まずは、このレコードをターンテーブルに載せた。

イギリスとアイルランドのアーティストで結成されたチャリティー・プロジェクトであるバンド・エイド(Band Aid)によって、1984年12月にリリースされた"Do They Know It's Christmas?"である。
確かに、ジョージ・マイケルも参加してるけど、なんでこれなのかって?
そりゃ、クリスマスだからね(笑)
それに、日本でステッカーが貼られて解説・歌詞対訳インサート付きでリリースされたこの12インチ・シングル、UK直輸入盤(だから、レコード番号はUK盤と同じで、Phonogram FEED 112)だったのだが、これ、PRSプレスなんである。
そう、アナログ・コレクター病が進行して不治の病に至ると、QBBチーズ・デザートのパッケージを見て、思わず叫んでしまう、あのPRSである(笑)

このブログ的にはホットな話題なので、引っ張り出してみたのであった。
送り溝には、こんなメッセージもあって楽しい。

"Merry Christmas, Townhouse"ってことは、これは、タウンハウスのエンジニアが書いたんだろうな。
そういや、日本プレス盤てのは存在しないのかな?とDiscogsを確認してみたら、日本プレス盤の登録がなかったのはいいとして、なんと、PRSプレスのUK直輸入盤の登録もない。
Discogsに登録されているUK直輸入盤は、ORLAKEプレスである。
ORLAKE委託プレスだけじゃなくて、ちゃんと本家PRSプレスだって、直輸入されてたんだぞー
もう一つ、まったく知らなかったのだが、オランダ直輸入盤(だから、レコード番号はMercury 880 502-1)てのもあったのね、
しかも、こっちは、ステッカーの形状まで違う。
いろいろあったのね・・・
ジョージ・マイケルの命日にちなんで聴くのに、バンド・エイドだけじゃあんまりなので、クリスマスでもあるし、次に、"Last Christmas"収録のこのレコードをターンテーブルに載せた。

ジャケットがそっけないので、インナースリーブを引っ張り出して飾る(笑)
日本とアメリカでは、1986年7月1日に"Music from the Edge of Heaven"というアルバムがリリースされて、それに"Last Christmas"も収録されたが、本国UKでは、この"The Final"(Epic EPC 88681)というベスト盤しかリリースされていない。
"The Final"は、"Music from the Edge of Heaven"のちょうどひと月前、1986年5月31日にリリースされた。
つまり、"Last Christmas"が最初に収録されたアルバムである。
それに、シングル・ヒットを集めたベスト盤だから、命日に聴くには、ちょうどいいよね。
送り溝を見ると、マトはA5/B3/C5/D10である。
進みすぎだろー
Discogsで確認すると、B4が確認できたので全面ではなかったが、3面が最大マトである。
D10にいたっては、Discogsに登録されているのはD9までじゃないか(泣)
しかも、うちの盤のマトは、A面こそ88681の前にEPCがあるが、BCD面のマトは88681のみで前にEPCがない。
Discogsの登録は、全部EPC88681になっている。
誤登録でなければ、うちのは末尾の数字が同じでもカッティング違いだ。
なんなの?
そのせいなのかはわからないが、なんだか、うちの盤、サ行にちょっと歪みがのる。
こういうときには、歪みを拾わないortofon VNLに助けてもらうしかない。

うん、なんとか大丈夫だ。
無理して、そんなレコードで聴かなくても、Apple Musicで聴けばいいんじゃないの?と思うかもしれないが、そういうわけにもいかないんである。
確かにクリアさではデジタル配信に分があるのだが、音自体は、このアナログのほうが良いのだ。
やっぱり、もうちょっとマトの若い盤を探さないといけないかなぁ・・・
それより、まず"Last Christmas"の12インチと7インチを手に入れなきゃ。
毎年、クリスマスになると思い出すのだが、クリスマスが過ぎると、すっかり忘れてしまうのよね(笑)
R.I.P.
ラベル:WHAM! George Michael