2019年05月27日

大切にすること

ランダム再生のカーオーディオから、moumoonの"Dream in Paris"が流れてきた。





     ♪ たいせつなものと たいせつそうなもの
     ♪ きみを想うと よく見えるの


「わたしのことを想うと、本当に大切なものがよく見える?」
助手席の君が、いたずらっぽく笑いながら、そう訊いた。


「君のことを想うと、”大切に思うこと”と”大切にすること”の違いについて考える。」

「何それ?」

「遠く離れていても、大切に思うことはできるけど、近くにいなきゃ、大切にすることはできない。」

「うん。」

「大切に思ったことは、僕の記憶には残るけど、大切にしなきゃ、君の記憶には残らない。」

「うん。」

「ずっと大切に思ってはいたんだよ。」

黙ったまま何も答えない君の姿が、やがて霞んで、そして消えた。
そこに残っていたのは、空っぽの助手席だけだった。



「あの頃それがわかってたら、違う今があったのかもね。」

どこからか君の声が聞こえた気がした。


♪「音楽が奏でる情景」は、好きな音楽にインスパイアされて書きとめた(たぶん 笑)フィクションです♪
ラベル:moumoon
posted by 想也 at 23:37| Comment(0) | 音楽が奏でる情景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月18日

無駄遣い?

オープン価格なので定価というものはないのだが、価格.comを見ると2014年に新製品として発表されたときの初値が10万円ほどだったミニコンポが、型落ち品ということで、3万円ほどで叩き売りされているのを発見した。

JVCのウッドコーン・スピーカーを採用したミニコンポ、EX-N50である。



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1年くらい前だったか、リビングのJBL S4700の上に、SONUS FABER MINIMAオリジナルを寝転ばせたのだが、その隣には微妙な空きがあって、当初から、そこにも小さなスピーカーを置きたい衝動にかられていた。

で、そこに置かれるべき小さなスピーカーについては、いつしかボクの中で、フルレンジ一発のウッドコーン・スピーカーにイメージが固まっていた。

フルレンジ一発もウッドコーンも未体験だったのだが、なんとなく深夜の小音量再生では威力を発揮してくれそうな気がしたからである。

とはいえ、すぐに欲しいと思っていたわけでもなかったので、そのうちどこかで試聴できる機会があったら(ウッドコーン・スピーカーのミニコンポは、15周年記念の新シリーズが発売されたばかりだしね)、しっかりと試聴したうえで導入しようと思っていた。

ところが、つい先日、事情が変わった(笑)

ツイッターで仲良くしている方がブリティッシュ・トラッドのプレイリストをSpotifyで作ってくれたおかげで、いままで完全に無視していたSpotifyに登録することになったのだが、このSpotifyをどう再生するかで途方に暮れてしまったのである(大袈裟だっちゅうの 笑)。

リビングのオーディオに繋げて聴くのは、この種の圧縮音源の場合、どうしてもアラが気になってしまって落ち着かない。
「良い音」じゃなくていいから、なんとか、アラが気にならず、「聴きたい音」で鳴らないものか。

そのとき、閃いた。
深夜の小音量再生用に導入を考えていたフルレンジ一発のウッドコーン・スピーカーを導入したら、Spotify音源でも、圧縮音源のアラがあんまり気にならない音で鳴るんじゃないか。
ウッドコーン・スピーカーに特徴的な音に変換されて、「聴きたい音」として鳴るんじゃないか。

で、検索してひっかかったのが、JVC EX-N50の叩き売りだったのである(笑)

3万円なら、まったく使い物にならなくて(個人的な好みの問題ですけどね)完全な無駄遣いになってもそこまで後悔はしないかなという思いが、衝動に拍車をかける。
この衝動に耐えることができたのは2時間ぐらいが限度だった。
ボクは、ついに抗うことができない衝動に飲み込まれ、オーダー・ボタンを押してしまったのであった。

というのが先週末の話で、EX-N50は即日発送で翌日には到着した。
ボチボチとセッティングを済ませ、数日前から、Spotify再生や深夜の小音量再生で活躍するシステムとして、リビング・オーディオに仲間入りしている。


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フルレンジ一発のウッドコーン・スピーカーの特性のおかげなのか、それともK2機能による補完のおかげなのかわからないが、少なくとも小音量再生においては、とりあえず「聴きたい音」で鳴っている。
音の立ち上がりの速さと、小音量時の音の明快さは、とても魅力的だ。
今後、うちでは、夜10時を過ぎたらウッドコーンである(笑)

Spotifyについては、EX-N50はiPadのAirPlayには対応していない(よね?)ので、AirPlayに対応しているテレビ経由のデジタル接続で再生せざるをえないという不便さはあるが、まぁ、ジャケットアートが楽しめるからいいか(笑)

そうそう、レコード・コレクターズ6月号は、ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーの特集で、紙ジャケ探検隊の初盤道もジョイ・ディヴィジョンだったのだが、うちにはどちらも一枚もない(笑)

こんなとき、Spotifyは便利である。


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でも、テレビでアートワークを表示して聴くなら、一枚のアルバムを聴くより、プレイリストを聴いたほうが見栄えが良いよね(笑)
posted by 想也 at 15:23| Comment(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

逆上がりの向こうがわ

先週、一番聴いたCDはこれである。


20190512-1.jpg


全6曲、25分ほどのミニアルバムだが、いやぁ、花ちゃんが濃縮されているのである(笑)

まずは1曲目、前にも紹介した亀田誠治さんプロデュースのリード・トラック「太陽の君に」。





ストリングスにのる伸びやかなボーカルが、実に心地よい。
小倉博和さんが弾く間奏のギターソロがまた良いんだな。

で、このMVに出てる清水葉月さんて女優さん、超好みだ。
まさに「太陽の君」じゃないか。
こんな娘にそばにいて欲しいもんである。
(花ちゃんは、そばにいてくれなくてもいいから、ときどき飲みに行きたい 笑)

でもって、なんと5曲目「カメラを止めろ!」のMVが新たに作られていて、葉月さんがまたもや出演しているじゃないか。
しかもYouTubeでフルバージョン公開の出血大サービス(死語だろ 笑)である。





この曲の、「おしゃれ女子」を横から羨ましそうに見てる感じ、実に花ちゃんらしい(笑)

どうせなら、このMVも初回限定盤のDVDに収録してくれればよかったのに。
まぁ、あのDVDは、40分以上ある「どすメンタリー」が花ちゃん節全開で超面白いから、それ以上を望むのも贅沢か(笑)


全6曲、全部良いんだが、最後に収録された「嫁に行きます」は名曲だと思う。
メジャー・デビューのことを嫁入りに例えて歌っているのでもあるんだろうけど、純粋に「嫁ぐ日の歌」として聴いても、胸にグッと迫ってくるものがある。
「あな~たが~」「あな~たと~」のところの歌いまわし、好きだなぁ。


花ちゃん、今日の深夜、フジテレビの「Love Music」に出演するとのこと。
要チェックなのである。



(画像をクリックすると、Amazonにとびます。)
ラベル:関取花
posted by 想也 at 15:49| Comment(2) | 関取花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする