2017年08月30日

REBORN

YouTubeにおススメされるままに聴いてみた山下達郎さんの新曲"REBORN"。





良い曲だなぁ。
MVもすこぶる良いぞ。
門脇麦ちゃんじゃなくても良いMVだったと思うけど、門脇麦ちゃんだからなおのこと良い(笑)

そしたら、麦ちゃんが歌うバージョンてのもあるのね。





なんか、やたら感動して涙が・・・
なにこれ?

あっ、"REBORN"て曲、映画の主題歌ってだけじゃなく、映画の中で麦ちゃんが歌うシーンがあるのね・・・





映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』も、なんだかすごく良さそうでないの。
これは観に行きたいなぁ。
9月23日(土)公開か・・・

CDのほうは、9月13日(水)が発売日とのこと。

https://amzn.to/4dQ7mQ6


CDには、麦ちゃんバージョンも収録されているんだな。
これは買わなくっちゃね。
ラベル:山下達郎 門脇麦
posted by 想也 at 19:56| Comment(0) | 山下達郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

Aerosmith, Toys in the AtticのUSオリジナル

いろいろ調査中のレコードはあるのだが、どうにも最後のピースが見つからない。
ってことで、この週末は、記事にすることもないなぁと思いながら、なんとなーくDiscogsをウロウロしていたら、このレコードの初期ジャケットの情報にぶつかったので、メモがわりの記事である。

エアロスミス(Aerosmith)にはそんなに思い入れがないので、こんな細かい違いのことまで知らなかったよ(笑)


20170827-1.jpg


1975年4月にリリースされた彼らのサードアルバムToys in the Attic(日本盤タイトルは『闇夜のヘヴィ・ロック』でしたね)のUSオリジナルはColumbia PC 33479だが、70年代後半にJC 33479のカタログ番号で再発された後、80年代にまたPC 33479のカタログ番号で再発されているからややこしい。

まぁ、80年代の再発は裏ジャケにバーコードがあるようなので、バーコードのないPC 33479を探せばいいんだが、ここからが細かい話だ。

Discogsには、裏ジャケ下部の"For further information write to"の後が"AEROSMITH FAN CLUB..."となっているのが初期プレスで、"Aerosmith Newsletter..."となっていたらレイト プレスだと書いてある。
Discogs掲載のプロモ盤やら明白なレイトプレスやらのジャケット写真で(解像度が低いのでかなり苦労して)確認してみると、確かにその通りのようだ。

ってことで、ひっくり返してみると・・・


20170827-2.jpg


ほっ
よかった(笑)

もっとも、テレホート工場産のMatrix末尾1E/1Eだったんで、エアロスミスに思い入れがあれば、ピットマン工場産の1A/1Aを探すべきところなんだろうけど、ボクはまぁこれでいいや(笑)
Doug Saxのマスタリングで、両面にしっかりTML-M刻印もあるしね。
ラベル:Aerosmith
posted by 想也 at 23:13| Comment(0) | TMLの仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

Thin Lizzy, Live and Dangerous UK盤の不思議

シン・リジー(Thin Lizzy)の名作ライブ"Live and Dangerous"のUK盤(Vertigo 6641 807)には一つの不思議がある。


しばらく前にレコード・コレクターズで紙ジャケ探検隊の報告があったSide 1のMatrix末尾1をめぐる不思議である(2017年2月号に掲載された紙ジャケ探検隊の「私の収穫2016」をご覧ください)。


"Live and Dangerous"のUKオリジナル(いわゆる初期プレス盤)には、Side 1のMatrixが1のものは存在しない。 ところが、1980年前後のレーベルがスペースシップからオレンジ・イエローに切り替わる時期になって、突如として、Side 1のMatrixが1の盤がプレスされた。


しかも、これには、冒頭にナレーションが入り、ドラマ仕立てで1曲目のJailbreakが始まるという、実に楽しい演出が収録されていて、オリジナルとはまったく違う出だしだというのである。


これは何としても聴いてみたい。

ってことで、ずっと探していたのだが、なかなか見つからない。

半分諦めていたのだが、見つかるときは簡単に見つかるものである。

昨日、サクッと手に入ってしまった。


早速聴いてみると、これが実に楽しい(笑)

何度も繰り返し聴いてしまった。



さて、この盤、肝心の1枚目が80年前後から使用された(正確にはいつから使用されたか知りませんσ^_^;)オレンジ・イエロー・レーベルで、2枚目がスペースシップになっているものしかないと思っていたのだが、今回ボクが入手したものは、1枚目もスペースシップだった。



20170817-1.jpg



オレンジ・イエロー・レーベルのものより、ちょとだけプレスが早いのかもしれない。


しかし、スペースシップのMatrix末尾1だからといって、これがオリジナル・ファースト・プレスだという可能性があるのかというと、それはない(笑)


一応、その根拠を明らかにしておこう。


ボクが手に入れた盤の4面全部のMatrix末尾は1/2/3/1である。

Discogsに掲載されているMatrix情報とボクが以前から所有していた盤のMatrix(4/2/1/1―これはDiscogs未掲載)を合わせて考えると、おそらく、1枚目は3/1か4/1か5/1→3/2か4/2か5/2へと変遷、2枚目は1/1→3/1へと変遷した。

しかも、1枚目の変遷のほうが先行しているっぽい。

そうだとすると、Side 2のMatrixが2で、2枚目のMatrixが3/1というのは、相当に後のプレスということになる。

Side 1がMatrix 1でも、他の面は全部レイトをあらわしているのである。

つまり、ファースト・プレスのわけがない。


もう一つ、手持ちの4/2/1/1との比較も証拠になる。

Side 2のMatrixがどちらも2なのだが、Side 1のMatrixが1の盤のほうが、Side 2のマザー/スタンパーがはるかに進んでいるのである。 わかりにくいので表にしてみよう。

1/2/3/1盤と4/2/1/1盤の1枚目の比較
Side 1のMatrixSide 2のMatrixSide 2のスタンパー
1239
426


ここから、Matrix末尾4/2の盤よりも、Matrix末尾1/2の盤のほうが、はるかにレイトプレスであることがわかる。

つまり、ファーストプレスのわけがない。


では、何故、レイトになって突如、Matrix末尾1の盤が現れたのか?

これは紙ジャケ探検隊も推測しているように、ボツにしたのが誤って復活してしまったという可能性が一番高い気がする。

すべて廃棄されたはずのスタンパーが1枚だけ残っていて(コピーシェル用に別に保存されていて廃棄されなかったとかさ)、それが使われてしまったのではないかと思うのである。

まぁ、妄想だけどね(笑)



さて、今回手に入れた盤だが、レイトが一般にそうなのかどうかわからないけれども、ジャケットがずいぶん黄色い。



20170817-2.jpg



ただ、インナースリーブは厚手のものがちゃんと付属していた。



20170817-3.jpg



残念ながら、オリジナル盤に付属していたこのインサートは附属していなかった。



20170817-4.jpg

(こちらは、今回入手したものではなく、以前から持っていたオリジナル盤とインサート)



ジャケット写真の一瞬前か一瞬後かを捉えたこのインサートの写真も実に良い写真である。

最後まで、ジャケット写真をどちらにするか迷ったんじゃないだろうか。


あれ?でも、Discogsには、このインサートの写真が掲載されてないどころか、付属していたという記述すらないぞ・・・


これ、裏は”The Thin Lizzy Collection"というタイトルで、Vertigoからリリースされた"Nightlife"から"Bad Reputation"までの5枚のアルバムの写真が掲載されているものなので、このライブ・アルバムで初めてシン・リジーを聴いたって人は、遡って買ってねって意味で、オリジナルに附属してたもんだと思ったのだが・・・


そこで、ツイッターで親しくさせていただいている「シン・リジーならおまかせ」というコレクターの方に尋ねてみたのだが、どうやら「初期盤に付属していたもの」のようではあるものの、少なくとも「すべての初期盤に付属していたという類のものではない」ようで、そうだとすれば、今回入手したもの(マト1のくせにレイトプレス 笑)に付属していないのは当たり前なのであった。


関連情報として、このインサート写真のカラー版が当時の英国でプロモ用ポスターに使われたということを教えてもらったので、ネットで検索しまくって実物の写真を見たのだが、これがとんでもなくカッコイイんである。


欲しい・・・
ラベル:Thin Lizzy
posted by 想也 at 20:32| Comment(4) | Thin Lizzy | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする