2025年07月28日

Free, Fire and WaterのUKオリジナル?

今日7月28日は、大瀧詠一さんの誕生日なので、『ロング・バケイション』を聴いたりしていたのだが(うちの『ロング・バケイション』については、https://sawyer2015.seesaa.net/article/2021-03-16.html をどうぞ。)、サイモン・カーク(Simon Kirke)も誕生日だというので、その後、このレコードも引っ張り出した。


20250728-1.jpg


フリーが1970年6月26日にリリースしたサード・アルバム"Fire and Water"のUKオリジナル?(Island Records ILPS 9120)である。

UKオリジナルの後に?をつけたのは、うち盤はこういうものだからである。


20250728-3.jpg


「こういうもの」なんて言われて画像を見せられても、わかる人にはすぐわかるだろうが、普通の人にはよくわからないよね(笑)

このテクスチャー加工されたレーベルは、Orlakeプレスであることを示している。

「この時期のアイランド・レコードはPhonodiscプレスがオリジナルだから、Orlakeプレスは委託プレスで、オリジナルじゃない」なーんて言う人たちがいるのだ(涙)
そんな固いことを言わずに、Orlakeプレスだってオリジナルでいいじゃないかー

って、まあ、音質的にも落ちるということなので、仕方ないか・・・

音質的にも落ちるという点では、このレコード、Orlakeプレスというだけでなく、もう一つ理由がある。
それは、これである。


20250728-4.jpg


Side 2の送り溝だが、B//1の後が、1 1 1 2 Cになっている。
(ちなみに、Side 1は、A//1 1 4でおわり。)

Orlakeはマザーを受け取ってそこからスタンパーを製造しても、スタンパー・ナンバーを打たない。
ってことは、この1 1 1 2 Cは、PhonodiscがOrlakeに送ったマザーにすでに刻印されていたことになる。

これがどういう意味かというと、おそらく、最初の1がファザー、次の1がマザー、次の1はスタンパーで、ここまでは1 1 1のファースト・スタンパーでいいのだが、それをファザーにしてもう一回マザーを作ったので、次の2が刻印されている、ということだろう。
つまり、コピー・シェルということだ。
最後のCは、コピー・シェルをあらわすCってことだと思う。

ってことで、ちょいなまっている。


20250728-2.jpg


「やっぱり、Phonodiscプレスの真正オリジナルを手に入れないといかんなー」と、"All Right Now"を聴きながら強く思ったのであった。
ラベル:FREE
posted by 想也 at 23:36| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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