2025年03月10日

Laura day romance『合歓る - walls』

Laura day romanceのことは、2月20日放送のTHE TRAD@TOKYO FMへのゲスト出演で知った。

ボーカルの井上花月さん、ギターの鈴木迅さん、ドラムスの礒本雄太さんからなるスリー・ピース・バンドなのだが、そのときオンエアされた『プラットフォーム』がなんだか妙にノスタルジックで、ボクの琴線を思いっきりかき鳴らした。

このMVがまた、70年代的雰囲気満載である。





聴いていると、中学時代、高校時代、大学時代のあれこれが思い浮かんで、ものすごーく切なくなってくる。

半年前に先行リリースされた『渚で会いましょう』も、質感は似ていて、やっぱりノスタルジックだ。





4カ月前に先行リリースされた『Amber blue』のMVはかなりシュール(笑)
電車に巨大なカタツムリの群れって・・・
しかし、まぁ、ひっかかりまくるよね。





『渚で会いましょう』『Amber Blue』『プラットフォーム』が収録されたサード・アルバム『合歓る - walls』は2月5日にリリースされているのだが、配信限定ということで、いまのところフィジカルのリリースはない。

ボクはとりあえず、リビングではApple Musicのロスレス配信で、モバイルではSpotifyで聴いているが、このアルバムはアナログでリリースして欲しいなぁ。

『合歓る - walls』は前後編にわたるニュー・アルバムの前編ということなので、後編が出たところで二枚組でのフィジカル・リリースってのがあるのかな?
そのときにアナログもリリースされることを期待しよう。


こちらは、中央の写真だけが入れ替えれらる『合歓る - walls』full songs movie。





こういう手もあるのか。

あっ、最後に紅茶が引き上げられた(笑)
ラベル:Laura day romance
posted by 想也 at 21:40| Comment(0) | アナログ化を求ム! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Boston, BostonのUSオリジナル

3月9日は、ボストン(Boston)のボーカリスト、ブラッド・デルプ(Brad Delp)の命日だった。
そして3月10日は、トム・ショルツ(Tom Sholz)の誕生日だ。

ってことで、2日連続で、このレコードを聴いている。


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1976年8月25日にリリースされたボストンのファースト・アルバムのUSオリジナル(Epic PE 34188)である。


ブラッド・デルプの命日の関係なのか、まったく無関係なのかわからないが、9日朝のこと、シールド(未開封新品)だからなんだろうけど、このレコードが750ドル(11万円超!)で落札されたというPopsikeのポストが、TLに流れてきた。

いくらシールドとはいえ、750ドルはないだろー
って、まぁ、どうしても欲しい人が二人以上いれば、おのずと落札額が吊り上がるのがオークションの世界、そういうこともあるよね。

ただ、気になったのが、セラーが「ファースト・プレス」を謳っていたことだ。

その出品物には二枚のステッカーが貼られていたのだが、そのうちの一枚は、"BOTH HITS"として"LONG TIME"と"MORE THAN A FEELING"の収録を告知するものだった。
"MORE THAN A FEELING"は、1976年8月25日のアルバム・リリース後わりとすぐに(76年9月)シングル・カットされたのでいいとしても、"LONG TIME"のリリースは翌年1977年1月だし、Billboard Hot 100で最高位の22位を記録したのは同年3月5日だという。
つまり、このステッカーが貼られて出荷されたのは、どんなに早くても1977年2月のはずである。

一方、アルバムは、RIAAによって、1976年10月26日にゴールド、同年11月22日にはプラチナ認定されている。
1977年2月時点では、すでに100万枚以上売り上げているのだ。

発売後半年も経っていて、すでに100万枚以上売り上げた後のプレスでも、まだ「ファースト・プレス」って・・・

このアルバム、価格改定があった関係で1977年には品番がPE 34188からJE 34188に変更されるので、JE 34188を再発として、PE 34188ならオリジナルだというのなら、とくに異論はない(異論を唱える人もいるかもしれないが、ボクはそこまで厳格ではない 笑)。
しかし、PE 34188なら全部ファースト・プレスだと言われると、そりゃ違うだろーと言いたくなる。

裏ジャケットに明記されているように、このレコードのファースト・プレスは、キャピトル・スタジオのウォーリー・トラウゴット(Wally Traugott)によるカッティングである。


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しかし、考えていた以上に爆発的に売れたということのようで、ウォーリー・カッティング盤は相対的に少ない。
Discogsの登録をざっと見る限り、末尾1-Gあたりまでのようだ。
その後は追加カッティングだろうから、それはもうセカンド・プレスだろう。

ってことで、このレコードのファースト・プレスは、次の条件を満たしている必要がある。

①品番がPE 34188であること。


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②両面とも、マトが1-Gまでであること。


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(これはSide 1で、Side 2は1-Bである。)


③両面にMASTERED BY CAPITOL刻印があること。


20250309-5.jpg


④両面にWlyのサインがあること。


20250309-6.jpg


まぁ、②を満たせば、たぶん③も④も満たすと思うけど。


ちなみにマト1H以降は、Discogsを見るとAZ刻印があるようで、どうやらAllen Zentz Masteringでカッティングが行われているようなのだが、どこまでAllen Zentzの仕事なのか不明である。

Allen Zentzカッティングの音にはちょっと興味があるのだが、誰かウォーリー・カッティングと比較したことのある人っているかなぁ?


R.I.P.

posted by 想也 at 20:00| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする