2017年11月26日

新しい音楽との出会い

しばらく前に、近所(といっても車で20分くらいはかかるが)に小さなレコードショップを見つけた。
カフェ・スペースが併設されていて、コーヒーを飲んだり、食事をしたりできるようにもなっている。

壁に並んだレコードをリクエストに応じて聴かせるのなら音楽喫茶だが、ここはあくまでレコード屋さんで、カフェ・スペースのほうが併設ってところがおもしろい。
(レコードは売り物なんで、リクエストしてもかけてもらえないと思う 笑)

そんな近所のレコード屋さんに、昨日の午後ちょっと時間ができたので、ぶらりと立ち寄ってみた。
4枚ほど掘り出してきたのだが、そのうちの1枚がこれだ。

Carin Kjellman & Ulf Gruvbergというデュオの "Med Rötter I Medeltiden"というアルバム(Sonet SLP-2049)である。


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ワールドミュージックのコーナーに放り込んであって、雰囲気的にトラッド系の音楽かと思ったのだが、ジャケットの文字が解読不能なので、どこの国の音楽かもわからない。

ってことで、少しだけ視聴させてもらったのだが、なんだか妙に沁みてきて、気に入ってしまった。
即、購入決定である。

どんな音楽かと言えば、こんな音楽だ。
(この動画、意図が不明ですが、B面最後の曲のあとにA面の2曲目がつなげてあります。)




帰宅して調べてみたが、この二人、どうやらスウェーデンのトラッドをやっているデュオらしいというところまでしか自分ではわからなかった。

こういう音楽については、ランブリンボーイズさんが詳しいに違いないと思ってツイッターで尋ねてみたところ、さすが専門家である、やはりご存知で教えてもらった。

今回ボクが入手したアルバムを74年にリリースしたあと、このデュオはFolk Och Rackareというグループに発展し、Folqueというノルウェーのプログレ・フォーク・バンドの元メンバーも加わって、80年代の半ばまで活動していたという。

Folk Och Rackare、憶えておかなくっちゃ。


さて、では、今回ボクが入手したレコードのことを、少し詳しく紹介しておこう。

ジャケットは見開きで、表も裏も内側もすべてテクスチャー加工されていて、実に雰囲気がある。


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テクスチャー加工の雰囲気をうまく写真に撮れないのがもどかしい。

裏ジャケットには、Carin KjellmanとUlf Gruvbergのツーショット写真が載っている。
なんかいろいろ書いてあるし、クレジットもあるのだが、スウェーデン語だからわからないσ^_^;


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内側には歌詞が載っている。
クレジットを見ると、すべてトラッドだ。


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スウェーデンのトラッドが沁みまくるなんて、もしかしてボクの中にスウェーデン人の血が流れているのかしらん?(そんなことはない 笑)

SONETってレーベルのことは当然のことながらまったく知らないので、これが通常レーベルなんだか、それともカスタム・レーベルなんだか、わからない。


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レーベルにはMONO/STEREOとあるが、74年なんで当然ステレオである。
裏ジャケットにもSTEREO/MONOの表記はあって、そこにはちょこっと言葉が追加されているが、おそらく、STEREOだけどMONOのカートリッジでも聴けますよってことが書いてあるんだろう。

スウェーデンて、74年にまだこんな注意書きが必要だったんだろうか?
ちょっと疑問。

Side Aのレーベルの写真には、RunoutのMatrixも写っているが、SLP-2049 AとSLPが機械で刻印されているほかは、まったく何も刻印されていない。
Side BはSLP-2049 Bの機械刻印のみだ。
いずれも凸マトである。

ってことは何を意味しているかと言えば、おそらくマスター・プレッシング(プレス枚数が少ないとき、ラッカーから作られた一枚のマスターでプレスしてしまう方法。マザー→スタンパーという工程を経ていないぶん音質劣化が少ない。)だということである。

実際、マスター・プレッシングらしい、実に鮮度の高い音がする。

内容もすこぶる気に入ったが、音質も素晴らしいのである。
こういうレコードとの出会いがあるから、レコード屋めぐりはやめられないのよね。

<追記>
いま、裏ジャケのクレジットをあらためて見てたら、おやまぁ、ドラムはエド・シグペン(Ed Thigpen)
ではないか。
そういや、彼は70年代の初頭にデンマークの市民権を得てコペンハーゲンに永住したんだった。
ちょっとビックリだった。
posted by 想也 at 20:55| Comment(2) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

Rory Gallagher, TattooのUKオリジナル

<他力本願寺さんから、Side 2のRunoutの”MA"に見える文字について、目から鱗のご指摘をいただきましたので、該当箇所を修正しました。 2017年11月16日21:30>

ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)"Tattoo"のUKオリジナル(Polydor 2383 230)を買ってみた。

1973年11月11月(つまり、44年前の今日)にリリースされたこのアルバム、キャッチ―な"Tattoo'd Lady"で始まるSide 1も良いが、ボクはSide 2の2曲目"Who's That Coming"から"A Million Miles Away"の流れが好きで好きでたまらない(笑)


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UKオリジナルのジャケットは、マットな薄手の紙でペラペラなのだが、これはこれで独特の雰囲気があって良い。

ぐっと近寄ってみると、なんとなく3D的に見えたりもするし(気のせいだっちゅうの)。


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スタジオ風景の写真を並べた裏ジャケットも実に素敵だ。


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裏ジャケットの片隅に、何やら書き込みが・・・


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どうやら、このレコードの以前の所有者は”Wendy"さんというらしい。
"Wendy"かぁ、きっと、可愛い女の子に違いない。
って、今はすでにばあちゃんか(笑)

なーんてことはどうでもいいよね(笑)

さて、今回入手したのはUKオリジナル・ファースト・プレスだ。
1973年のPolydorなので、レーベルはこの通り、リムに凸のないフラット・レーベルである。


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Matrix末尾については、DiscogsにはA1/B2しか出ていないが、今回ボクが入手したものはA1/B1なので、これがファースト・プレスでいいんだと思う。

まず、Side 1のMatrixを見てみよう。


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次のように刻印されているのがわかるだろうか。

2383 233 A//1 1 1

2383 233が消されているのは、番号を間違えたからだ。
正しいカタログ番号は2383 230なのである。

ってことで、隣に手書きで書いてある。


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ちなみに、A//1 1(凸) 1(凹)の右側には何も刻印はない。
つまり、このSide 1は、Matrix末尾A//1のラッカーから作られた最初のスタンパーでプレスされたもののようだ。

手書きの2383 230の左側には、こんなサインがある。


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"Bilbo"といえば、Denis Blackhamが自分のマスタリングしたラッカーに刻むサインだ。
ってことで、Side 1はDenis Blackhamによるマスタリングであることがわかる。

では、Side 2も彼のマスタリングかというと、どうやら違うようだ。

まずSide 2のMatrixを見てみよう。


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次のように刻まれているのがわかるだろうか。

2383 233 B//1 1 1(ちなみに、Side 2のほうは、このあと凸の10が刻まれている。)

Side 1と同じように2383 233が消されている。その左側に手書きで正しい番号が書かれているのも同じだ(同じなので写真は割愛)。

しかし、そのさらに左にあるのは、こんなサインなのである。


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そして、"Bilbo"も"DB"もない。
この"MA"(?)ってのが誰かはわからないが、マスタリング・エンジニアのサインなんじゃなかろうか。

他力本願寺さんのご指摘で気づきました。
ここの"MA"に見える文字、天地ひっくりかえすと尖った文字で"DB"に見えます!
ってことで、Side 2もDenis Blackhamのカッティングということでよろしいかと。

さて、さっき書いたように、DiscogsにはA1/B2の情報しか出ていないが、その情報と比較すると、なんとなく経緯が見えてくる気がする。

Side 1についてはA//1なのでスタンパー番号が進んでいるだけなのだが、Side 2のB//2は、ボクの手に入れたB//1と比べると大きな違いが二つある。

一つは、B//2には、Matrixのカタログ番号間違いがない、つまり、正しく"2383 230 B//2"と刻印されていて訂正されていない。
もう一つは、B//2にはスタンパー番号の前に420という数字が刻まれている。この420はB//1にはない。

このレコードがリリースされたのが1973年11月11日である。
そして、Denis BlackhamがI.B.C. Studiosを去ったのも1973年なのだ。
Discogsを見ると、彼は、I.B.C.を去った後、Phonodisc Ltd.を含むさまざまなスタジオで仕事をしたとある。
420という数字はPhonodisc Ltd.でプレスされたことを示すが、外部マスタリングを示すイニシャルがなければマスタリングもPhonodisc Ltd.で行われたということだろうし、その420が刻まれたSide 2のRunoutには"DB"のサインも刻まれているようだ。

ここから次のようなストーリーが浮かび上がる。

"Tattoo"の最初のマスタリングは、I.B.C. Studiosに依頼された。
そこで、Side 1はDenis Blackham、Side 2は"MA"(?)というイニシャルのエンジニアがマスタリングを担当した。

その後、Side 2のラッカーの切りなおしが必要になったとき、リカッティングはI.B.C. Studiosではなく、Side 1のカッティング・エンジニアだった(そして、その時にはすでにI.B.C.を去っていた)Denis Blackhamに依頼された。
そんなわけで、420とDBサインの入ったB//2が出来上がった。

まぁ、ただの推論だけどね(笑)


さて、肝心の音のほうだが、このUKオリジナル・ファースト・プレスはすこぶる鮮度の高い音がすると思う。
とりわけ(アコギも含めて)ギターの音色が秀逸だ。

US初期盤(Polydor PD-5539)は、STERLINGでBob Ludwigがマスタリングを担当していて(ボクのもっているのは、A-3C-REPL/B-1Cで両面にSTERLING RL刻印がある)、ラディックらしい迫力のある音で鳴るが、鮮度的にはUKオリジナルに一歩譲る。

そんなわけで、"Who's That Coming"から"A Million Miles Away"への流れを楽しむには、UKオリジナルで聴くんである。


そうそう、ボクの入手した盤は、軽針圧のカートリッジでかけると"Tattoo'd Lady"で針飛びが激しく起こる。
それこそ、カートリッジが盤上でダンスしてるんじゃないかってくらい飛ぶ。
SPUならまったく飛ばないが、それでも”ぷっ”という軽い音が頻繁に聴こえる(おそらくそこで軽針圧のカートリッジなら飛んでいる)。
長いことアナログレコードを聴いているが、こんな飛び方をするやつは始めてだ。

特に傷はないし、A//1のラッカーはずっと使われているところをみるとカッティングの問題でもなさそうだから、スタンパーを作ったときのメッキ処理になんらかのトラブルでもあったんだろうか?

同じような症状があるという方がいらしたら、ぜひ教えてくださいな。
ラベル:RORY GALLAGHER
posted by 想也 at 00:07| Comment(2) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

Free, HeartbreakerのUKオリジナル~ファーストプレスと謎のセカンドプレス

先月、フリー(Free)の伝記本の翻訳版が出版されたこともあって、最近、ボクのTLにもフリーの話題がよく流れてくる。

ボクもフリーのことはかなり好きだが、若い頃から好きだったというわけではなく、2001年から2002年にかけて紙ジャケCDがリリースされた際に友人の影響で聴き始めたので、思い入れという点ではそれほど深くない。

ってことで、今回の翻訳本については、アマゾンにはまだ在庫ありだが(2017年11月2日時点)、とりあえず静観している。
1500部限定生産だというし、ボクより熱心なファンの方優先かなと。


<画像をクリックするとアマゾンに飛びます。>

もうしばらくしても売れ残っているようなら、購入しようかと思っている。

さて、今回のお題は"Heartbreaker"のUKオリジナルである。
なぜこのお題かといえば、TLに流れてきた話題のなかに、ヤフオクで「掲載写真ではセカンドプレスのジャケットと確認できるものについて初回プレスと銘打って出品されている」という話題があったからだ(当該オークションはすでに終了している)。

この話題に関連して仲間内で情報交換していたら、ボクがいままで知らなかったバージョンのジャケットが存在することを知った。
それから、実はこちらのほうが重要なのだが、ボクが持っているセカンドプレスが、Discogsにも掲載されていない謎のセカンドプレスだということに気づいたのである。

そんなわけで、UKオリジナル・ファーストプレスの特徴をセカンドプレスとの比較で明らかにしておくのと同時に、謎のセカンドプレスを紹介しようと思ったのであった。
(いつも通り640×480の画像なのでそれほど表示に負荷はかからないと思いますが、今回は数がとても多いのでご注意ください。全部で15枚あります。)

このレコード、ボクはとくに掘ったわけではないので、2枚しかもっていない。
上(手前のほう)がファーストプレス・ジャケットで、下(奥のほう)がセカンドプレス・ジャケットである。
(混乱がないように、すべての写真で、重ねて置いた上のほうをファーストプレス、下のほうをセカンドプレスにしてある。なお、あらたに存在を確認したものをセカンドプレス・ジャケットとすると下はサードプレス・ジャケットということになるが、あとで説明するように、あらたに存在を確認したものもファーストプレス・ジャケットとしてよいと思われるので、セカンドプレス・ジャケットとしておく。)


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手持ち盤の比較では、ファーストプレス・ジャケットのほうがマゼンタが弱い(タイトルの紺もバンド名の紫も色が薄めになっている)が、これは紫外線の影響でマゼンタが退色したせいだろう。
少なくとも個体差のレベルなので、この点での判定はできないと思う。

それに対して、裏ジャケの差は歴然としている。


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えっ?小さくて違いがわからない?
それでも、右上はわかるだろう。


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そう、セカンドプレス・ジャケットには、右上にレコード番号のILPS9217が印刷されているが、ファーストプレス・ジャケットには印刷されていないのである。

他にも違いはある。
一つは右下の印刷会社のクレジットである。


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ファーストプレス・ジャケットでは、大きなフォントで"Printed and made by Robor Ltd."だが、セカンドプレス・ジャケットでは、小さなフォントで"Printed and made by Robor Limited"となる。
フォントの大きさは比較なので単体だと判定しにくいが、最後が"Ltd."なのか”Limited"なのかで判定可能である。

また、これはこのレコードに独自のものではなく、アイランドのレコードに共通したことなのだが、中央下部のロゴの部分が、1973年にPeters Squareへオフィスを移動したことに伴って変わる。
ロゴの下が、"island records ltd/basing street london w11"と二段表記だったのが、住所表記が消えて"island records"という一段表記になるのだ。


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背表紙も少し違う。
ファーストプレス・ジャケットのほうがフォントが大きい。でも、これは比較しないとわからないよね(笑)


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さて、ここで、あらたに存在を確認したジャケットの話をしておこう。
それは、中央下部のロゴの下が"island records ltd/basing street london w11"と二段表記で、印刷会社表記が大きなフォントで"Printed and made by Robor Ltd."なのだが(ここまではファーストプレス・ジャケットの特徴に一致)、右上にレコード番号の表記がある裏ジャケットだ。

レコード番号表記は有り→無しというのも考えにくいので、無し→有りの順だろう。
ただ、前作"FREE AT LAST"の裏ジャケットにレコード番号表記があることからして、レコード番号表記無しというのは単純なミスだったと思われる。
ってことで、これもまたファーストプレス・ジャケットと言っていいんじゃないかと思うのである。
(ジャケットと盤は別々に製造されるわけだから、発売日までにレコード番号表記のあるジャケットも印刷されていたとすれば、その中にファーストプレスの盤が入っていた可能性もあるしね。)

ジャケットの見分け方の話はこのぐらいにして、インナースリーブや盤の話に移ろう。

あいにくボクのもっているセカンドプレスはインナースリーブが欠品だったので比較ができない。
ファーストプレスのインナースリーブは下記のようなものである。

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セカンドプレスのインナースリーブは写真でしか見たことがないが、若干厚手の紙で、下部の両角がラウンドカットされ、上部の両角も斜めにカットされているようだ。

レーベルについては、ファーストプレスもセカンドプレスも同じである。


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上がファーストプレスで下がセカンドプレスだが、セカンドプレスのほうがリムや背景の色が淡いという違いしかない。
これは個体差だと思う。

Runoutに目を移そう。

ファーストプレスのSide1のRunoutを見ると、手書きのMatrixで末尾にA-1とあるが、1の部分が横線で消してある。


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そして、手書きのMatrixの反対側ぐらいのところに機械打ちのMatrixで末尾にA-2Uとあり、STERLING刻印が重なっている。
そう、このレコードはSTERLINGカッティング、つまりUSカッティングなのである。


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Side2も同じようにB-1の1が横線で消され、機械打ちのMatrixで末尾にB-2Uとあり、こちらは重ならずにSTERLING刻印がある。
STRELING刻印の下にLHのイニシャルがあって、Lee Hulkoのカッティングであることがわかる。

以上がファーストプレスなのであるが、2Uってことはボツカッティングの1Uが存在するはずである。
まぁ、当然、テストプレスにしか存在しない。
このテストプレスを友人が持っているのだが、その友人によれば、A-1U/B-1Uは英カッティングで、鮮度抜群なのはもちろん、どうしてボツになったかわからないという素晴らしい音質だという。
スケール感抜群でドバーっと音場が広がるんだそうで・・・

確かに、普通のファーストプレス(ちなみに、うちの盤のマザー/スタンパーは、2RD/1RDである)はドバーっと音場が広がるような音ではないが、低域のよく効いた厚みのある音がズドーンと鳴るので、これはこれで悪くないと思う。
鮮度はともかく、ボクの好みの音だ。

それに対して、ボクのもっているセカンドプレスは、音はファーストプレスより広がるものの、低域が引き締まりすぎて迫力に欠ける。
まったく印象が違う音で鳴るのである。

このセカンドプレスが、どうして謎なのかって?
それは、こいつが、どうもUSカッティングでフランスプレスらしいからである。

手書きのMatrixであるが、これはSTERLINGとは違う。
実際、STERLING刻印はどこにもない。


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かわりにこんなシンボルが刻んである。


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スタンプではなくて手書きってところが気になるが、このシンボルはカリフォルニアにあるArtisan Sound Recordersのもので間違いないんじゃなかろうか。

さらに謎なのは、これである。


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これは、フランスのプレス工場A.R.E.A.C.E.M.のシンボルだ。

セカンドプレスに、STERLINGとは異なるUSカッティングの、しかもフランスプレスの盤が突如出現するというわけである。

謎でしょ?

この謎の答えは・・・

さっぱりわからない。
(ガリレオの湯川教授風にお読みください 笑)
ラベル:FREE
posted by 想也 at 23:59| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする