スガシカオさんなんか、正午に、「今日は一日中、#PRINCE を聴きます」なんてポストしていた。
ボクは熱心なファンというわけではないので、一日中プリンスを聴くなんてことはないが、一番よく聴いたアルバムを引っ張り出して追悼するくらいにはファンである。
ってことで、このアルバムをターンテーブルに載せた。

1984年6月25日にリリースされた彼の6作目のスタジオ・アルバム"Purple Rain"のUSオリジナル(Warner Bros. Records 1-25110)である。
このレコードのことは、8年前にも記事にしたことがあるが(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2017-07-16.html)、ついでに触れた程度であまり詳しく書いてないので、あらためて紹介することにしよう。
うちのUSオリジナルは、見てのとおり、限定盤だった紫のカラー・レコードではないが、ポスターも付属している(上に載っているのはインナー・スリーブ)。

マトはSH2/SH1のアライド・プレスで、素晴らしい音で鳴る。
名手バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングだからである。
BGマスタリングであることは、インナー・スリーブに明記されている。

小さい字で筆記体なので読みにくいが、"Purple Rain"の歌詞のすぐ上に、"Originally Mastered By Bernie Grundman"とある。
実際にBGがカッティングしていることは、送り溝の筆跡で判定できる。

5をひっくり返したような2は、BGの筆跡で間違いない。
Discogsを確認すると、西部アライドと東部スペシャルティのメイン工場のプレスでマト8くらいまで存在するし、それ以外にウインチェスターやジャクソンヴィルといったキャピトル系の工場のプレスまで含めると、相当数のカッティングが行われたようだが、BGのことだから、やっぱり全部一人でカッティングしたのかな?
そうそう、それから、このレコード、透けるんである。

個人的には、紫のカラー盤より、この半透明盤の方がうれしい(笑)
8年前に記事にしたときには、「うちの盤も透ける」という反応をあまり見なかった気がするし、Discogsにも、半透明盤だという記述は発見できないから、このレコードの半透明盤、あんがいレアなのかもしれない。
そうだとしたら、さらにうれしい(笑)