このブログを訪ねてくださる方の中には、和義さんのファンはあんまりいないか(笑)
ボクは、かなりのファンだけどね(^_-)-☆
とはいえ、最近は、シングルまではフォローしてないんだけどさ。
でも、アルバムは必ず買っている。
で、新譜の『202020』なのだが、前作『Toys Blood Music』に続いて今回もアナログでリリースしてくれたので、アナログマニアでもあるボクとしては、早速購入したというわけである。

このアルバム、いい感じに肩の力が抜けた印象で、個人的には、なんだか妙に心地よい。
何せ冒頭から、なつかしい昭和のテレビドラマ『傷だらけの天使』テーマ曲のインストカバーである。
この曲も含めて、全14曲中8曲が、ツアーのバンドメンバー(和義さんに、ギターの真壁さん、ベースの山口さん、ドラムの平里さんという4人)によるスタジオ・セッションの中でアレンジを練り上げていったものということもあるのか、アルバム全体から、手練れのミュージシャン達が思いっきり音楽を楽しんでいる様子が伝わってくる気がする。
ジャケットもなかなか素敵だ。
しかも、アナログには、ジャケットとは違う絵柄のもの3種にジャケットと同じ絵柄のものを加えた計4種のジャケット型ミニポスターがついてくるのもうれしい。

(いっしょに写っている生写真は、Amazonの特典です。)
ただ一つ、このレコードには、ちょっとした不満がある。
前作と同じく、マスタリングまではSTERLINGのテッド・ジェンセン氏(Ted Jensen)で、アナログのカッティングが小鐵徹さんなのだが、マスタリングもカッティング自体も悪くはないものの、カッティング・レベルがちょっと低いのである。
出力電圧が3.0mVと少々低いV15 VxMRで再生した場合、ボクが週末の昼間に聴く音量にするためには、アンプのボリュームを12時近くまであげなければならない。
通常は10時と11時の中間ぐらいで聴いているので、目盛り一つあげないといけない感じである。
もうちょっとカッティング・レベルを上げられなかったのかなぁ?
14曲で52分とかなり詰め込んでるから、仕方ないのかな?
それにしても、このレコード、盤の材質やプレス技術は素晴らしい。
12時近くまでボリュームをあげても、ノイズ感がまったくない。
そういう意味では、カッティング・レベルが低くても、とくにストレスはないんだけどね。
でも、他のレコードをかけたときに、ボリュームそのままだとビックリしちゃうのよね(笑)
さて、お天気の良い日曜日の昼下がり、B面冒頭の「オートリバース~最後の恋~」を聴いて、少し切ない気分にひたろうかな(笑)
♪ 僕には最後の恋でも
♪ 君はそうじゃなかった
♪ ただそれだけの
♪ ただそれだけのこと
♪ 君の新しい幸せを祝おう
もうずいぶんと恋もしていないが、あれがボクの「最後の恋」だったのかなぁ?
それとも、もう一度くらい、心がときめくことがあるんだろうか。
まぁ、あれが「最後の恋」だったとしても、それはそれでいいや(笑)
いまは結婚してどこかで穏やかに暮らしているはずの、彼女の新しい幸せを祈ろう。
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ラベル:斉藤和義