
「つい先日も同じ記事書いて、とうとうボケちゃったのね・・・」と思ったあなた!
ボクはボケてなんかいないのである。
「ポリドールにもある2」なのだ。
鋭い方は、画像のレーベル形状を見て、「おや?前のと違うぞ。」と気づいたかもしれない(まぁ、普通は気づかないと思うけど)。
『時の過ぎゆくままに』にポリドール・プレスがあるかもしれないという期待が頭から離れないので、試しにもう一枚買ってみたところ、また違うものをひいてしまったのである。
さて、では、今回「ポリドールにもある」のを発見したのは何だったか?
このPMからわかるだろうか?

レーベル内ではなく、送り溝に刻まれているし、数字Tアルファベットの形式ではないので、東洋化成PMではない。
ポリドールPMっぽいが、ポリドールPMではVもZも使われないから、ポリドールPMでもなさそうだ。
マトを見てみよう。

B-1-※※※(※は最後のが点が3つなのでスタンパー・ナンバーは14)である。
これはA面じゃなくてD面のマトだが、B面じゃなくてS面のほうはB-1-+(ファースト・スタンパー)となっていた。
ここで、ピンときた方は多いだろう。
Zの前に字体の違うVがあったことからも、ビクター・プレスじゃないかという考えが浮かんだんじゃないかと思う。
そういや、70年代半ばのビクター・プレスに謎のZを発見したことがあった。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-06-16
Zの意味は解明できていないが、とりあえずZの後が月を表すアルファベットと考えられる。
アルファベットだとするとIだ。
Iは、ポリドールPMに準拠すれば9月だし、ビクターPMに準拠しても奇数年の9月である。
マト的にも、手持ちの東洋化成プレスよりちょっと若いことからして、1975年9月プレスで辻褄があう。
ビクター・プレスだとすると、透けるはずだ。

ビンゴ!
赤いポリドール・レーベルの盤が透けるのは萌えるなぁ(笑)
ってことで、今回「ポリドールにもある」のを発見したのは、ビクター・プレスでありましたとさ。
ラベル:沢田研二