ロイ・ブキャナンといえば、『メシアが再び』(The Messiah Will Come Again)でしょう。
ゲイリー(Gary Moore)もカバーしてるしね。
ってことで、このレコードを聴いていた。
1972年にリリースされたセルフ・タイトルのファースト・アルバムである。
もちろん、USオリジナル(Polydor PD 5033)だ。
USオリジナルなのだが、日本語ライナーが付属している。
この日本語ライナー、日本盤に付属のものを抜いて合体させたものではない。
その証拠に、印刷されている品番は、USオリジナルのものである。
そう、このレコード、直輸入盤に日本語ライナーをつけてリリースされたものなのである。
だから、輸入ものであることを示すスタンプも押されている。
レコードは、いよいよSide 2の2曲目『メシアが再び』にさしかかった。
ロイ自身の語りに続いて、テレキャスターが泣きまくる。
ちなみに、このレコード、裏ジャケットが二種類ある。
たぶん、こちらがオリジナルの裏ジャケットだと思う。
もう一方は、写真が引き伸ばされて裏ジャケットの2/3を占めているものだが、再発盤はいずれも、その写真の引き伸ばされたバージョンだからである。
『メシアが再び』には、それがそのまんま日本盤タイトルにもなっている76年リリースの"A Street Called Straight"で再演されたバージョンもあるが、このブログ的には、ファースト・アルバムの方を取り上げないといけない理由がある。
それがコレだ。
このレコード、名匠ボブ・ラディック(Bob Ludwig)のカッティングで、素晴らしい音で鳴るのだが、RLのサインの隣にあるSTERLING刻印が6mm刻印なのである。
ボブ・ラディックは7mm刻印、6mm刻印はリー・ハルコ(Lee Hulko)のはずなのだが・・・
(詳しくは、https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-09-03.html をどうぞ。)
まぁ、例外はあるよね。
うちの盤はMonarchプレスで、マトは両面とも1C。
両面ともRLのサインの隣にあるSTERLING刻印は6mmだ。
Discogsを見ると、All Discプレスは、マトが両面とも1Bで、STERLING RLは片面にしかないようだ。
このマト1Bの片面にのみあるSTERLING刻印も6mmなのか、それともラディック本来の7mm刻印なのか、気になるのである。
さて、では、もう一回、最初から聴こうかな。
R.I.P.
ラベル:Roy Buchanan

