2022年07月25日

Herbie Hancock, Speak Like a Childの音符レーベル

今日もまた、音符レーベル再発をターンテーブルに載せてみた。
ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の"Speak Like a Child"(Blue Note BST 84279)である。

この作品、ハービーのアルバムの中で、もっとも美しい作品なんじゃないだろうか(まぁ、ハービーの全作品を聴いたことがあるわけじゃないけど 笑)。
ジャケットの素晴らしさまで含めると、一番好きな作品かもしれない。

そう、このレコードは、ジャケットも素晴らしい。


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シルエットで映っているのはハービー自身らしいが、それはまぁどうでもいい(笑)
とにかく素敵な写真である。

とっても可愛い男の子の女の子が仲良く話している裏ジャケの写真も素敵だ。


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カンガルーポケットになっている見開きジャケットの内側に使われている子供達の写真は、もっと好きだ。


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これ、表ジャケットも裏ジャケットも内ジャケットも、すべてフェンスを背にしているのだが、同じフェンスって設定で、つまりは、幼馴染の二人が、やがて結ばれたって物語の中で、「子どもの頃のように話をしよう」って言ってるんだよね?
違うのかな?


それはそうと、この音符レーベル再発のジャケット、再発なんだけど、再発にありがちなテキトー感がなく、しっかり丁寧に作られているのが嬉しい。

あと、音符レーベルの頃に使われてる、音符をあしらったこのCSって可愛いよね(笑)


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そのうちLibertyレーベルのオリジナルが欲しいなーとは思っていたが、もともと特に音の良いレコードというわけではないし、VAN GELDER刻印があれば、そんなに音は変わらないんじゃないかという気もする。
うちのは、送り溝に22という手書き文字があって、どうやらニュー・ジャージーにあるAll Disc Records, Inc.でプレスされたものみたいだし(つまり東海岸プレス)。

まぁ、でも、良い出逢いがあれば、やっぱりオリジナルが欲しいかな。
ラベル:Herbie Hancock
posted by 想也 at 00:48| Comment(0) | Rudy Van Gelder(RVG)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月24日

ブルー・ノート高騰の波はついに音符レーベル再発まで・・・

<夕べ寝る前に書いたものに加筆修正しています。>
<VAN GELDER刻印なしの再発について、さらにちょっと追記しました。>

ブルー・ノート高騰の波が、オリジナルのみならず、Libertyレーベル再発あたりにまで押し寄せてきていることは認識していたが、ついに音符レーベル再発にまで及んできているらしい。

VAN GELDER刻印のあるものに限られるのだろうが、それにしたって、音符レーベル再発なら、昔なら1000~1500円で買えたよねぇ・・・

まぁ、そんなことがTLで話題になったので、数日前にカートリッジをベイシー・モデル搭載のShure V15 TypeⅢに付け替えたばかりということもあって、何か音符レーベル再発のレコードを一枚、聴くことにした。

ベイシー・モデル搭載のTypeⅢは、Liberty・UA・音符レーベル再発のレコードとも、とても相性が良いと思う。

で、なんとなく、このレコードを聴いていた。


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ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の"Adam's Apple"(Blue Note BST 84232)である。
(オリジナルは1966年リリースのNYレーベルなので、Libertyレーベル再発とUAレーベル再発が存在するとすれば、音符レーベル再発は4thプレスということになるだろうか。)

ちょっと前にマイルス(Miles Davis)の"Miles Smiles"で"Footprints"を聴いたのが、記憶に残っていたからだ。

"Miles Smiles"は、あまり名盤感のないジャケットだったが、"Adam's Apple"は、名盤オーラを放ちまくっている、すこぶるかっこいいジャケットである。

TypeⅢに焦点を合わせたボケ画像じゃ申し訳ないので、ちゃんと撮って載せておこう。


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このレコード、"Footprints"が名曲なのは言うまでもないが、全曲素晴らしい出来だと思う。
ショーターも素晴らしいが、ハンコック(Herbie Hancock)も素晴らしい演奏を聴かせてくれる。


ちなみに、TLで話題のきっかけになったディスク・ユニオンの『[オンプ・ラベル]高価買取リスト』(2022年10月31日まで有効)では、このレコードの買取価格は3500円である。
昨年のディスク・ユニオンの『[オンプ・ラベル]高価買取リスト』(2021年12月31日まで有効)の買取価格は2000円だ。
売価が買取価格の倍だとすると、この1年で売価は4000円から7000円に跳ね上がっていることになる。
(ディスク・ユニオンの買取リストは、どちらも、ググれば簡単に見つかります。)

ヤフオクで確認してみようと検索してみたら、"Adam's Apple"の音符レーベルの出品が4つひっかかった。
いずれも即決で出ている。
1つはサイン入りで28000円というものなので除くとして、残り3つのうち、最安値は税込4235 円だ。
これはディスク・ユニオンの買取価格よりちょっと高い程度なので、かなり良心的な価格設定か。

他の2つは、10800円即決と9800円即決である。
後者は、「RVG刻印無し」だというから、ちょっと意味不明だが・・・
いずれにせよ、ヤフオクでは、10000円ぐらいで売られててもおかしくないってことなのだろうか?
それは流石に・・・

それはそうと、ヤフオクで4アイテムの出品を発見して、黒い音符レーベルにも二種類あるのを思い出した。
以前、紙ジャケ探検隊がマリーナ・ショウ(Marlena Shaw)の"Who Is This Bitch, Anyway?"の初盤にからんでWEBサイトで報告していたことだが、あれって、もう10年くらい前だっけ?

レーベル上の音符ロゴの右下の文字が当初はTMだったのが、商標登録が済んでRになるってことなので、これは前後関係がはっきりしている。
うちのは、TM付きで、もちろんVAN GELDER刻印もある。

ヤフオクに出品されているのは、4235 円即決の方はR付きで、10800円即決の方はTM付きだ。
まぁ、この価格差は、レーベルの前後関係の差ではないだろうが(笑)

おもしろいのが、「RVG刻印無し」という出品物で、当然R付きのほうかと思いきや、TM付きなんである。
つまりは、すでにTM付き音符レーベルの時代にリカッティングは行われていて、VAN GELDER刻印のある盤とない盤が混在していたんだと思う。
その状態がそのままR付き音符レーベル時代まで続いていたんだろう。

※紙ジャケ探検隊から、LondonJazzCollector(下記)によると、Liberty再発の頃から西海岸プレスにはVAN GELDER刻印なしが多かったらしいよ、という情報をいただきました。
https://londonjazzcollector.wordpress.com/record-labels-guide/labelography-2/blue-note-liberty-years/
そういうことかー

音符レーベル再発盤も高騰しているので、これから何か買おうというときには、VAN GELDER刻印があるかどうかは、しっかりとチェックしないとね。
ラベル:Wayne Shorter
posted by 想也 at 12:37| Comment(0) | Rudy Van Gelder(RVG)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月23日

Aスタンパーに関する一つの仮説~荒井由実『14番目の月』

夕べはまったく見当がつかなかった荒井由実『14番目の月』のスタンパーにAがつく理由だが(詳しくは、昨日の記事https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-07-22 をご覧ください。)、ふと思い立ってDiscogsの登録情報を確認したら、ちょっと説得力がありそうな仮説を思いついた。

Discogsには、1976年11月20日に東芝EMIからリリースされたオリジナル盤(EXPRESS ETP--72221)について2つの登録がある。
一つは通常盤、もう一つは見本盤だ。
どちらもPMは6-Yで、うちのと同じ発売当月プレスである。
しかし、Aスタンパー以外に、うちのと決定的に違うところが一つある。

マトが違うんである。

Discogsに登録されている二枚のマトは、いずれも、Side 1が3S2,Side 2が2S2だ。
もっとも、スタンパーまで同じなので、もしかしたら、どっちかは単なるコピペかもしれない。
(そうだとすると、情報は一つ。)

うちの盤は、Side 1のマトが2S2、Side 2のマトが1S4である。


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PMは、昨日の記事に画像を掲載した通り6-Yなので、発売当月に、マト2S/1Sのセットと、マト3S/2Sのセットが、同時に使用されてプレスが行われていたということになる。

ってことで、こんな風に、複数のラッカー由来のスタンパーが平行して使われる場合に、区別のためにどちらかにAをつけたんじゃないだろうか。

スタンパーにこだわってるコレクターが、「若いスタンパー見つけた!」と大喜びで購入したものの、帰宅して落ち着いて確認してみたらマトが進んでた、なーんて話をたまに聴くが、プレスの現場の品質管理も、スタンパー中心に行われていたとすると、同時並行でラッカー違いのスタンパーが動いている場合には、区別の必要が大いにあったんじゃないかと思うのである。
ラッカー番号の方を見れば区別できるとはいえ、スタンパー番号だけでも区別できるようにしておけば、よりわかりやすいじゃないか。

この仮説が正しければ、「マト2S/1S盤はスタンパーの頭にAがついているが、マト3S/2S盤のスタンパーの頭にはついていない」はずだ。

この仮説の真偽は、簡単に検証できるので、『14番目の月』のオリジナル盤をお持ちのみなさん、ぜひご協力くださいな。
ラベル:荒井由実
posted by 想也 at 13:44| Comment(0) | 国内盤研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする