ってことで、先ず、ホワイトスネイク(Whitesnake)の"Slide It In"(https://sawyer2015.seesaa.net/article/2021-08-21.html?1758535494)を聴いたのだが、もう一枚、このレコードも聴くことにした。
ディープ・パープル(Deep Purple)が1974年2月15日にリリースした8作目のスタジオ・アルバム"Burn"のUKオリジナル(Purple Records TPS 3505)である。
彼の関わったレコードの中で、これが個人的には一番思い入れがあるのよね。
それに、マト両面1UのUKオリジナルは、ジョージ・ペカム(George Peckham)のカッティングで、素晴らしい音で鳴るのだ。
しかし、25年前、ひよっこコレクターだったボクは、マトが両面1Uということしか気にしていなかったから、大きなミスをおかしてしまった。
確かに、Side 2はGRAMOリムなのだが・・・
Side 1はEMIリムなんである。
このレコード、両面ともGRAMOリムが初盤だと言われているのだ。
数年前に、うちのがセカンド・プレスだと気づいたとき、ボクは愕然とした。
そして、すぐさま両面GRAMOリムの初盤を探したのだが、うちの盤と同等の美品はなかなか見つからない。
で、結局、両面GRAMOリムの初盤は手に入れることができず、いまに至っている(涙)
しかし、今日ボクは、とても重大なことに気づいてしまった。
両面GRAMOリムが初盤だと言われてるけど、片面GRAMOリムでもいいんじゃ?
というのも、DiscogsのThe Gramophone Company Ltd.に関する説明によると、同社は、1973年7月1日に、EMI Records Ltd.に改称しているのだ。
で、ジャケットのレコード会社名を確認してみると、前作"Who Do We Think We Are"では、このように表示されている。
E.M.I RECORDS(The Gramophone Company Ltd.)である。
”Burn”では、このように表示されている。
EMI Records Ltd.である。
そう、”Burn”がリリースされた1974年2月時点では、すでにThe Gramophone Company Ltd.という会社は存在していないのである。
つまり、GRAMOリム・レーベルは、残余レーベルなのだ。
理屈のうえでは、両面EMIリム・レーベルだって初盤の可能性がある。
まぁ、両面EMIリム・レーベルだとマトが進んでいることが多いので、初盤の可能性は低いが、片面EMIリム・レーベルの場合は、案外若いスタンパーの盤というのも存在しているかもしれない。
うちのは、2AA/2OGとそんなに若くないんだけどさ。
片面EMIリムで、「ちぇっ、セカンド・プレスかよー」と思っている貴方!
送り溝を確認して若いスタンパーを発見したら、ぜひ教えてくださいな。
それにしても素晴らしい音で鳴るレコードだよね。
ラベル:Deep Purple


GRAMOリムは,あると嬉しいですが,悩みの種にもなりますよね。
私の手持ちは両面GRAMOリムなんですが,スタンパーは1PG/2RHで,特にB面はそれなりに進んでいる感じです。なので,想也さんの推理もありうるかも,という気がします。時期的に,GRAMOリムが残余マトであることは間違いなさそうですし(ただ,それはそれとして,何千(万?)枚余っていたの?という疑問も・・・・・・)。
貴重な情報ありがとうございます(^^)
UK EMIのスタンパーは通し番号なので、若いかどうかはスタンパーの方だけで判断します。
B面のRHは27なのでまぁまぁ若いですが、A面のPGは61なので、うちの(AAは33)よりかなり進んでいることになります。
私の仮説のかなり有力な情況証拠になりそうです(^_-)-☆
なるほど,UK EMIのスタンパーはそのようになっているのですね。知れば知ったで面白いけれど罪深いのがランアウトの法則です。