2025年07月17日

John Coltrane, ExpressionのUSオリジナルSTEREO

今日7月17日は、コルトレーン(John Coltrane)の命日である。

命日に聴くのにもっとも相応しい彼のレコードといえば、やっぱりこれじゃないだろうか。


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1967年9月にリリースされた彼の遺作"Expression"である。

表ジャケットの名前の下には、SEPTEMBER 23, 1926 ー JULY 17, 1967とある。
亡くなった翌々月に、追悼の意をこめてリリースされたのだ。

このレコードの初盤については、https://sawyer2015.seesaa.net/article/2019-01-14.html で記事にしているが、今宵はそんな無粋なことは言わず、ただひたすらに、静謐な美しさをたたえたその世界に、身をゆだねることにしよう。

R.I.P.
ラベル:JOHN COLTRANE
posted by 想也 at 23:59| Comment(0) | Rudy Van Gelder(RVG)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月14日

R.I.P. Dave Cousins~Strawbs, Hero and HeroineのUSオリジナル

昨日7月13日、デイヴ・カズンズ(Dave Cousins)が亡くなった。

これまで、このブログでストローブス(Strawbs)のことを取り上げたことはなかったが、かなり熱心に聴いていた時期があるので、なんだかとても寂しい気持ちになる。

とはいえ、ストローブスのことを知ったのは25年くらい前のことで、プログレにハマっていた大学時代から聴いていたというわけではないのだが。


今宵は、25年前に初めて買ったストローブスのレコードを聴いて、カズンズを偲ぶとしよう。


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1974年3月にリリースされた7作目のスタジオ・アルバム"Hero and Heroine"のUSオリジナル(A&M Records SP-3607)である。
UK盤も2枚持っているが、初めて買ったのはこのUSオリジナルなのだ。

見ての通り、USオリジナルといっても通常盤ではなくWLPである。


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ジャケットにも、"PROMOTION NOT FOR SALE"という透かしのようなスタンプがある。


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いまはもう存在しない本厚木のディスク・ユニオンで、プログレ・コーナーをパタパタしているときに、このWLPを見つけた。
プログレ・コーナーにあったWLPというだけの理由で買ったのである。
当時は、ストローブスのことはまったく知らなかったのだ。

きっかけはどうあれ、ボクはこのレコードがすこぶる気に入り、一時期かなり熱心にストローブスを聴いていたのであった。


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あーでも、このアルバムから遡っては聴いたけど、このアルバム以降はほとんど聴いたことないな・・・
どこかでアナログを見つけたら買ってみることにしよう。

R.I.P.

ラベル:Strawbs
posted by 想也 at 23:58| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月12日

David Bowie, Space OddityのUKオリジナル・シングル

今日7月11日は、このレコードのリリース記念日なので、引っ張り出して聴いていた。


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デヴィッド・ボウイが1969年にリリースしたシングル"Space Oddity"(B面は"Wild Eyed Boy from Freecloud")のUKオリジナル(PHILIPS BF 1801)である。

センターのバリエーションとしては、プッシュ・アウト・センターのもの、ソリッド・センターのもの、ラージ・センターのものがあるが、うちのはラージ・センターだ。


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レーベルのバリエーションとしては、このレコードにも、太字フォント・ロゴのものとすっきりフォント・ロゴのものがあり(https://sawyer2015.seesaa.net/article/512809689.html をご覧ください。)、前者には、レーベル右側のSide表記の上にMONO表記があるが、後者ではなくなっている。


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レーベル変遷的には太字フォントが先なので、このレコードのファースト・プレスは太字フォントのもののはずだ。

ホッとしたのも束の間、送り溝を見ると、両面ともマト2である。
ひょっとしてマト1があるのかと、ビクビクしながらDiscogsを確認すると、マト1もあったのだが、マト1なのはWLPだけで、通常盤のマト1は登録されていない。
しかも、WLPはSTEREOのようだ。
ってことは、MONOの通常盤にはマト1は存在しないんじゃないだろうか。

Discogsのマト確認で、ひとつ嬉しい発見があった。
うちの盤のマザー/スタンパーは両面とも1 1 2なのだが、Discogsには1 1 1が登録されていないというだけでなく、1 1 2も片面のものしか登録されていないのだ。
つまり、両面1 1 2というのは、Discogsのどの登録よりも若いスタンパーだということだ。

なんだかちょっと嬉しい(完全に病気である 笑)。
ラベル:David Bowie
posted by 想也 at 00:44| Comment(0) | David Bowie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする