原曲のテンポに近い今回のカバーもこれはこれで悪くないのだが、個人的には、ぐっとテンポを落としてずっとセンチメンタルな以前のバージョンの方が好きだ。
特にエンディングでブレイクをいれるところは、ボクが自分で弾き語るときにも真似してた(笑)
まぁ、ボクのセンチメンタルな弾き語りなんて誰も聴きたくないだろうが、メグさんのセンチメンタルな弾き語りは風味絶佳なので、そっちの方が好きって人も多いのではないかと思うのだが・・・
それはそうと、この曲を聴くと、エンディング近くで、「二人で出せなかった答え」というフレーズが、頭の中をぐるぐるまわる。
♪ 二人で出せなかった答えは
♪ 今度出会える
♪ 君の知らない誰かと
♪ 見つけてみせるから
「愛があれば乗り越えられないものはない」というのがボクの答えで、「愛があっても乗り越えられないものがある」というのが彼女の答えだった。
「なんて青くさい」と思うかもしれないが、そう思える人は幸せだ。
もちろん彼女は、恋愛のことだけを考えて言ってたんだろうと思うのだが、ボクにとっては恋愛も子どもに対する愛情も同じだった。
というか、いまでも違いがわからない。
もしかしたら、女性は自分のおなかを痛めて子ども産むから、自分の子どもに対する愛情というのは特別なのかもしれないが、それは男のボクにはわからない。
ボクが「愛があれば乗り越えられないものはない」という答えをまげないのは、自分の中にユウへの確かな愛情がある限り、どんな壁も乗り越えていけると信じているからだ。
それがどんなに高い壁であったとしても。
重度の知的障害がある子どもと二人で生きていくというのは、そういうことだ。
で、ユウに対するのと同じ愛情を持てたなら、その人と生きていく中でどんな壁にぶちあたっても、乗り越えていけると思うんだな。
まぁ、でも、ユウへの愛情には27年の実績があるものの、女性に対する方はまるで実績がないから、まったく説得力はないけどね(笑)
って、そもそも、「今度出会える 君の知らない誰か」が登場するなんてことは、もはやボクの人生には起こらないんだろうけどさ。
ラベル:森恵