2025年05月07日

Janis Ian, StarsのUSオリジナル

昨日は、今年二回目のコレクター仲間の集まりがあって、紙ジャケ探検隊、アーバンさん、ハルちゃんの3人が、それぞれお宝を持ってわが家にやってきてくれた。

新年会のときと負けず劣らずのとんでもないブツが集まったのだが、とんでもなさすぎて口外できなかったり、そもそも通常盤の方をボクが知らなかったり持っていなかったり、ブログで紹介できるような話はほとんどない(笑)

唯一紹介できるのが、ジャニス・イアン(Janis Ian)が1974年にリリースした6作目のスタジオ・アルバム"Stars"のUSオリジナルにまつわる話だ。
まぁ、ボクが掘ってるレコードの話だからね。


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最初に買ったものは、Side 2のマトが手書きの末尾1Aで、STERLING RL刻印のあるものだった。


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STERLING RL刻印のあるのはSide 2だけで、Side 1の方は機械刻印の末尾2Bだった。
これは、コロムビア・スタジオでカッティングされたものだ。


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当然、Side 1にもRLカッティングが存在するんだろうなとDiscogsを見ると、ちゃんと登録されている。

ってことで、両面RLカッティングの盤をずっと探していたのだが、なかなか見つからない。
まぁ、レコード店にあまり行けないので仕方がないよね。
高いレコードではないし、この際、ついで買いで、何枚か買ってみることにした。

で、とりあえず、先日、一枚買ってみたのだが、見事にハズレ。

Side 1のマトは末尾2Aとアルファベットは若くなったものの、機械刻印で、コロムビア・スタジオ・カッティングである。


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情けないことに、Side 2も機械刻印のマト末尾1Cで、コロムビア・スタジオ・カッティングだった。


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両面RLカッティングを探していたはずなのに、両面コロムビア・スタジオ・カッティングを買ってどうするー
まぁ、そういうこともあるよね・・・
失意のボクは、聴きもせずにそのレコードをダンボールに放り込んだ。

濃い会合の息抜きにそんな話をしたところ、聴き比べてみようということになった。
ちょうどSide 2には、ロバータ・フラック(Roberta Flack)に提供した”Jesse”のセルフ・カバーがある。

で、聴き比べてみたのだが、一聴して、その差は歴然としていた(笑)
圧倒的に華やかでキレがあるのだ。

しかし、RLカッティングの末尾1Aに対し、コロムビア・スタジオ・カッティングの末尾は1Cで、違っているのはアルファベット部分のみ、数字部分は同じである。
つまり、カッティングは違っても、マスターは同じはずなのだ。
それにしちゃ、音が違いすぎである。

送り溝の広さもこんなに違う。


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RLカッティングの方が送り溝は広くて25mmほどある。
一方、コロムビア・スタジオ・カッティングの方は10mmくらいしかない。

Side 1の方は、RLカッティングのマト末尾が1A(Discogsで確認)なのに対して、コロムビア・スタジオ・カッティングのマト末尾が2Aや2Bで数字部分も違っていることからすると、Side 2の方のマト末尾の数字が進まないのが不思議である。

このあたりのことは、両面RL盤をのんびり探しながら(Discogsやebayで探せば、すぐに見つかるだろうけど、レコード店で見つければ高くても1000円くらいのレコードだから、ちょっとその気になれない 笑)、じっくりと考えてみようと思っている。
ラベル:Janis Ian
posted by 想也 at 00:08| Comment(0) | Bob Ludwig(RL)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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