
1983年リリースのアルバム"She Works Hard for the Money"のUSオリジナル(Mercury 812 265-1 M-1)である。
冒頭におさめられたタイトル曲はかなりヒットした佳曲だが、ボクは、このアルバム、Side 2の方が好きなのよね。
このアルバム、いろいろ紆余曲折があってリリースされたアルバムだけに、マスタリング関係にもそれが現れている。
インナー・スリーブでは、Future Discのスティーヴ・ホール(Steve Hall)とA&Mスタジオのバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)の連名になっているのである。
これはおそらく、当初、ゲフィン(David Geffen)がボツにしたときにマスタリングしていたのがスティーヴ・ホールで、ポリグラムに引き渡された後、マーキュリーからリリースする際にマスタリングしたのがバーニー・グランドマンだったということだろう。
リマスタリングになるので、両面ともマトにREがついている。
実際、カッティングがバーニー・グランドマンだということは、送り溝の筆跡から明らかだ。

これでもかというくらい5をひっくり返したような2が並んでいる(笑)
さて、まもなく新年だ。
新年のご挨拶は明日するとして、みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
ラベル:DONNA SUMMER