のUSオリジナル(Columbia KC 31996)を手に入れたばかりだ。
手に入れたばかりで、まだ聴いてもいない(笑)
ってことで、ターンテーブルに載せた。

このアルバム、何年か前に久しぶりに聴こうと思って引っ張り出したら、US盤だと思っていたのにUK盤(CBS 65321)だった。
まぁ、サンバースト・レーベルのセカンド・プレスではなく、オレンジ・レーベルのファースト・プレスではあったのだが、この頃の英CBSの例にもれずマトが流れて掠れている。
そして、やっぱり、音はいまひとつだ。
そんなわけで、ここ数年、ちょっと探していたのだが、見つけたと思っても日本盤だったりPC品番の再発だったりで(Discogsではグチャグチャになっているが、73年のオリジナルはKC品番で、PC品番は75年以降の再発である。)、USオリジナルにはなかなか出会わなかった。
しかし、見つかるときには簡単に見つかる。
ヤフオクで別の安いレコードを落札したときに、送料を薄めようと、そのセラーの出品物にめぼしいものがないかとリストを眺めていて見つけた。
まぁ、よくある話である(笑)
しかも、ステッカーがついている。
こんなステッカーがついてるの、知らなかったよ。

ジェリー・グッドマンの名前も、ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)の次に書いてあるじゃないか。
ヒット曲の収録を告知するステッカーと違って、この手のバンド・メンバー紹介ステッカーは、知名度が低い段階でバンド・メンバーを憶えてもらうためのものだろうから、おそらく初盤に貼られたものだろう。
ファースト・アルバムもそれなりに売れたが、「マハヴィシュヌ・オーケストラ with ジョン・マクラフリン」名義だったしね。
ボクが手に入れたのはサンタマリア工場プレスで、マト2D/2Bというのはちょっと微妙(1系統のマトは存在しないようなので、2A/2Aが一番若い。)だが、マザー/スタンパーと思しき刻印がSide 1がA2でSide 2には存在しないので、最初期スタンパーじゃないかと推測する。
出てくる音は、UK盤とは完全に別ものだった。
くぅ~たまらんっ!