3カ月ほど前に手に入れたこのレコードを聴こう。

ミルバ(Milva)が1981年にドイツでリリースした"Ich Hab' Keine Angst"の日本盤(King Record K28P-337)である。
日本盤リリースがいつなのかはよくわからないのだが、裏ジャケットに掲載されている永田文夫さんの解説では、1983年2月の活動にまで言及しているので、おそらく1983年ではないかと思われる。
イタリア・カンツォーネ界のベテラン・シンガーであるミルバが、ヴァンゲリスの楽曲(書き下ろしで提供された曲だけでなく、オリジナル・アルバムに収録されていた曲も取り上げられている。)を、ドイツ語で歌うという、なんだか企画ものっぽいレコードなのだが、これがなかなか良いんである(ドイツでは45万枚以上売れたらしい)。
ファドなんかに通じるヨーロッパ的哀愁がなんとも心地よい。
ジャケットは、ドイツ・オリジナルとは異なる日本オリジナル・ジャケットだが、こっちのほうが断然良い。
音は、やっぱりドイツ・オリジナルの方がいいんだろうけど、この日本盤も十分に良い音である。
あぁ、なんだか、ファドが聴きたくなってきた(笑)
ラベル:Milva
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