「じゃ、こっちで勝手に聴くわ。」とエリントンのレコードを引っ張り出したリスナーも多かったんじゃないだろうか(笑)
そんなわけで、ボクも引っ張り出した。

「それはいいけど、にいさん、そのレコードのことは一月ほど前にも書いてたよ。ぼけたの?」って思った方も多いかもしれないが、実は、その後、ちょっと珍しいレコードを手に入れたんである。
先月紹介したのは1974年にCBS/SONYから出た再発日本盤(SOPM-161)(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-01-18)だったが、新たに入手したのは、日本コロムビアから1962年にリリースされた初回盤(日本コロムビア YS-212)のテストプレスだ。

USオリジナルが欲しかったのだが(いまでも欲しいのだが)、日本初回盤のテストプレスってのも、見つけてしまったら欲しくなるじゃないか。
それに、当時の日本盤て、クラシックなんかだと輸入メタルでプレスしてたりするのよね。
それを密かに期待していたのだが・・・

読みは外れた。
US COLUMBIAのマトは、当時から、数字のマスター番号とアルファベットのラッカー番号を組み合わせた二桁マトだし、刻印の字体も違う。
このマトは、日本独自カッティングである。
しかも、両面あると思ったら、片面テストで、A面しかない。
まぁいいか。
テストプレスなんで、マザー/スタンパーは当然A-1である。

CBS/SONYから出た再発でも十分に良い音だったが、さすが初回盤のテストプレスだけあって、鮮度感がだいぶ違う。
USオリジナルは聴いたことがないけど、遜色ない音を聴かせてくれているんじゃないかと思ったりする。
A面しかないけどさ。
ちなみに、片面テストプレスの反対側は、のっぺらぼうかと思いきや、こんな風になっている。

なんだか、ちょっと嬉しい(笑)
NO WAR PLEASE