2023年01月18日

Françoise Hardy, Françoiseの日本初回盤

<内ジャケがらみの話を追記しました。>(2025年1月17日)

昨日1月17日は、フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)の誕生日だった。

ボクはとくにファンというわけではないので、彼女のレコードは、日本盤を数枚持っているだけなのだが、誕生日にちなんで何か聴きたくなるくらいに好きではある(笑)

ってことで、一日遅れだが、このレコードを聴くことにした。


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日本では1973年にリリースされた(フランス本国では1970年リリース)編集盤『フランソワーズ(Françoise)』の日本初回盤(EPIC ECPM-24)である。

『さよならを教えて(Comment Te Dire Adieu)』が収録されているということで、ボクが最初に買ったフランソワーズ・アルディのレコードだ。
『さよならを教えて』は、最初は三木聖子さんに提供され、後に石川ひとみさんのカバーが大ヒットした、ユーミン作詞・作曲『まちぶせ』の元ネタである。

このレコード、特に音が良いわけでもなく、編集盤なので曲によって音質差があったりもするのだが、Apple Musicのハイレゾロスレス(24bit/96kHz)配信と比べても、音場の立体感や音色の実在感が優れている。
まぁ、うちのシステムではってことだけどさ(笑)

マトがA4/B1だったので、一瞬レイトかと思ったのだが、Discogsに登録されているのもA4/B1だし、うちの盤のマザー/スタンパーは1A4/1A7なので、たぶん、A4/B1が初回マトでいいと思う。


誕生日にちなんで聴くのに、このレコードを選んだのには、もう一つ理由がある。


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透けるんである。

BBA Liveの記事(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-01-14)を書いた後、ツイッターで、1974年リリースのエドガー・ウインター・グループ(The Edgar Winter Group)『恐怖のショック療法(Shock Treatment)』(EPIC ECPM-66)も透けたという報告を受けたし、1970年代前半のCBS SONYプレスは一般に透けるということなのかもしれない。

内ジャケットのこと(2025年1月17日追記)

2025年の彼女の誕生日にも、やはりこのレコードを聴いていた。


20250117-01.jpg


なんとなく内ジャケを飾って聴いていたのだが、「何故カバと戯れてるんだろうな?」と思ったので、Xでつぶやいたところ、速攻で返信があった。
彼女が個人て設立したレーベルがヒポポタン(カバ)だと。

確かに、立川直樹さんの解説を読むと、「ヴォーグ・レコードをやめるのと同時に、自分自身のレーベル、ヒポポタン(河馬)を設立し」たと書いてある。

レーベルにも"PRODUCTION HYPOPOTAM"って明記されてるじゃないか。


20250117-02.jpg


そっかぁ、レーベルの名前にするくらいだから、よっぽどのカバ好きだったんだろうな。
ラベル:Francoise Hardy
posted by 想也 at 23:15| Comment(4) | 国内盤研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然すみません リンクから拝見しました☺️カバはレオンくんという動物園の子で大人しいけど念の為アルディさんは毛皮を着て撮影されたとか…レコード透けるんですか
私のはどうかしら…?
Posted by みしぇる at 2025年01月18日 01:17
みしぇるさん

ご訪問ありがとうございます!(^^)

レオンくんていうんですね。
カバ好きって珍しいなと思ったんですが、ムーミン経由でカバ好きになるって、案外ありそうな気もしました(笑)

SONYプレスのレコードは、時期によって、すごく透けたり、あんまり透けなかったりするので、いつ頃のプレスかで違うと思いますが、80年代の高音質盤レコードで半透明素材が使われていたこともあってか、透けるとなんだか嬉しいんですよね(笑)
Posted by 想也 at 2025年01月18日 10:46
すみません Xの方に書ききれなかったので…  アルバム Francose Hardy(邦題アルディのおとぎばなし) は 現在のディスコグラフィやサブスクなどではSoleilとなっていますね(ぜんぜん気が付かなかった😅) 
このアルバム私はCDしか持ってなく 実際レコード版がどうなっているのかとかレーベルがヒポポタンかとか確認できないのですが たぶん アルバムのどこにもSoleilという文字はないけど 太陽が描かれてるし Soleilという素晴らしい名曲が入っているのて後付けでそうなったのかもしれないと想像しました。このアルバムホントオススメです。私大好きです あとカバとの撮影は危険だそうでこの写真へのフランス人のコメントでは なんて危ない事するのかしら? と書いてあったりします。
Posted by みしぇる at 2025年01月18日 20:26
みしぇるさん

ホントだ。Soleilになってますね。
彼女のアルバム、セルフタイトルのが多いので区別するために便宜上?そう呼ばれるようになったのかも。
Soleilという命名の由来は、おっしゃる通りでしょう。

フランス盤のオリジナルは、下記で確認できます。

https://www.discogs.com/ja/release/3027434-Fran%C3%A7oise-Hardy-Fran%C3%A7oise-Hardy

レーベル上に小さくProduction Hypopotamと印刷してあります。

8頁のブックレットが附属しているんですが、『沿線地図』のときに日本でリリースされたあの編集盤のジャケットとポスターに使われたアートワークがおさめられています。

カバとの撮影は確かに危険そうですね。
Posted by 想也 at 2025年01月18日 23:05
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