侍ジャパンが3回目のWBC制覇を果たして大いに盛り上がった2023年大会のテーマソングは、ご存じのとおり、ジャーニー(Journey)の"Separate Ways"だったが、あれは失恋の歌なわけで、もっと良いのがあるんじゃないかというわけだ。
草野さんの選曲は、ボクの知らないものばかりだったのだが、最後にイチオシとしてオン・エアされた曲はよく知っていた。
エイジア(Asia)の"Go"である。
確かに、これは合うわ~
こっちの方が良かったんじゃないかと思ってしまう。
で、当然のことながら、アナログで聴きたくなる。
”Go”は、1985年にリリースされたサード・アルバム"Astra”のリード・シングルとしてリリースされたものだが、シングルは持ってないので、"Astra"を引っ張りだす。
2枚出てきた。
日本盤(CBS/SONY 28AP 3120)とUSオリジナル(Geffen Records GHS 24072)だ。

残念ながら、うちの日本盤には初回特典のカラーロゴステッカーが付いていないので、初回盤ではなく、マトはA1/B1ではあるものの、マザー/スタンパーは1 A 13/1 A 22とそこそこ進んでいる。
それでも、送り溝にはMASTERDISK刻印があるし、音質的には最強のはずの輸入メタルによる日本プレスだ。
最初は、もうこれでいいやと思っていたのである。
しかし、あるとき(もう20年くらい前ですけどね 笑)、このレコードのマスタリングが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)とグレッグ・フルギニティ(Greg Fulginiti)の連名であることに、ボクは気づいてしまった。

MASTERDISK RL刻印盤というのも存在するんじゃないかと探してみたら、USオリジナルには、東海岸のスペシャルティ・レコーズ・プレスでも西海岸のアライド・レコード・プレスでも、基本的にMASTERDISK RL刻印がある(ちなみに、UK盤には、日本盤同様、RLのサインはないようだ)。
うちのはマトSH1/SH1のアライド・レコード・プレスだが、両面にしっかりMASTERDISK RL刻印が確認できる。

どちらも、MASTERDISKカッティングだし、あんまり違わないかと思いきや、うちの二枚で聴き比べる限り、かなり違う。
低域の沈み込みとか高域のキレとか、MASTERDISK RL刻印盤に軍配があがる。
つまりは、USオリジナルがRLカッティングなのに対して、日本盤はGFカッティングだということなんだろう。
安レコだし、日本盤しか持ってないという人は、USオリジナルも買ってみるといいと思うよ。
ラベル:asia