VerveやCTIのレコードでよく名前を目にしていた人だが、アレンジャーとして有名なせいか、TLに訃報が溢れるということはなく、ボクがそれを目にしたときには、亡くなってから1週間ぐらい経っていた(ボクが頻繁にTLを見ないということもあるかもしれないが)。
Wikiによると、4月29日に亡くなったようだ。
ちょうど、先日、デア・レコーズさんで買ってきたレコードの中に、彼がアレンジを手がけたものがあるので、それを聴いて追悼することにしよう。

1965年リリースのカーメン・マクレエ(Carmen McRae)のアルバム"Haven't We Met?"のUSオリジナルである。
1965年なのでモノラル盤も存在するが、ボクが手に入れたのはステレオ盤(Mainstream Records S/6044)だ。
Discogsを見ると、2018年に一度日本でCD化されたことがあるだけで米本国では未CD化なので、LPについても、US盤には、そもそも再発なんて存在せず、オリジナルしかないのかもしれない。
セベスキー・アレンジのゴージャスなオーケストラをバックに、40代に入って円熟味を増したマクレエが気持ちよさそうに歌っている。
音質もとても良い。
カートリッジは、ベイシーを搭載したShure V13 Type IIIだ。

GWの最後の日に、ビンテージのWE線材を使用したリード線に交換した。
マクレエというと、1972年にアトランティック(Atlantic)から出た『グレート・アメリカン・ソングブック』(The Great American Songbook)が愛聴盤なのだが、メインストリーム時代のマクレエも良いな。
R.I.P.