あらたにCSM工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2020年6月10日追記)
あらたにSP工場プレスのMatrix情報とジャケット情報をいただいたので追記しました。(2020年8月17日追記)
あらたにCSM工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2024年1月27日追記)
2年くらい前までは、US盤工場違いの聴き比べなんて足を踏み入れちゃいけない世界だと思っていたのに、いまのボクは、紙ジャケ探検隊がまき散らす感染力の強力なコレクターズ・ウイルスにすっかり侵されてしまっている。
US盤がオリジナルのレコードの場合、もちろん思い入れのあるレコードに限られはするが、どこがオリジナル工場なのかを突き止めないではいられない身体になってしまったのである(笑)
で、イーグルス(Eagles)の『ホテル・カリフォルニア(Hotel California)』だ。
いろいろ掘っているのだが、どこがオリジナル工場なのか、いまだにわからない。
そんなときは、いったん立ち止まって先輩諸氏からの助言をいただくのが得策である。
ってことで、これまでにわかったこと、推測(妄想? 笑)したことなんかを、とりあえずまとめてみることにした。
まずは基本的なところの確認である。
このレコードは1976年12月8日にアサイラム・レコ―ズ(Asylum Records)からリリースされたが、そのときのレコード番号は7E-1084だ。
数字が若いうえにDiscogsでは初盤と同じ1976年にリリースされたことになっているのでたまに混乱している人がいるが、手元のGoldmineによれば、6E-103は1977年の再発である。

日本初盤(ワーナー・パイオニア P-10221Y)とUSオリジナル(Asylum Records 7E-1084)3枚。手前は2011年DSDマスター使用の日本製SACD(ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-14165)。
さて、では、工場違いの話に入ろう。
Discogsをみると、初盤である7E-1084は、レコード・クラブ盤をのぞいて、次の4つの工場でプレスされていることがわかる。
1. 東部ペンシルヴェニアにあるスペシャルティ・レコ―ズ(Specialty Records)―SP
2. 中部インディアナのリッチモンドにあるPRCレコーディング・カンパニー(PRC Recording Company)―PRC
3. 西部カリフォルニアにあるコロンビア・レコ―ズのサンタ・マリア工場(Columbia Records Pressing Plant, Santa Maria)―CSM
4. 西部カリフォルニアにあるPRCレコーディング・カンパニー(PRC Recording Company)のコンプトン工場―PRCW
(どこの工場でプレスされたかは、SP、PRC、CSM、PRCWという略号がレーベル上に明記されているので、すぐにわかる。)
PRCのコンプトン工場は75年12月にオープンしたばかりの工場で、76年12月リリースの初盤の時点でプレスを依頼していたかは疑わしい。
コンプトン工場はサンタ・マリア工場の後を受けてアサイラムの西部メイン工場になるところのようだし、Discogsを見るとコンプトン工場の盤はMatrix末尾8以降のようなので、77年以降に(多少重なっている期間があるかもしれないが)サンタ・マリア工場の後をうけてプレスを行った工場だと考えるのが合理的だと思う。
PRCのリッチモンド工場のほうは初盤からプレスしていただろうが、中部をオリジナル工場とする根拠はまったくないので、除外していいだろう。
残るは、西部CSM工場と東部SP工場である。

東部SP工場産のレーベル

西部CSM工場産のレーベル
アサイラムはもともと西部ロサンジェルスの会社だが、73年8月にニューヨークのエレクトラ・レコ―ズ(Elektra Records)と統合している。
しかも、統合後レーベル上に表記されるエレクトラ/アサイラムの住所は、当初はエレクトラのニューヨークの住所だったし、74年にはロサンジェルスの住所にかわるがその住所は元々エレクトラの西海岸オフィスのあったところである。
アサイラムは西部の会社だから西部CSM工場がオリジナルと考えるのが素直かもしれないが、アサイラム・レーベルでのリリースについても、エレクトラが強い影響力を及ぼしていたとすると、東部SP工場がオリジナルということも十分に考えられると思うのである。
エレクトラ/アサイラム内部のこの攻防こそが、オリジナル工場の確定を迷わせる最大の要因なのだ。
そして、ボクは現在、SP工場オリジナル説にかなり傾いているのである。
その理由は4つある。
一つずつ見ていこう。
その1 ジャケットの謎
ホテル・カリフォルニアのジャケットには、ほんのちょっと違っているだけだが、二つの種類がある。
裏ジャケ下部の住所表記の部分が違っているのだ。
一つはフォントが大きく(したがってその分長い)最後のワーナーロゴが小さいタイプ(タイプAと呼ぶことにする)で、もう一つはフォントが小さく(したがってその分短い)最後のワーナーロゴが大きいタイプ(タイプBと呼ぶことにする)である。
ボクの手持ちでは、CSM工場産の二枚がタイプAでSP工場産の一枚がタイプBだった。

上がSP工場産のタイプBで下がCSM工場産のタイプA
タイプAのほうはCalifornia 90069.とA Division ofの間にスペースがあるので、クレジット全体の長さと合わせると、遠目でもタイプAかタイプBかの判定は簡単にできる。
つまり、Discogsやオークションでの地引網調査ができる。
もっとも、地引網調査の過程で、ショップが出品しているオークションなどではジャケット写真の使いまわしもあることが判明したので、オークションでの確認については、使いまわしでないことが明らかなもののみに限定した。
地引網調査でボクが確認した限りでは、タイプAはCSM工場産にしかない。
SP工場産、PRC工場産、PRCW工場産は最初からタイプBのようだ。
西部も最終的にはタイプBになる(6E-103になると西部はPRCW工場産になるがすべてタイプBである)ことからすると、タイプAが初回ジャケットと考えることができそうである。
こういうときに参考になるのは日本盤だ。
ジャケの変更があったとき、日本には変更前のジャケットデザインが送られ、ずっとそれで製造されることがよくある。
ってことで、日本盤を見てみると・・・

一番下に日本盤を追加
ほらタイプAだ。
これでSP工場産もPRC工場産も最初はタイプAだったということなら、すんなり初回ジャケはタイプAということで問題解決なのだが、上記のようにSP工場産やPRC工場産にタイプAはなさそうなのである。
仮にあったとしても、さしあたり見つからなかったことからして、ごく初期のみで少数しか存在しないんだと思う。
しかし、はたしてこんな微妙なマイナーチェンジをリリース後にわざわざするもんだろうか?
※ツイッターでSP工場産の盤(マトは7E 1084 A-1 RE SP/7E 1084 B RE SPとのこと)がタイプAのジャケットに入っているものをお持ちだという情報をいただいた。
しかし、それがリリース当時に新品を買ったワンオーナーものだというのなら、ただちにSP工場産も最初はタイプAだったという結論が導けるが、中古で購入したものの場合、バカ売れしたレコードであるだけに中古レコード屋さんのところで入れ替えがあった可能性が否定できず、ただちに結論を導くことはできない。
SP工場産やPRC工場産も最初はタイプAだったという結論を導くためには、ある程度の確率でタイプAのジャケに入ったSP工場産やPRC工場産の盤が見つかる必要があると思う。
ってことで、そういう組み合わせのものをお持ちの場合は、ぜひ情報提供を御願いします。
(2018年10月21日追記)
※この記事のコメントで、SP工場プレスの盤でタイプAのジャケットに入っているものをお持ちの方から情報をいただいた。
リリースから間もない頃に、新品を購入したものだという。
ということは、SP工場プレスの盤も、最初はタイプAのジャケットに入っていたということだろうか?
もちろん、その可能性はあると思う。
もっとも、タイプAのジャケットに入っているSP工場プレス盤はほとんどみかけないから、仮に、SP工場プレスでも当初はタイプAのジャケットが使われていたとしても、本当にごく初期だけだったんじゃないだろうか。
しかし、ボクは、別の可能性を考えている。
というのも、今回の情報は、「日本に輸入盤として入ってきたもの」の情報だからである。
周知のように、当時アメリカから日本への輸入盤は西海岸から船便で届いていた。
つまり、当時日本に入ってきたのは基本的にCSM工場プレスの盤だったはずだ。
そこにSP工場プレスが混じるというのは、たぶん、CSM工場での生産量だけでは輸出に必要な量に到達せず、東海岸のSP工場から(場合によっては中部のPRC工場からも?)調達したということだろう。
盤とジャケットは別工場で製造するものだから、そのとき、盤だけをSP工場(あるいはPRC工場)から調達し、ジャケットは手許にあるものを使ったということも起こり得たんじゃないかと思うのである。
そんな風にして、タイプAのジャケットに入ったSP工場プレス盤が生まれたんじゃないだろうか。
真相はわからないが、あながち荒唐無稽な妄想でもないと思うのだがどうだろう?
(2020年8月17日追記)
文字フォントを小さくしてワーナーロゴを大きくするということ自体の意図はよくわかるし、最終的にタイプBに統一されていくことからしても、タイプBが完成型だと思うのだが、タイプAでのリリース後にわざわざ変更するほどのものとも思えないのである。
むしろ、初盤の時点ですでにジャケはタイプBってことに決定していたのに、西部にはそれが伝わらずにタイプAで製造してしまったと考えるほうが合理的な気がする。
つまり、この点の最終決定は東部で行われたんじゃないだろうか(下部のクレジットの細かい点なので、アーティストの意向を確認する必要性はなかったと思う)。
東部にジャケットについての最終決定権があったとすると、オリジナル工場も東部SP工場だったという可能性も否定できないと思うのである。
その2 Matrix末尾
Matrix末尾に目を向けてみよう。
手持ちのSP工場産は、7E 1084 A RE SP/7E 1084 B RE SPで末尾に数字はない。
CSM工場産のほうは、一枚が7E 1084 A-4 RE CSM/7E 1084 B-5 RE CSMで、もう一枚が7E 1084 A-10 RE CSM/7E 1084 B-5 RE CSMである。

SP工場産のMatrix。末尾がない。

CSM工場産のMatrix。マト4のほう。
どうも、最初に切られたラッカーがSP工場に、後で切られたラッカーがCSM工場にまわされたようにみえる。
ってことで、これまたDiscogsで地引網調査をしてみると、手持ちも合わせて次のようになっていた。
あらたにCSM工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2018年10月21日追記)
あらたにCSM工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2020年6月10日追記)
あらたにSP工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2020年8月17日追記)
あらたにCSM工場プレスのMatrix情報をいただいたので追記しました。(2024年1月27日追記)
SP工場
7E 1084 A RE SP/7E 1084 B RE SP
7E 1084 A RE SP/7E 1084 B-1 RE SP
7E 1084 A-1 RE SP/7E 1084 B RE SP(A-1の前には何か修正文字が入っているようだが不明)
7E 1084 A-1 RE SP/7E 1084 B-1 RE SP(A-1の前には何か修正文字が入っているようだが不明)
7E 1084 A14 -SP/7E 1084 B14 -SP
CSM工場
7E 1084 A-2 RE CSM/7E 1084 B-4 RE CSM(テスト・プレス)
7E 1084(7E 1028を修正消し後に追記) A-3 RE CSM/7E 1084 B-2 RE CSM
7E 1084 A-5(4を修正)RE CSM/7E 1084 B-2 RE CSM
7E 1084 A-4 RE CSM/7E 1084 B-4 RE CSM
7E 1084 A-3 RE CSM/7E 1084 B-5 RE CSM
7E 1084 A-4 RE CSM/7E 1084 B-5 RE CSM
7E 1084 A-5(4を修正)RE CSM/7E 1084 B-4 RE CSM
7E 1084 A-10 RE CSM/7E 1084 B-2 RE CSM
7E 1084 A-10 RE CSM/7E 1084 B-5 RE CSM
7E 1084 A-4 RE CSM/7E 1084 B-10 RE CSM
PRC工場
7E 1084 A RE-6 PRC/7E 1084 B-7 RE PRC
7E 1084 A-7 RE PRC/7E 1084 B-7 RE PRC
7E 1084 A-11 RE PRC/7E 1084 B-13 PRC
PRCW工場
7E 1084 A RE-8 PRCW/7E 1084 B RE-8 PRCW
7E 1084 A-11 RE PRC/7E 1084 B RE-8 PRCW
以上の情報から、Matrix末尾については、SP工場には無しか1、CSM工場に2から5、PRC工場に6と7がまわされたのだと思われる。
PRCW工場の8以降は(CSM工場の10、PRC工場の11や13、SP工場の14も含めて)追加カッティングなんじゃないかと思うんだがどうだろう?
先にカッティングされたラッカーをまわした工場が必ずしもオリジナル工場というわけではないとしても、SP工場にまわされた盤に末尾がないことはとても気になる。
SP工場の末尾無しのラッカーは、STERLINGのスタジオで最初に切られたもので、バンドのメンバーかあるいはプロデューサーのBill Szymczykがそこで聴いて承認したものなんじゃないか。
このアルバムのレコーディングは、マイアミとロサンジェルスで行われているが、最終的なミックス・ダウンはプロデューサー/エンジニアのBill Szymczykによってマイアミで行われている。
マイアミからマスターテープをもってニューヨークのSTERLINGスタジオに立ち寄ったBill Szymczykが、Lee Hulkoの最初にカットした末尾無しのラッカーを聴いて承認した。
うん、ありそうじゃないか。
もしそうだとしたら、そのラッカーでプレスしたSP工場こそオリジナル工場なんじゃないだろうか。
あらたにいただいたCSM工場のMatrix情報で、A面のマト3では、7E 1028が修正消しされた後に7E 1084が追記されていることが判明した。
7E 1028が最初に"Hotel California"に割り振られたレコード番号だったりすると、いろいろ推測できるのだが、調べてみると1975年にElektraからリリースされたDavid Gatesの"Never Let Her Go"のレコード番号なので、それが最初に"Hotel California"に割り振られたレコード番号だという可能性はないと思う。
"Hotel California"のカッティングと同時期に"Never Let Her Go"のリカッティングでも依頼されていて、間違えて刻んでしまったのだろうか?
でも、"Never Let Her Go"のオリジナルのカッティングはTMLで、STERLINGでリカッティングされた形跡も(少なくともDiscogsを見る限り)ないんだよねぇ・・・
ってことで、この修正がどういう経緯で行われたのかは、ちょっとわからない。
その3 Lee Hulkoのサイン
末尾なし盤が最初に切られたラッカーである可能性を示唆する事実がもう一つある。STERLING刻印に添えられたLee Hulkoのイニシャルだ。
Lee Hulkoがカッティングしたときは、STERLING刻印にLHのイニシャルが添えられる。
彼はBob Ludwigと違って律儀な人で、必ず両面にLHと彫る。

SP工場産A面のSTERLING刻印。LHのイニシャルが彫られている。

SP工場産B面のSTERLING刻印。LHのイニシャルが彫られていない。
CSM工場産についてあらたにいただいたMatrix情報で、A面のマト5とB面のマト10についてLHのイニシャルがないことが判明した。
ってことで、この第3の根拠はみごとに崩されてしまった。
Lee Hulkoさん、きっちりした性格かと思ってたけど、案外うっかりさんだったのね(笑)
(2018年10月21日追記)
その4 エレクトラ勢力の拡大?
ボクがSP工場オリジナル説に傾く最大の理由が、実はこれである。
1976年に入り、エレクトラ/アサイラムにおけるエレクトラ勢力が拡大し、アサイラム・リリースに対するエレクトラ側からの影響力がかなり強まったのではないかと、ボクは考えている。
とはいえ、すでにずいぶん長い記事になってしまったし、この点についての説明はまた別の機会に譲ることにしよう。
まだ仮説を根拠づける証拠が十分にそろえられていないところもあるので、もう少し研究を進めてから記事にしたほうがいい気がしてきたし。
おっと忘れるところだった。
最後に、音質のことを少し。
うちのオーディオ・システムでの、あくまで手持ち盤の比較なので、あしからず。
以下、タイトル曲”Hotel California”で聴き比べた印象である。
ガキの頃から聴き馴染んできた日本盤は、個々の楽器の音色が鮮度感を欠いているうえに音場も平板で立体感がない。
CSMのマト10も日本盤ほどひどくはないが音色的には響きの豊かさを欠く。もっとも、音場には米西海岸らしい広がりが感じられるので、悪くはない。
しかし、CSMのマト4やSPのマト末尾無しがやはり飛びぬけている。
どちらも、個々の楽器の音色については響きが豊かで十分な鮮度感がある。
とはいえ、全体的な印象はかなり違う。
SPマト末尾無しは、個々の楽器の音色が明快で引き締まり、タイトに聴かせる。
CSMマト4は、個々の楽器の音の輪郭が微妙に甘くなるが、そのぶん、ふんわりと自然に音場が広がる。
これはもう、どっちが好みかの問題だし、システムによっても違うんじゃないかと思う。
しかもCSMには、ボクは聴いたことがないが、マト3(A面しか確認してないが。B面しか確認してないものではマト2もある。)がある。
いまのところSPとCSM甲乙つけがたしというのがボクの印象だが、マト3を聴いたら、もしかしたらCSMに軍配をあげるかもしれない。
あっ、そうだ。
SACDも悪くないよ(笑)
家のも混ぜてくださいな。
CSM TypeA
7E-1084 A-5* RE CSM "IS IT 6 O'CLOCK YET?" STERLING 1S
7E 1084 B -2 RE CSM "V.O.L. IS FIVE PIECE LIVE" STERLING LH 1S
A面、最初B面と同じくBの後「一文字分空白」+「ハイフン」+「4」と書かれものを「空白部にハイフン」+「ハイフンに重ねて5」+「4はぐしゃぐしゃ消して(*)」と修正。
に加えてLH無し。
こちらからは以上です。
ご覧いただきありがとうございます。
情報提供もありがとうございました!
他にもいただいた情報があるので、それらを踏まえて、追記させていただきました(^^)
音質はやはりB面の方がクリアな感じしますね
SPのA-1,Bマトが売りに出てますが、A-1とA末尾無し
音質の違いはどうですかね?
CSMのB-2は聴いてみたいです。
SPのA-1と末尾なしは、鮮度的な違いはないと思いますが、米初期盤のマト違いは、単に量産用の多数カッティングでほとんど差がない場合と、マスタリングのレシピ自体が違うんじゃない?ってくらい違うのもあったりするので、聴いてみないと音質の違いはわかりませーんσ^_^;
中條さん、情報ありがとうございましたm(_ _)m
A-10もこれだけで聴く分は問題ないですが、A-4良いとのことなのでSP A-1期待して財布見ながら頑張ってみます
あと情報お役に立てて光栄です
心情的にはなんでこんなに開きがあるの!!!ですが
A-4/B-2みたいな組み合わせでしたら良かったのに 笑
SPとCSMは、どちらが良いかはホント好みだと思いますよ。
システムとの相性もありますしね。
私はどっちも好きなんで、その日の気分で選んでますがw
小生も昔購入したレコードを確認してみました。
当時新品で購入したものです。今まで何も気にせず聴いていたので
盤面はトホホです。ジャケットはタイプAのようです。
A) 7E 1084 |X̶̷̲̅| A-1 RE SP "IS IT 6 O'CLOCK YET?" STERLING LH
B) 7E 1084 B-1 RE SP "V.O.L. IS FIVE PIECE LIVE" STERLING LH
何かお役に立てば幸です。
貴重な情報ありがとうございます。
7E規格のSP工場産でタイプAジャケットというのは珍しいので、できればいつ頃購入されたものか知りたいのですが、ご記憶ですか?
それにしてもこの頃1976年の2月にはEagles、3月にはNeil Young クイーンほかにサンタナ、レインボー、ドゥービー等々数多くのグループが来日してます。ロックが熱い時代でしたね
お返事ありがとうございます(^^)
いただいた情報を追記していたら、ちょっと思いついたことがあったので、推理(妄想? 笑)も追記しちゃいました。
はい、いろいろ推理の間口が広がって、楽しいです(^^)
ありがとうございました。
そういえば、頼めば聴かせてもらえるのに、聴かせてもらってませんでした。
今度、テストプレスを聴かせてもらうことにします(^^)
いつも興味深く拝見しています。コメントするなんてことは今まで全くなかったのですが追記の部分でちょっと気になったので参考までに。
~しかし、ボクは、別の可能性を考えている。
というのも、今回の情報は、「日本に輸入盤として入ってきたもの」の情報だからである。
周知のように、当時アメリカから日本への輸入盤は西海岸から船便で届いていた。
つまり、当時日本に入ってきたのは基本的にCSM工場プレスの盤だったはずだ。~
ということですが、私は、かなり昔40数年前からレコード店で輸入盤をあつかっていましたが当時新譜は航空便で入ってきていました。船便は年何回か多くのバックオーダーが中心でした。そのため新譜の輸入盤は仕入れ値がとても高く値段も高かったです。この盤が発売されたころは輸入盤の値段もだいぶ下がってきていましたが。ですからこの情報をくださった方の盤はジャケットもSP産で東部から輸出された可能性も十分考えられます。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
貴重な情報、ありがとうございます。
私が上京して輸入盤店に出入りするようになったのは80年代に入ってからで、その頃は、少なくともアメリカ盤の新譜は日本盤より1000円近く安く売られていたので、船便以外考えられないと思っていましたが、昔は違ったんですね。
ちょうど、このホテル・カリフォルニアが出た頃に切り替わったんでしょうかね?
サザンマンさんが、日本盤より安かったので輸入盤を買ったっておっしゃってましたし。
長い旅 終えたような…
やっとSPを購入することが出来ました。
ジャケはタイプBでした。
7E 1084 |X̶̷̲̅| A-1RE SP STERLING LH SRC
7E 1084 B RE SP STERLING SRC
B面にLHは見当たらないです。
これから手持ちのUS 6E盤、UKオリジナル盤を聞き比べたいと思います。
また楽しい情報楽しみにしております。
7EオリジナルのSP工場プレスを入手されたのですね。
よかったです(^^)
でも、長い旅は、まだ終わらないと思いますよ~(笑)
どこがオリジナルかはさておき、サンタマリア工場プレスの音も捨てがたいですから(^_-)-☆
ありがとうございました。
うちのは6E-103でしたが、side1のマト盤のところに “Is It 6 O'Clock Yet?" 裏面に“V.O.L. is Five-Piece Live と刻印してあります。
これが何なのか調べています。
お読みいただき、ありがとうございました(^^)
送り溝のその文章が何を意味しているかはボクも知りませんが、イーグルスのレコードには、だいたい何か彫ってありますし、"Don't Worry"とか"Happy New Year Glen"とか、おそらくメンバーの間だけでわかるようなことだったりしますので、あまり深い意味はないような気もします。
御存知かもしれませんが、イーグルスのアルバムやソロ・アルバムの送り溝に刻まれた文章をまとめたサイトがありますよ。
http://eaglesfans.squarespace.com/runout-groove-inscriptions/
1st LP version with full unedited "Bomber Medley".
Inside song list shows The Bomber 7:04, lists Bolero, same on label, and plays Bolero.と書かれていたり、Early Pressing with The Bomber (Medley) timed at 5:39 missing the 2 minutes of "Bolero" which was later added onと書かれているヴァージョンがあったり。私の購入したのは、5:39ヴァージョンですが、なにか訴訟で短くなったようなことも…?
どれが正解なのか…もし何か知っておられればおしえてもらえますか。
よろしくお願いいたします。
残念ながら、James Gangのことはわかりませーん。
英語版Wikiにこのアルバムの項目があって、そこには、ファーストプレスはBoleroが入ってたけど、ラベルの権利団体から無許可使用だと提訴されたので、Bolero部分を削除した5:39バージョンでリリースされたと書いてあります。
その後、70年代の後半に間違いでBolero入りフルバージョンでプレスされたものがあって、最近のCDにはほとんどこのフルバージョンが入っているそうです。
Discogsの情報も合わせて考えると、Side1のマト末尾にREがついてないThe Bomberフルバージョンがファーストプレスで、その後マト末尾にREがついたショートバージョン盤がリリースされたということのようです。
以上、ネット情報のまとめでしたー
ありがとうございます。
そうなんですね、わざわざ調べていただいてありがとうございます。
Wikiで調べるまで頭が回らなかったです。
もやもやが晴れました。
想也さんの調査眼力に脱帽です、私もこれから使ってみます。
また解らない疑問があれば相談させてくださいね。
これからも楽しみに読ませていただきます。
どういたしまして(^^)
話の筋が通ってるので、たぶん上記のような経緯で間違いないだろうと思います。
お役に立てて良かったです。
私がメインに聴いているのはどちらかというとジャズやソウルが多くやはりプレス工場がいつも気になってしまいますが、大手であれば複数の工場でほぼ同時期にプレスが開始されていることも多々あるかと思います。想也さんの仰る"オリジナル工場"というのはそれでも1番早くプレスした工場がオリジナルという意味でしょうか?
嬉しいコメント、ありがとうございます。
オリジナル工場というのは、私が言い出したわけではなくて、レココレで初盤道を連載している紙ジャケ探検隊が言い出したことで、一番早くというか、まず、テストプレスが作られて、ミュージシャンやプロデューサーがGOサインを出すわけですが、そのプロセスに関わっていた工場ということです。
私の所有する7Eですが US盤と思い慌てて買ったものでよく見るとフィリピン盤でした しかし マトを見ると
CSM
7E 1084 A-4 RE CSM/7E 1084 B-4 RE CSM
でした
フィリピンへラッカー盤を送り現地プレスということですかね? 盤はUsより厚いです
いつもご覧いただいているとのこと、ありがとうございます(^^)
フィリピン盤とは珍しいですね。
台湾とかの非正規盤だと、レコードそれ自体をラッカーがわりにしてスタンパーを作ってプレスするという(当然、音もひどい)ものもあったりしますが、正規盤なら、おそらくUSから(ラッカーではなく)マザーかスタンパーが送られたんだと思います。
ちょこちょことたまにコメント書かせて頂いております。
さて、わたくしもマトに参加させてください。
HOTEL CALIFORNIAは、UK盤2枚、US盤1枚、
DCC Compact Classics盤の計4枚所有してます。
で、US盤のマトはですね
CSM盤のジャケットはタイプA
Side Oneは(7E 1028に修正消し後に)7E 1084 A-3RE CSM
Side TWOは7E 1084 B-2RE CSM
A/B両面ともSTERLING刻印の下にLHサインが入っているタイプ
になります。
ちなみにUK盤(両面マト1)はマトが機械打ちと手書きの盤で
手書きの方が盤自体が重い(厚みがある)タイプです。
なぜ機械打ちと手書きの2種類があるのか不思議です。
針を落とすのはDCC Compact Classics盤が一番になってしまってます。個人的に耳に馴染むもので。
いつも色々と参考にさせて頂いております。
ありがとうございます。
また引き続き楽しく拝見させて頂きます。
ありがとうございます(^^)
「7E 1028に修正消し後に」というのがいまひとつよくわからないんですが、7E 1028というのを消して7E 1084を追記してあるってことですかね?
機械打ちと手書きのマト1があるのは、通常はマスタリング・スタジオが違う場合(つまり、二箇所でカッティングしている場合)だと思います。
UKプレスでは、たまに見ます。
DCC盤は聴いたことがないんですが、こうした高音質盤は、システムとの相性が良くてハマると、とても良い音で鳴りそうです。
いつもコメントの返信ありがとうございます。
「7E 1028に修正消し後に」の部分、説明不足でした。
ご指摘のとおり、7E 1028を消して7E 1084を追記してあります。
ちなみにSide ONEだけです。
UK盤の件も教えて頂きありがとうございます。
なるほどと合点がつきました。
アナログレコードは奥深いですね。
お返事、ありがとうございます。
追記しておきました~
今回、追記していただきありがとうございます。
参加できたこと嬉しく思います。
また所有している盤でお役に立てる事がありましたら
参加させてください。
p.s.
今回この盤よ〜く見たら、うっすら判読しづらい(多分、1SかS1だと思うんですが)手書きの刻みがありました。
あまり大したことではないと思いますが突きしておきます。
ぜひぜひ情報提供よろしくお願いします(^^)
1Sというのは、アサイラムではCSMと表記されるコロンビアのサンタマリア工場の識別記号です。
ですから、CSM工場プレスには必ず入ってます。
1Sの件、わざわざ返答頂きありがとうございます。
次回からの検盤の参考に致します。
あとコメントで誤字がありました。
「追記」と打とうとして「突き」と打ち間違えました。
失礼しました。
今後もよろしくお願いいたします。
長いやり取りで失礼しました。
はじめまして、レコードのオリジナル盤や工場による音の違いにともの関心があり、興味深く読ませていただいております。よろしくお願いいたします。
このアルバムのオリジナルな音源に近いものは何なのかにはとても興味を持っておりまして下記を所有しておりますが、ずっと何年もサンタマリア工場のプロモーション盤を探していて、ようやく手に入れたのでコメントさせていただければと思います。
SP:A-1 RE, B-1 RE (プロモ盤)
CSM:A-4 RE, B-4 RE
PRC:A-6 RE, B-6 RE(プロモ盤)
CSM:7E-1028打ち消し(本当に7なのか微妙)A-3 RE, B-5 RE(プロモ盤、今回手に入れたもの)
今回手に入れたものが遥かにリアル感があるような気がします。プレス状態が良いのか、サンタマリア工場産の音が好きなので単なる自分好みかもしれませんが。。。
はじめまして。
コメント、ありがとうございます(^^)
サンタマリア・プレスのプロモ盤の入手、おめでとうございます。
SPプレスでもCSMプレスでも、STERLING LHなので、若いスタンパーでプレスされた状態の良い盤であれば、鮮度的には同じだと思いますが、困ったことに、出てくる音はかなり違うんですよねぇ。
で、その良し悪しは、好みの問題だと思います。
「どこのプレスがオリジナルか?」というのも、どの音でミュージシャンなりプロデューサーなりがGOを出したかということなので、やっぱり好みの問題なのですよね。
でも、CSMのマト3のプロモ盤、聴いてみたいです。
SIDE ONE
7E 1084A-4RE CSM “IS IT SIX O'CROCK YET?“
SIDE TWO
7E 1084B-5RE CSM “V.O.L IS FIVE PIECE LIVE“
何かの参考になれば嬉しいです。
ご訪問ありがとうございます。
レコードの刻印に興味を持つようになられたとのこと、素晴らしいです(^^)
どんどんこっちの世界にはまり込んでください(笑)