午後出勤だったということもあり、午前中は、ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のベスト盤"Endless Summer"のUSオリジナル(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2021-08-03.html)を聴いていた。
先日、ブライアンの訃報が届いたときにも聴いたレコードだが、以前、ラジオで、トライセラトップスの和田唱さんが、「このレコードを擦り切れるほど聴いた」というようなことを言っていた記憶があるので、ボクも見習って、擦り切れるくらい聴くことにしたのである(笑)
帰宅後は、やはり今日が誕生日のライオネル・リッチー(Lionel Richie)のレコードを聴いた。
1986年にリリースされたソロ名義では三作目のスタジオ・アルバム"Dancing on the Ceiling"のUSオリジナルだ(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2023-04-23.html)。
聴きながら、記事に画像を追加して、初盤に関する希望的観測を追記した(笑)
そして、今宵最後にターンテーブルに載せたのが、このレコードだ。
エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)唯一のブルーノート作品"Out to Lunch"のUSステレオ盤(Blue Note BST 84163)である。
ドルフィーも、今日が誕生日なのだ。
カートリッジは、SPU-GTにした。
緊張感の支配するこのレコードの音空間を実に濃密に表現してくれる。
残念ながら、うちにあるのはNYレーベルのオリジナル・ファースト・プレスではない。
UAレーベルのサード・プレスである。
でも、いいのだ。
この刻印が両面にしっかり刻まれているのだから。
ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)がカッティングしたことを示すVAN GELDER刻印である。
(ちなみに、西海岸プレスだと、すでにLIBERTYレーベル時代にリカッティングされて、VAN GELDER刻印がなくなる。)
サード・プレスだって、素晴らしい音で鳴るのだ。
ジャズのレコードの場合は文字しかないことが多いので面白みがないが、始めたばかりの習慣なので、とりあえず、Side 2を聴くときには裏ジャケットを飾る。
このレコードには、独自の美学で貫かれた唯一無二のドルフィーの音楽が、ぎゅっと詰まっている。
ラベル:Eric Dolphy

