説明文を読むと、どうやらマシュー・モディーン本人が関与したオークションらしい。
2月15日が映画公開40周年の記念日だったのね。
そういうことなら、このレコードのUSオリジナル(Geffen Records GHS 24063)はボクも持っているし、お祝いに聴かないとね。

青春時代が蘇るなぁ(笑)
マスタリングはArtisan Sound Recordersで行われていて、音も素晴らしい。

(送り溝のArtisanロゴ)
カッティングはグレッグ・フルギニティ(Greg Fulginiti)で、裏ジャケットにクレジットされている。
このレコードには、一つおもしろいことがある。
Side 2の送り溝に、こんなフレーズが刻まれているのだ。
(写真だと全部をうまく写せなかったので、動画でご確認ください。)
"THANK YOU JOHN DAVID KALODNER"と刻まれていることが確認できる。
Discogsを見る限り、この落書き?は、西海岸のAlliedプレスにしかなく、東海岸のSpecialtyプレスには存在しないようだ。
この落書き、いったい誰が書いたんだろう?
"JOHN DAVID KALODNER"=ジョン・カロドナーは、このレコードでは裏ジャケットにExecutive-Producerとしてクレジットされているが、 Geffen RecordsのA&Rだった人物だ。
WIKIを見ると、サミー・ヘイガー(Sammy Hagar)をソロでの成功に導いたとある。
落書きのあるのはSide 2で、彼の楽曲"I'll Fall In Love Again"が収録されているのもSide 2だ。
しかも、彼は過去に、ソロ・アルバムのマスタリングをArtisanのグレッグ・フルギニティに依頼している。
こうした情況証拠から、勝手に想像してみる(笑)
馴染みのエンジニアがカッティングするというので、自分の楽曲のチェックにぶらっと立ち寄ったついでに、彼はきっと、ふとした思いつきで、このレコードのExecutive-Producerでもある世話になったA&Rへの感謝の気持ちを、送り溝に刻んだのだ。
Alliedプレスにしか存在しないのは、たまたま彼が立ち寄ったときにカッティングが終わっていたのが、Allied向けのラッカーだけだったってことかな。
さて、真相やいかに?