2023年03月21日

Bobby Caldwell, Carry OnのUSオリジナル

一日空いたが、今宵もボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell)追悼である。

T.K.Recordsが倒産してしまったので、ポリドールに移籍して、1982年にリリースしたサード・アルバム"Carry On"を聴こう。


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うちにあるのはUSオリジナル(Polydor PD-1-6347)である。

ファーストが好きすぎて、ボビー・コールドウェルを聴こうと思ったときにはファーストをターンテーブルに載せるので、このレコードもあんまり聴き込んでいないのだが、あらためてじっくり聴いてみると、実に良いAORアルバムだ。

スティーヴ・ポーカロ(Steve Porcaro)、ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)、スティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)、デヴィッド・ペイチ(David Paich)といったTOTOのメンバーが参加しているせいか、ところどころTOTOっぽさを感じたり、あるいは、スティーリー・ダン(Steely Dan)ぽさを感じたりするところもあるのだが、ボビー・コールドウェルが歌えば、しっかり彼の音楽になるんである。

それに、このレコード、すこぶる音が良い。
インナースリーブに明記されているように、バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)がマスタリングを行なっているのだが、実に良い仕事をしているのである。

BGというサインはないが、送り溝の筆跡は、彼の筆跡で間違いない。


20230320-02.jpg


とくにSのお尻がクルっと丸まっているのが特徴的だ。
つまり、間違いなく、カッティングもBGによって行われている。

ただ、うちの盤、東海岸のハウパーグ(Hauppauge Record Manufacturing Ltd.)プレスなのよね・・・

USポリドールは、レーベル上に工場識別番号が印刷されているが、このレコードは、下部リムの先頭に53という数字が確認できる。


20230320-03.jpg


53は、1981年8月まではキール(Keel Mfg. Corp.)、その後キールを引き継いだハウパーグに割り振られた番号である。

また、送り溝にある、この矢印マークも、ハウパーク・プレスであることを表している。


20230320-04.jpg


西海岸録音でBGカッティングだから、このレコードは、西海岸プレスで聴きたいよねぇ・・・
Discogsで確認すると、西海岸は、PRCのコンプトン工場(PRC Recording Company, Compton, CA)プレスのようだ。
どこかで出会ったら買ってみよう。
ラベル:Bobby Caldwell
posted by 想也 at 00:35| Comment(2) | Bernie Grundman(BG)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
想也さま

度々のコメントで失礼します
前にも書きましたが、最近BGカッティングを探しているのですが
近くのハードオフでUS盤を発見!うれしいことにPRCプレス盤!
想也さんのブログにも載っていたので気になっていた盤

持っていた日本盤でも満足はしていたのですが
やはりBGカッティングは音が良かったです!

すみません嬉しすぎてコメントつい入れてしまいました
失礼しました

キタカツ
Posted by キタカツ at 2025年05月05日 14:40
キタカツさん


おめでとうございます!
私はまだ、西海岸プレスは手に入れられていません。
早く良い出会いがあるといいんですが・・・
Posted by 想也 at 2025年05月06日 15:54
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