ウィリアムス浩子さんの『My Room for Christmas』で、わが家のリビングのクリスマス・ムードがぐ~んと高まったところで、お次はこれである。

カーペンターズ(Carpenters)のクリスマス・アルバム"CHRISTMAS PORTRAIT"のUSオリジナル(A&M SP-4726)だ。
このレコードについては、まったく掘っていないので、この一枚しか持っていない。
マトは両面M2だが、モナーク工場産の初回プレス・バリエーションなので、一発アガリでいいんである。
カーペンターズの他のレコード同様、このレコードもバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングで、音はすこぶる良い。

裏ジャケに、ちゃんとクレジットもされている。
クレジットがあっても、たまに本人がカッティングをやってないことがあるが、この盤はちゃんと本人がカッティングしている。

ほ~ら、特徴的な"S"と"2"が確認できる。
"2"のほうは、スマホ用マクロレンズの性能上ボケてるけど、わかるからいいよね?(笑)
Discogsを見ると、マトは少なくともSide 2にM1があるようだが、メッキ処理番号を見るとM3ぐらいまでは同じだ。
つまり、いっしょにメッキ処理がされている。
ってことで、両面M2も初回プレス・バリエーションで間違いないだろう。
このことを確認するためにDiscogsを見たのだが、一つ残念な発見をしてしまった。
どうやら、このレコードには、このレコードをクリスマス・プレゼントにしたとき用のステッカー?が付属していたようなのだ。
あのステッカー欲しいなぁ。
<追記>(2020年12月25日)
ツィッターで、「ステッカーはこれですかね?」とurbantango82さんから画像をご提供いただいた。
そうです。
これです。
ということで、掲載させていただくことにしよう。

ねっ?
なんだかジャケットに貼られてなきゃいけないような気になってくるステッカーでしょ?
しかも、さすがurbantango82さん、持っていらっしゃるのはWLPである。

Discogsにも出ているが、このレコードの西海岸産WLPはモナーク工場ではなく、サンタマリア工場でプレスされている。
マトがM7/S1と少々不可解だが、Side 1のモナーク工場で製造されたスタンパーのメッキ処理番号はΔ23794で、これはうちのモナーク工場プレスの両面M2と同じだ。
(ちなみに、Discogsでは、このモナーク工場のメッキ処理番号をSheffield Lab Matrixのメッキ処理番号だと勘違いしている(笑)―2020年12月25日現在)
モナーク工場の初回プレスにM7まであったのか、サンタマリアに送るものってことで数字を飛ばして刻印したのか定かではないが、いずれにせよ、初回プレス時のメッキ処理で製造されたスタンパーであることには間違いないだろう。
WLPがサンタマリアでプレスされてるってことは、この時期には、A&Mのメイン工場はサンタマリア工場になっていたってことだろうか?
な~んてことを、ふっと思ったのだが、そうだとすると、マトも両面S1とかになりそうだよねぇ。
M7というのは何とも不可解だ。
70年代後半のA&Mの西海岸産レコードは、ものによってはサンタマリア工場プレスがやたら多くてモナーク工場プレスがあんまり存在しないようなのもあったりするので、少なくとも、ある時期からA&Mにとってサンタマリア工場の比重が大きくなっていたことは確かだと思うのだが、さて、メイン工場の変更とかはあったのだろうか?
これは、今後の研究課題ということにしときましょうかね。
ラベル:CARPENTERS