値段がつけられているレコードが並べられたコーナーだけでなく、ジャンク・コーナーも隅から隅まで確認しているのだが、一枚も見つからないのである。
仕方がないので、1枚くらいはネットで買ってみることにした。
ノイさん情報では、「ヒット全曲集」の宣伝になっている緑のCSに入ったものが、スタンパーも若く、音質も抜き出ているという。
ちょっと調べてみると、CSで宣伝されている「ヒット全曲集」は1975年11月1日に発売されたもののようだ。
『木綿のハンカチーフ』の発売日は1975年12月21日だから、初回盤のCSは、この「ヒット全曲集」CSで間違いなさそうだ。
ってことで、それにターゲットを絞って買ってみたものが、今日届いた。

スタンパーは、Side 1が1A15、Side 2が1A17。
一桁スタンパーとはいかなかったものの、まあ許容範囲だろう。
・・・と思ったのも、束の間・・・
なんじゃぁ、こりゃぁ???

マト2があるなんて、完全に想定外である。
いままでスタンパー情報を寄せてくれた方も、マト2だという方は一人もいなかった(単に確認してなかっただけですかね?もしそうだとしたら、確認してお知らせくださいませ<(_ _)>)。
今回届いた盤もSide 2のほうはマト1で、Side 1とSide 2のスタンパーの間にあまり差がないことからすると、このマト2、どう考えても初回プレスのときからあったとしか思えない。
しかし、そうだとすると、Side 1にはマト1とマト2が存在するわけで、スタンパーの進み具合はSide 2のほうが早くなりそうなのに、集まったスタンパー情報は、概ねSide 1のほうが進んでいる。
実に不可解である。
ちなみに、マト1とマト2の音は、まったく違う。
こりゃ、絶対に波形の違いにあらわれるなと思ったので、録音してみた。
案の定、波形がはっきりと違っている。
マト1の波形

マト2の波形

マト2のほうが音圧があって、ガツンとくる音質である。
まぁ、ガツンとくる『木綿のハンカチーフ』が聴きたい人はそんなにいないと思うが(笑)
しかし、このマト2、どのぐらい流通してるんだろう?
いずれにせよ、マト2が存在する以上、メインマトの情報といっしょにスタンパー情報を集めないと意味がない。
そんなわけで、スタンパー情報のみご提供いただいた方、メインマトもご確認いただければ幸いです。
今後スタンパー情報をご提供いただく場合、メインマトの確認もお願いいたします<(_ _)>
ラベル:太田裕美