2023年05月31日

1979年のCBS SONY~相本久美子『お熱いのはお好き?』

全仏オープンは、昨日のダニエル選手の圧倒的強さ(オコネル選手に、6-0 6-2 6-4のストレート勝ち)にも吃驚したが、今日の西岡選手の大逆転勝利(JJ.ウルフ選手に1-6 3-6 6-4 6-3 6-3)にも吃驚だった。
2セット・ダウンになったときには、このまま負けるかと思ったよね。

明日は、ダニエル選手がアルカラス選手(現在、世界ランキング第1位)と対戦する。
どんなゲームを見せてくれるのか、実に楽しみなのである。

ところで、3日前のことになるが、相本久美子さんが誕生日だと、TLでささも教授に教えてもらったので、唯一持っているこのレコードを引っ張りだした。


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1979年6月21日にリリースされた9枚目のシングル『お熱いのはお好き?』(CBS SONY 06 SH 552)である。

高校生の頃、好きだったんだよな~

同級生に彼女によく似た子がいてさ。
その子を好きになったから相本久美子さんが好きになったのか、相本久美子さんを好きだったからその子を好きになったのか、どっちだったか憶えてないけど、そんな甘酸っぱい思い出もあったり。

別に付き合ったとか、そういうことはなかったんだけどね。
あっ、でも、大学のとき、一度デートしたことはある。
それだけで満足しちゃった。
ただの憧れだったんだろう。

って、ボクの思い出話なんてどーでもいいよね(笑)

このレコードのことを記事にしている理由はこれである。


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透けるんである。

1970年代前半のCBS SONYプレスは透けるというのは記事にしたことがある(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-01-18)が、1979年でも透けるのね。
同じ頃のCBS SONYのレコードを何枚か見てみたが、やはり透けていた。

とはいえ、Victorみたいに、ずっと透けていたというわけでもなさそうだし、CBS SONYの半透明盤事情については、ちゃんと調べた方がよさそうだ。
ラベル:相本久美子
posted by 想也 at 00:01| Comment(6) | 国内盤研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月29日

やっぱレコードもろオモロい

月刊誌『stereo』に田中伊佐資さんが連載している「ヴィニジャン」をまとめたムック本の第三弾『やっぱレコードもろオモロい:ヴィニジャンが知りたかった山ほどのこと』(https://amzn.to/3SQYMIx)が、発売日の今日、届いた。


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すぐにでも読みたい気持ちはあるのだが、昨日から、全仏オープン・テニスが始まっている。
スポーツ観戦は、やっぱりリアル・タイムで観ないとねぇ・・・
まもなく、ダニエル選手の試合が始まる。
どうせならじっくり(場合によってはアナログまわりをいじったり、登場するレコードを聴いたりしながら)読みたいので、週末になるかなぁ。

それでも、とりあえず、「はじめに」だけは読んだ。
表紙の写真を撮られた写真家の平間至さんの話が出てくるのだが、ボクも、最近になってようやく、その境地が理解できるようになってきた。

ボクの場合、歩いて40分ではなく、車で駅まで行って、電車に乗り、電車を降りてから徒歩の合計40分だが、店主と話をしながら試聴をしてレコードを選ぶという買い方をするお店が、ボクにもできた。
町田のデア・レコーズである。

そんな風にレコードを選ぶので、まったく聴いたことのないアーティストのレコードを買うことも多い。
先日も(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-05-02-1)一枚、「名前はなんとなく聴いたことがある」程度のアーティストのレコードを買ってきた。

センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(The Sensational Alex Harvey Band)が1976年にリリースした6作目のスタジオ・アルバム"SAHB Stories"である。


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日本盤もリリースされているようだが、これはUKオリジナル(SAHB Stories)だ。
EMIプレスのマトはA-1/B-1、送り溝にはHTMと手書きされていて、アビー・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)のハリー・モス(Harry Moss)によるカッティングであることがわかる。

ジャンル的にはハード・ロックに属するのかもしれないが、ブルースやブギの要素も盛り込まれていて、シアトリカルだったりするところもある。
かなり気に入ってしまって、他のアルバムも聴いてみたくなっている。
もちろん、アナログでね(笑)
posted by 想也 at 20:45| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月27日

Carpenters, Now & Thenの日本初回盤

カーペンターズ(Carpenters)が1973年にリリースした5作目のアルバム"Now & Then"については、これまでにも何度か取り上げたことがあるが、いずれもUSオリジナルに関連する記事だった。

今日は、日本盤(キング・レコード GP-220)に関する話題である。

「日本盤もなかなか良い音だよ」という話を聞いたので、その辺にゴロゴロ転がっている安いレコードだし、試しに買ってみたところ、確かに悪くない。
USオリジナルに比べると多少硬質な感じはするが、十分に良い音である。
日本盤も、アナログで名盤を聴く喜びを十分に味わわせてくれるものだと思う。

それでも、まぁ、やっぱり鮮度的に落ちるのは否めない。
そう思っていたところ、ボクが最初に手に入れた日本盤は、レイト・プレスであることが判明した。
グリーン・レーベルなら初回盤でいいんだろーと思ってたら、違うのだ。

とはいえ、日本盤だし、多少違うとしても、それほど違わないだろうと思っていたのだが、偶々ちょっと特色のあるファースト・プレスと出会ってしまった。
これが、だいぶ鮮度感が違うんである。
ってことで、最近、よく、この日本盤を聴くのだ。


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ちょっと特色があるというのは、こういうことである。


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レーベル上に「見本品」というスタンプが押してあるのだ。

もちろん、このレコードにも、ホワイト・レーベルの見本盤が存在する。
だから、うちのは、おそらく、追加で見本盤が必要になったときに、通常盤にスタンプを押して間に合わせたものだろう。
実際、スタンパーもSide 1で10、Side 2で4と進んでいる。
先日、すろはん先輩がTLで紹介していたホワイト・レーベルの見本盤は、両面ともスタンパーは1だそうだ(うらやましー)。

とはいえ、うちの「見本品」も、マトにアルファベットの入っていない初回ラッカーなので、音の違いはそこまで大きくはないと思う。
レイトは、マトにアルファベットが入るカッティング違いだから、だいぶ音が変わる。

ちなみに、うちの「見本品」初回盤と、マトにアルファベットのCが入るレイト盤では、送り溝の広さもずいぶん違う。

Side 1で比較してみよう。


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初回盤の送り溝の広さは、22.5mmほどある。


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レイト盤の送り溝の広さは、16.5mmしかない。

ちなみに、レイト盤は、レーベルのタイトルとアーティスト名のレイアウトも違う。
初回盤は"Now & Then"と"Carpenters"が横並びで引用符で挟まれていた(引用符がいまひとつ不恰好に見えるのは、後からCarpentersの方をロゴに差し替えたせいだと思う。)が、レイト盤では、縦並びに変わる。


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そういえば、このレコードのホワイト・レーベル見本盤には、ひとつ謎がある。

Discogsに登録されているホワイト・レーベルの見本盤(2023年5月27日現在、しばらく前から、ヤフオクにも出品されていて、ぐるぐるまわっているのだが、高くて買えない。)のレーベル上に表記されているSide 1のマスター番号がSALBt 685なんである。
Side 2のマスター番号はおそらくSALBt 686だろう。

通常盤のマスター番号は、SALBT 687/SALBT 688だ。
数字部分が違う上に、最後のTが小文字と大文字という違いもある。
(ちなみに、すろはん先輩のホワイト・レーベル見本盤は、通常盤と同じマスター番号のものだ。)

マスター番号が違うってことは、マスターテープ違いってことだよねぇ?
いったいどんな違いがあるって言うんだろう?

ヤフオクでぐるぐるまわってるんだから、買えば確かめられるのだが、さすがにこれに18,000円出す気にはなれないのである。
ラベル:CARPENTERS
posted by 想也 at 23:02| Comment(0) | Carpenters | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする