Discogsには、1976年11月20日に東芝EMIからリリースされたオリジナル盤(EXPRESS ETP--72221)について2つの登録がある。
一つは通常盤、もう一つは見本盤だ。
どちらもPMは6-Yで、うちのと同じ発売当月プレスである。
しかし、Aスタンパー以外に、うちのと決定的に違うところが一つある。
マトが違うんである。
Discogsに登録されている二枚のマトは、いずれも、Side 1が3S2,Side 2が2S2だ。
もっとも、スタンパーまで同じなので、もしかしたら、どっちかは単なるコピペかもしれない。
(そうだとすると、情報は一つ。)
うちの盤は、Side 1のマトが2S2、Side 2のマトが1S4である。


PMは、昨日の記事に画像を掲載した通り6-Yなので、発売当月に、マト2S/1Sのセットと、マト3S/2Sのセットが、同時に使用されてプレスが行われていたということになる。
ってことで、こんな風に、複数のラッカー由来のスタンパーが平行して使われる場合に、区別のためにどちらかにAをつけたんじゃないだろうか。
スタンパーにこだわってるコレクターが、「若いスタンパー見つけた!」と大喜びで購入したものの、帰宅して落ち着いて確認してみたらマトが進んでた、なーんて話をたまに聴くが、プレスの現場の品質管理も、スタンパー中心に行われていたとすると、同時並行でラッカー違いのスタンパーが動いている場合には、区別の必要が大いにあったんじゃないかと思うのである。
ラッカー番号の方を見れば区別できるとはいえ、スタンパー番号だけでも区別できるようにしておけば、よりわかりやすいじゃないか。
この仮説が正しければ、「マト2S/1S盤はスタンパーの頭にAがついているが、マト3S/2S盤のスタンパーの頭にはついていない」はずだ。
この仮説の真偽は、簡単に検証できるので、『14番目の月』のオリジナル盤をお持ちのみなさん、ぜひご協力くださいな。
ラベル:荒井由実