2025年09月21日

King Crimson, IslandsのUKオリジナルの謎

今日9月21日は、ドン・フェルダー(Don Felder)の誕生日ということで、イーグルス(Eagles)の"Hotel California"(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-09-22.html)を聴いたり、TLを遡っていて昨日がレッド・ミッチェル(Red Mitchell)の誕生日だと知ったので、プレヴィン(André Previn And His Pals)の"West Side Story"(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2021-05-13.html)を聴いたり、夜になってからは、ジャコ(Jaco Pastorius)の命日にちなんでソロ・デビュー・アルバム(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2017-09-21.html)を聴いたりしていたのだが、今日はボズ・バレル(Boz Burrell)の命日でもあるので、一日の締め括りに、このレコードを聴くことにした。


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キング・クリムゾン(King Crimson)が1971年12月3日にリリースした4作目のスタジオ・アルバム"Islands"のUKオリジナル(Island Records ILPS 9175)である。

ジャケットはいたってシンプルだが、インナースリーブはカンガルー・ポケットの見開きになっていて、ちょっと凝っている。


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もっとも、うちのは綺麗に分離してしまっているが(涙)

ジャケットはいたってシンプルだと書いたが、この時期のレコードには珍しく、オリジナルはフリップ・バックである。


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これじゃ、遠くてわからないか(笑)


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フリップ・バックである。

わりとすぐにフリップ・バックではなくなるようなので、フリップ・バックならファースト・プレス、ということでいいんじゃないかと思う。

ただ、Discogsには、いやーなことが書いてある(笑)
レーベルが二種類あるというのだ。

ピンク・リム・レーベルには細かい変遷があるが、その話ではない。
Side表記が、品番の後にA/Bではなく、Side 1/Side 2になっていて、STEREO表記がある、この時期のピンク・リム・レーベルで、二種類あるというのである。
しかも、その違いがきわめてビミョーなのがいやらしい。

簡単に言うと、曲目表記の行間がぎゅっとつまっているものと、少し開いているものがあるというのだ。
前者をナロー・レーベル、後者をワイド・レーベルと呼ぶことにしよう。

うちのは、スタンパー1GM/1GGで、両面ナロー・レーベルである。


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ナロー・レーベルは、曲目表記の行間がぎゅっと詰まっていて全体で5.5mmくらいしかない。


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一方、Discogsのワイド・レーベルをiPadで実物大に表示して測定してみると、全体で7mmくらいある。

両面ワイド・レーベルがサード・プレスということは間違いないらしい。
とすると、両面ナロー・レーベル→片面ナロー・レーベル→両面ワイド・レーベルと変遷したと考えるのが素直なのだが、そういうわけでもなさそうだ。

第一に、片面ナロー・レーベルには、Side 2のみナローのバージョンしかないらしい。
つまり、Side 1がナローでSide 2がワイドのバージョンは存在しないらしいのだ。
(まぁ、見つかってないだけで、実は存在するということもありそうだが。)
第二に、これはurbantango82さんが両面1Gのファースト・スタンパー盤をお持ちだったので確認できたことなのだが、両面1Gのファースト・スタンパー盤が、Side 1がワイドでSide 2がナローの片面ナロー・レーベルなのである。

そんなわけで、Discogsでも、「最初期プレスに、両面ナロー・レーベルとSide 2のみナロー・レーベルのどちらもあった」というような、歯切れの悪い書き方になっている。

というか、情況証拠から考えて、実際にそうなのだろう。
そうだとすると、どうして、そんなことになったのだろうと、いろいろ考えてみたのだが、どうにもストンと納得できそうな説明が見つからない。
ってことで、何か思いついた方は、ぜひ教えてくださいませ。

R.I.P.
ラベル:King Crimson
posted by 想也 at 23:07| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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