ここ最近、リビングで聴くアナログで、ここまでヘビロテしたものはない。
(CDを車の中でヘビロテしてるのはけっこうあるけど。)
いや、ホント、素晴らしい。
アナログ盤には、歌詞とSelf Liner Notes(全曲をMonaちゃんとHinaちゃんで分担して解説している。こうしたアーティスト本人による解説はどこに注意して聴けばいいかわかってありがたい。)が印刷された見開きインサートが付いている。

ジャケットはなんだかちょっと不気味でもあるが、インサートにはMonaちゃんとHinaちゃんの写真も載っている。
レーベルは赤字に白文字のシンプルなものだ。

シンプルなのはいいのだが、赤をこんな明るめの赤でなく、2人が着ているドレスのような暗めの深紅にしたほうが、統一感がとれた気がするんだけどな。
このレーベル写真にも送り溝のマトが写っているが、送り溝にはCOJA9369 A/COJA9369 Bのみが刻印されており、それ以外にはなにも刻印されていない。
これはマスタープレッシングなんだろうか?
なんとなく、そんな気がする。
音質はすこぶる良い。
ボーカルにせよピアノにせよ、実在感がすごい。
誰がカッティングしたんだろうと探したら、武沢茂さんだった。

武沢さんと言えば、日本コロムビアの匠である。
最近では、ステレオサウンド社が出している高音質アナログ盤のカッティングを手がけている方だ。
なるほど、確かにこのレコードも、アナログならではの魅力が全開のカッティングである。
そうそう、アナログ盤だけでなくCDにもついてくるオマケで、『羅針鳥 Shohei Amimori Rework』をSpotifyのストリーミングで聴けるQRコードが封入されている。
わりとポップだった『羅針鳥』が、ポップとはほど遠い前衛的なものに生まれ変わっていて驚いた(笑)
ラベル:Kitri