CBS SONYの半透明盤事情について調査している過程で発見したのである。
それは、1979年12月21日リリースの山口百恵『愛染橋』(CBS SONY 06SH 682)で見つけた。
それにしても、このPSの百恵さんは美しいな・・・

さて、問題は、何を発見したかである。
この盤も透けるのだが、CBS SONYの透け方ではないのだ。

透っけ透けなのである。
これは、CBS SONYの透け方ではない。
ビクター盤の透け方である。
ってことで、送り溝を覗き込んでみたのだが、スタンパー・ナンバーが※で表記されているとか、ビクターPMが刻印されているとかといった、ビクター・プレスの明白な証拠は見つからなかった。
ってことは、CBS SONYプレスでも、こんなに透っけ透けの盤もあるってことなのか?
一瞬そう思ったのだが、やはり、ビクター・プレスの匂いがプンプンする。
そこで、さらに送り溝を覗き込むと、こんな刻印を見つけた。

Vである。
両面に刻印されている。
これは、やはり、ビクターのVなんじゃないか。
さらに、送り溝から、レーベル形状の方に目を移すと・・・

センターホールまわりの形状が、どう見ても、CBS SONYプレスではない。
CBS SONYプレスは、センターホールまわりの平らになっている部分がこんなに広くない。
ここがこんなに広くなっているのはビクター・プレスである。
ってことで、ボクは、この盤はビクター・プレスだと確信した。
そういえば、TLで、ウシオさんから、久保田早紀『夢がたり』にビクター・プレスがあるということを教えてもらったことがあったんだった。
『夢がたり』も1979年12月のリリースだから、CBS SONYのビクター委託は、かなり時期的に限定されていた可能性もある。
このあたりの解明は今後の課題である。
ラベル:山口百恵
久保田早紀『異邦人』、チェックしてみたら、確かに圧縮成形盤も射出成形盤も透けました。
ちょっと透け方が違いましたが。
これビクター・プレスなんですか?
ってことは、ビクターで射出成形もしてたってことですか?