♪ 声にさえもならなかった あのひと言を
♪ 季節は運んでく 時の彼方
なんだか妙にセンチな気分になって、帰宅したら『コバルト・アワー』を引っ張り出して聴こうと思った。
ところが、帰宅して棚から引っ張り出してみると、うちの『コバルト・アワー』は黒帯のレイトだった。
それで、一気に聴く気が失せてしまった。
いや、まぁ、レイトでもいいっちゃいいんだが、鮮度の落ちたレイトの音で聴いたら、そのときのリアルな気分も色褪せそうな気がしたのだ。
そんなわけで、とりあえず、初盤を手に入れることにした。
初盤といっても、見本盤とか発売前月プレス盤を探そうと思ったわけではない。
青帯盤ならいいやと思っていた。
初盤といっても売れたレコードなので数はあるし、高くない。
普段なら、送料払って買う気にならなくて、(それこそハード・オフやブック・オフでも買えそうだし)ショップでボチボチ探せばいいやと思うのだが、なぜだかそのときは、すぐさまヤフオクで買おうと考えたのであった。
そうやって先月手に入れたのが、このレコードである。
まぁ、なんの変哲もない初盤だ。
マトは、両面とも1S 24で、そこそこ若いといえば若いが、とびきり若いわけでもない。
PMも5-6Wで、1975年6月プレスということは、発売当月プレスである。
発売日が6月20日だから、発売日に店頭に並んでいたものである可能性はあるが。
ただ、この盤には、ただの初盤とはいえない著しい特徴があった。
ジャケットの中に、B5サイズのこんな緑色の封筒が入っていたのである。
封筒の中から出てきたのは、B5サイズのピンナップが二枚。
ピンナップの裏には、各2曲づつ(一方に『コバルト・アワー』と『アフリカに行きたい』、もう一方に『花紀行』と『少しだけ片想い』)楽譜と歌詞が掲載されている。
これはプロモ・キットみたいなものだろうか?
見本盤でもないのだが・・・
いずれにせよ、ものすごーくラッキーな買い物をしたのであった。
こういうことって、たまにあるよね?
さて、では、レコードをひっくり返して、『雨のスティション』を聴きましょうか。
♪ 雨のスティション
♪ 会える気がして
♪ いくつ人影見送っただろう
ボクはまだ、雨のスティションで、人影を見送り続けている気がするなぁ・・・
ラベル:荒井由実


初回特典でしたか。
そのわりには、あんまり見かけないのは、どうしてですかね?
あと、当時は、ポスターとかでも初回特典の場合は、帯に明記されるのが普通だった気がするんですが。
やはり、初回盤にはついていた、というわけではなくて、何か限定的に配られたんじゃないですかねぇ?
DUはプロモ・キットって言ってますね。
https://diskunion-rockintokyo.blog.jp/archives/18725388.html
実は封筒に入っているピンナップの枚数は元々2枚なのか疑問でピンナップ付きの『コバルト・アワー』の中古盤を30枚以上チェックしましたが封筒の中のピンナップは2枚でした。たしか尾崎亜美のLPも封筒の中のピンナップは2枚だったので元々2枚という結論を出したような記憶があります。
それは、「ラジオ局等に配布された見本盤といっしょに配ったものではなかった」という情況証拠にはなっても、初回特典だったことの情況証拠にはならないかと。
この封筒入りのピンナップ、内容的に、販売店でユーミンの新譜コーナーを展開するときにクリップ等でとめて使用するものな気がするんですよ。
そういうプロモ・キットかと。
だとすると、役目を終えた後にどう保存されるかは、様々だったんじゃないかと思います。