2023年06月30日

6月最後の日~カルメン・マキ&OZ

気になるウインブルドン予選だが、ダニエル選手は3回戦で敗退してしまった。
本戦には出場できないのかーと思っていたら、なんとラッキー・ルーザーで出場できるという。
今日は本戦ドローの発表なので、確認してみたら、日本人選手がなんと5人も本戦に出場する。

現時点で世界ランキング27位の西岡選手がストレートインのほか、予選勝ち上がりで望月選手と島袋選手、それからダニエル選手のほかにも綿貫選手がラッキー・ルーザーで本戦に出場するのだ。
ボクはダニエル選手が贔屓なのだが、望月選手なんか、2019年にはジュニアのウインブルドン・タイトルをとっているから、台風の目になってくれるとおもしろい。

ウインブルドンに並行して、ツアー復帰を着々と進めている錦織選手は、ミシガン州ブルームフィールド・ヒルズで行われるチャンレンジャー大会に出場する。
この錦織選手の復帰第二戦もWOWOWで配信してくれるというからありがたい。
来週は寝不足になるなぁ(笑)


さて、6月最後の日である。

6月には必ず聴かないといけないレコードを、今年はまだ聴いていなかったことを思い出したので、引っ張り出してターンテーブルに載せた。


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ボクはこのレコードを二枚持っているのだが、ジャケットに違いがあって、前後関係があるんじゃないかという話は、昔記事にしたことがある。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2017-06-30

もう6年も前になるのか・・・

当時は、スタンパーが微妙に若いことから、前後関係を推測していたが、いまやボクにはPMの知識がある。
はっきりくっきり判定できるに違いない。

ってことで、レイトと思われるほうの盤の送り溝をのぞいてみる。


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工場識別記号かなんかだと思われる〇で囲まれたKを除いて、PMは、B0KJHD9K8である。
1978年11月に最初に使用されたスタンパーが、79年4月、8月、10月、11月と使いまわされて、80年2月にプレスされたものであることがわかる。
(ポリドールのPMについては、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-07 をどうぞ。)
このレコードの発売日は1975年1月21日だから、リリースから5年も後の、さんざん使いまわされたスタンパーでのプレスだ。
トホホ・・・
まぁ、レイトの方だから、いいか。

気を取り直して、初期プレスと思われる方の送り溝をのぞいてみると・・・


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は?D9K8?

1978年11月に一度使用されたスタンパーで、翌79年4月にプレスされたものだったである。
確かに、レイトと判断したものよりは早いが・・・
リリースから4年も経った後の、しっかりレイト・プレスなのであった(涙)

このレコードは、初期プレスが欲しいなー
どこかで良い出会いがありますように。
posted by 想也 at 21:34| Comment(8) | 国内盤研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月28日

マトより大切なもの~The Who, My GenerationのUKオリジナル

チャンレジャー大会とはいえ復帰戦でいきなり優勝という錦織選手に関する嬉しいニュース(もちろん、WOWOWのオンデマンドで全試合観戦した。)から10日ほど経ったが、今週からウインブルドンの予選が始まっている。
錦織選手は出場しないが、先日世界ランキング24位とキャリアハイを更新した西岡選手は当然ストレートインで、ダニエル選手は予選から本選出場を目指す。
で、一昨日、予選一回戦を突破。
予選なんて観戦できないと思っていたら、ウインブルドンのオフィシャルYouTubeチャンネルでフルで観られた(アーカイブがあるので今でも観られる)のはラッキーだった。
でも、今日のダニエル選手の予選二回戦はスタジアム・コートじゃないから、観られないんだろうな・・・

自分がテニスをする時間も増えているので、ホント、最近は、自由になる時間のほとんどをテニス関連で使っている気がする。
昔から好きだったけど、こんなにテニスが好きになるとは(笑)

さて、テニスの話題はこのぐらいにして、レコードの話をしよう。

昨日6月27日は、ザ・フー(The Who)のベーシストだったジョン・エントウィッスル(John Entwistle)の命日だったので、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


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1965年にリリースされたザ・フーのファースト・アルバム"My Generation"のUKオリジナル(Brunswick LAT 8616)である。

20数年前、オリジナル盤を集め始めた頃に入手したもので、確か当時は、初回マトについての情報はなかった(少なくともボクは知らなかった)。
うちのは1B/2Bなのだが、これが初回マトでいいのかなーと思っていたら、わりとすぐに、1B/1Bが存在するという情報が入ってきた。

うちの盤については、そこでセカンド・プレス判定をしたまま、現在に至る。
たまに1B/1Bの盤を買おうかなーと思うこともあるのだが、状態と価格のバランスで、購入に踏み切れるようなものにはなかなか出会わない。

で、昨日、なんとなくDiscogsを見ていたら、マトは1B/2Bでもいいんじゃないかって気がしてきた。
ストーンズ(The Rolling Stones)もそうだけど、DECCAはEMIと違って、ラッカーをバンバン切る。
"My Generation"だって、最初から、2枚のラッカーを切ってた可能性もあるんじゃないか。

うちの1B/2B盤のSide 1(マト1Bの方)のマザー/スタンパーは、2B/Iである(2BのBは逆さ打ちで、Dや0に見えるので、Discogsにある2Bや2Dや20の登録は全部同じものだと思う)。
Discogsには、Side 1のマザー/スタンパーがこれよりも進んでいる1B/1Bの盤も登録されているんである。
(ちなみに、Side 2のマト2Bの方のマザー/スタンパーは1/Cだ。)

それに、どうやら、Brunswickレーベルに3つのバリエーションがあって、ファースト・レーベル、セカンド・レーベル、サード・レーベルに区別できるらしいのだが、うちのは、その区別では、ファースト・レーベルなんである。


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まず、上部リムが"ORIGINAL RECORDING AND LICENSED BY DECCA RECORDS INC. NEW YORK U.S.A."である。


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これは、セカンド・レーベルでも同じだが、サード・レーベルだと "Original recording and licensed by DECCA RECORDS a division of MCA Inc. New York U.S.A."にかわる。


それから、右側中央のレコード番号"LAT. 8616"の上に"M/T"というタックス・コードが印刷されている。


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これはセカンド・レーベルではなくなり、サード・レーベルにもない。


さらに、左側中央にⓅ1965がある。


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セカンド・レーベルでは、Ⓟ1965はレーベル下部に移動し、サード・レーベルも同じである。


マトに2Bが混じってても、このファースト・レーベルならファースト・プレスでいいんじゃないかなー
ラベル:The Who
posted by 想也 at 18:37| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月25日

HBD ジェフ

ブログの更新も、なんだか毎週末から隔週末になりそうな雰囲気である。
仕事がとくに忙しくなったわけではないのだが、最近ちょっと時間の使い方が変わってきて、音楽を聴く時間自体が減っているのだ。

まぁ、でも、完全に潜ってしまうことはないと思うので、ながーい目で見てくださいませm(_ _)m


さて、6月24日は、ジェフ・ベック(Jeff Beck)の誕生日である。
TLにも、彼のレコードが溢れていたが、ボクも当然、彼のレコードをターンテーブルに載せるのである。


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大名盤"Blow by Blow"に続いて、翌1976年にリリースされた、これまた大名盤"Wired"のUSオリジナル(Epic PE 33849)である。
(このレコードについては、すでに、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2017-03-19 で記事にしている。)

大名盤なので、ジェフ・ベック追悼特集号だったギター・マガジン2023年4月号の「ジェフが残した作品たち」として編集部が選んだ6枚の中にも入っている。


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いやぁ、この追悼特集号は力が入っていたよねぇ。
本体も永久保存版だけど、付録小冊子「ジェフ・ベック名演選 特別譜面集」も永久保存版で、使うときには、そのまま使って汚したりしないように、コピーして使うだろうな(笑)

それはそうと、「ジェフが残した作品たち」のページで使われている"Wired"のジャケット画像が、日本盤のうえに、1979年の再発盤(Epic 25·3P-59)てのは、どうなの?
日本盤でもいいけど、せめて初回盤のジャケットを載せればよかったのに。

まぁ、でも、WEBでは、紙ジャケ探検隊の記事が公開されてるからいいか(笑)

https://guitarmagazine.jp/article/2023-0323-jeff-beck-wired-design/

さっき気づいたのだが、この記事の「ヤン・ハマーはNemperorレコーズの所属だ、とのクレジットも追加。」というのは濡れ衣である。
このクレジットは、初回盤ジャケットでも、4枚並んだ画像の左上にある。
だから、正確には「追加」ではなく「移動」である。
ヤン・ハマー(Jan Hammer)の名前が追加されたのは、4カ所ではなくて3カ所だ。
まぁ、だからといって、紙ジャケ探検隊の言う「オレがオレがオレが作った、このヤン・ハマー様の作品なのだ!」感が薄まるかといえば、そんなことはないのだが(笑)

ところで、クレジットの追加といえば、セカンド・ジャケットで"Play With Me"のクレジットに"Narada Michael Walden - Drums"が加えられたのだが、これって、単に、初回盤ジャケットではミスで落ちちゃってただけなんだろうか?
ちょっと気になるのである。
ラベル:JEFF BECK
posted by 想也 at 00:48| Comment(0) | Jeff Beck | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする