ボクのTLに、このレコードを聴いているというしながうさんのツイートが流れてきたので、ボクも引っ張り出して聴いている。
(プロデューサーのチト河内さんのお誕生日らしい。)

美狂乱のファースト・アルバム『美狂乱』(King Records Nexus K28P-287)である。
キング・クリムゾン(King Crimson)に和の要素を融合させたミステリアスな内容は、唯一無二だと思う。
ボクは、たぶん、キング・クリムゾンと同じくらいターンテーブルに載せている。
このレコードについては、すでに見本盤を入手しているので、これ以上掘る必要はない。

マトは、SILBT 11451-1/SILBT 11452-2で、Side 2の末尾が2なのが気になったので、同じく見本盤を聴かれていたしながうさんに確認したところ、やはり末尾は2だという。
もっとも、この末尾、ラッカー・ナンバーではないと思う。
Side 2の末尾2のほうは写真に撮るとわかりにくいので、Side 1の末尾1のほうを撮ってみたが、これはやはりスタンパー・ナンバーではないだろうか?

さて、この見本盤はキング・レコードのカッティングなのだが、Discogsを見るとビクター・カッティングということになっている。
マトも111AC/111ということなので、
urbantango82さんから寄せられた情報によると、キング・レコードはどうやら84年頃から自社カッティング&プレスをやめて、ビクターに委託するようになったようだ。
つまり、84年以降にリリースされたものについてはビクター・カッティング&プレス、それ以前にリリースされたものについては、キング・カッティング時代のマザーかスタンパーを受け継いで、ビクターでプレスが行われたということらしい。
ってことは、Discogs掲載の『美狂乱』については、ビクター・カッティング&プレスではなく、キング時代のマザーかスタンパーを受け継いで、プレスのみビクターで行われた可能性が高い。
しかも、ACというのがPMだとすると、85年1月に使用されたスタンパーが、同年3月に再度使用されたものということになる。
結局、ビクター・プレスは、キング時代のマザーかスタンパーを使いまわした単なる再発っぽいので、一気に興味はなくなったのでありました(笑)
もっとも、まだ裏付けはとれてないので、『美狂乱』のビクター・プレスをお持ちの方は情報をご提供いただけるとうれしいです。
ラベル:美狂乱