何を聴いてお祝いしようか悩んだのだが、先日、オルトフォンのEthosを手に入れたこともあり、このレコードを選んだ。

ドイツのATR AUDIO TRADEのATR-MASTERCUT RECORDINGというレーベルからリリースされたオーディオ・ファイル向け高音質盤の"Lionheart"(ATR 008)である。
いつリリースされたものなのか正確にはわからないのだが、80年代初頭じゃないかと思う。
どのレコードを聴こうかと棚を眺めていてこのATR盤が目に入ったとき、「オーディオ・ファイル向けの高音質盤をEthosはどう鳴らすんだろう?」という考えが浮かんで、確かめずにはいられなくなってしまった。
それに、いかにもオーディオ・ファイル向け高音質盤という感じの高級感のある金文字黒レーベルは、見た目もEthosによく似合う。
とびきり素敵なジャケットも含めて、実に絵になっているではないか。
実際、UKオリジナルとは違う高音質盤らしい音を、Ethosが繊細かつ濃密に表現して、実に美しい音空間がリビングに広がる。
なんだか少し、オーディオ・マニアになった気分である(笑)
聴き終わったところで、なんとなく送り溝を見ると(見るなよ・・・)、マトがA2/B1である。
慌ててDiscogsを確認すると、悲しいことにA1/B1も存在する。
けっこう売れたようで、A3/B3というのまで存在していた。
A1/B1を買ってみようかなーと思ったのだが、オリジナル盤なわけじゃないし、別に若いマトである必要もないか。
きっと音は違わないよね?
ラベル:Kate Bush