Phasemation DG-100で消磁したSPU-GTがすこぶる色っぽい音を奏でてくれるので、毎週カートリッジを交換する予定が少し伸びた(笑)
今週末までSPU-GTでいこうかとも思ったのだが、消磁を心待ちにしているカートリッジがもう一つある。
Audio TechnicaのAT33MLだ。
こいつも15年くらい前に中古で入手して以来、一度も消磁していない。
ってことで、少し余裕のできた水曜日、AT33MLにカートリッジを交換してみた。
装着したら、まずはPhasemation DG-100による消磁である。
こいつは、消磁を2回かけたところで、これが本来の音だろうというところにたどり着いた。
年季の入った帯磁といっても、さすがにトランスを搭載したSPU-GTとは違うようだ。

SPU-GTほど色っぽくはないが、DL-103ほど優等生でもない。
ほんのり色気があって、シュッとした感じ。
えっ?わかんない?(笑)
そうそう、うちには昇圧トランスってオルトフォン(ortofon)のローインピーダンス専用のやつしかなかったので、AT33MLは、これまでずっとフォノイコライザーのMCポジションを使っていたのだが、ちょっと前に、AT33MLとDL-103用に、この昇圧トランスを入手した。

Phasemation T-300だ。
コスパという点も含めて非常に評判の良い昇圧トランスなので、前から試してみたかったのである。
それに、昇圧トランスを使うと、合研GK05LCRが使える。
合研GK05LCRの音、ボクはすこぶる気に入ってしまったのだ。
AT33MLは、さっきも書いた通り、「ほんのり色気があって、シュッとした感じ」というのが以前からの印象だが、消磁+T-300のおかげで、色気もシュッとした感じもグレードアップしている。
なんというか、前から「ちょっとかわいいな」と思っていた女の子が、上手なお化粧をして現れたんで、ドキドキしてしまったって感じ?(笑)
こういう風に出てくる音がグレードアップすると、ホント、レコードを聴くのが楽しくなるよね。
で、何を聴いていたかというと、これである。

ジョンとヨーコ(John Lennon & Yoko Ono)の"Double Fantasy"の日本初回盤(ワーナー・パイオニア P-109481)だ。
昨日11月17日がリリース記念日だったので引っ張り出して聴いてみた。
このレコードについては、以前記事にしたことがあるが(こちら
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2016-12-08)、それから特に増えてもいない。
半分がヨーコさんの歌なんで、どうも掘る気が起きないのである(笑)
"(Just Like)Starting Over"と"Woman"は、ものすごく好きなんだが・・・
まぁ、この日本盤レコードも、STERLING刻印あり(カッティングはジョージ・マリノ(George Marino))の輸入メタルを使っていて、十分に良い音だというのもある。
そういえば、ワーナーってことはPMはどうなってるんだろう?
ふっと気になって送り溝をのぞきこむと・・・
ムムム
このレコードがリリースされた当時、ボクの周りはみんな予約して買っていた(ちなみにボクはお金がなかったので友達が買ったレコードをダビングさせてもらった)し、当然、初回プレスが大量に存在するはずなのに、何故0-Zなんだ?
0-Xじゃなきゃダメだろー
東芝EMIマトのほうを見てみたら、2L-A-22/L-A-21・・・
うーむ、確かに発売日翌月プレスらしいスタンパーじゃないか。
まぁ、ボチボチと、発売日前月プレスを探すとしましょう(涙)
USオリジナルも、もうちょっと掘ったほうが良さそうなんだけどなー