清志郎さんの命日である。
大好きなアルバム『シングル・マン』を聴くのである。

カートリッジは、ortofonのCadenza Redにご登場いただく。
しばらく前に、ようやく手に入れたオリジナル盤だからである。

奥が1980年の再発盤(Polydor MR 3236)で、手前が1976年のオリジナル(Polydor MR 5077)だ。
え?わからない?
だよね(笑)

帯もないし、違いはこの右上のレコード番号表記だけだからねぇ。
でも、ほんと、ずっと欲しかったレコードだから、レーベルのMR 5077も、ボクには燦然と輝いて見えるのである(笑)

このレコードの内容については、以前記事にしたことがある(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2015-05-10-1)ので、そちらをご覧いただくとして、今日は、オリジナルと再発の音の違いに関する話題である。
結論から言うと、かなり音が違う。
というのも、再発はリカッティングされているからである。
再発盤の送り溝を見ると、MR-3236という刻印のほかに、MI-1373という刻印もある
このMI 1373というのは、評論家の吉見佑子さんが中心となって立ち上げた「シングル・マン再発売実行委員会」によって当初自主制作限定300枚買い上げという形でリリースされた(最終的には1500枚売り上げたらしい)1979年の自主制作再発盤のレコード番号だとのこと。
だから、ボクは、オリジナルにはMI-1373という刻印だけがあって、オリジナルも再発もカッティングは同じなんじゃないかとと勝手に推測していた。
明らかに頓珍漢な推測をしていたわけだ(笑)
ところがオリジナルを入手してみると、送り溝にあるのはMR-5077の刻印のみで、MI-1373の刻印は見当たらない。当たり前である(笑)
つまり、カッティングが違うのである。
カッティングが違えば、当然、スタンパーの摩耗レベルではない音の違いがある。
このレコードのオリジナルの音は、まさに鮮度抜群の鮮烈な音なのだ。
再発でも十分に良い音なのだが、オリジナルの鮮烈さの前に霞んでしまうのは否めない。
ボクが入手したオリジナル盤のスタンパーは、Side 1はA-1-5だったが、Side 2はA-1-1だったので、かなりの初期スタンパーである。
PMはD6で、1976年4月プレスだ。
このレコードの発売日は1976年4月21日なので、発売日当月プレスということになるが、予約枚数が多くなければ前月からプレスしなくても十分間に合うし、発売日に店頭に並んでいたものじゃないかと思う。
まぁ、このレコード、オリジナルのリリース時にはあんまり売れなかったから、オリジナルであればスタンパーは大差ないのかもしれないけど(笑)
R.I.P.
ラベル:RCサクセション


MI 1373は音楽評論家の吉見佑子さんが設立した「シングル・マン再発売実行委員会」による自主制作限定300枚買い上げという形での再発盤のカタログ番号です。ジャケ裏の「このレコードは~」の前に7910の記載があるので79年10月再発なのだと思われます。手持ちのMR3236再発盤には8008とあります。
なるほど!そうでしたか!
ってことは、自主制作盤を作った時のカッティングが、そのまま80年のポリドール再発で使用されたんですね。
おかげで謎が解けました。
ありがとうございます!