ってことで、このレコードを聴いていた。
キャメル(Camel)が1976年4月にリリースした4作目のスタジオ・アルバム"Moonmadness"のUKオリジナル(Decca TXS-R 115)である。
ジャケットのアートワークからイメージされるとおりの、実に叙情的で美しいアルバムだ。
Discogsを確認すると、このレコードの初盤にはいくつもの関門があることがわかる。
さて、うちの盤は、その関門をどこまでクリアできるのかチェックしてみよう。
その1 表側は、レザーのようなテクスチャー加工が施されている。
第一関門は突破できたようだ。
ちなみに、内ジャケットにはテクスチャーはなく、セピア・カラーで文字もセピアである。
表側にテクスチャーが施されていないジャケットでは、この内ジャケットの文字が白になるようだ。
さらにその後、このDECCAロゴの下の住所表記が消えるらしい。
この住所表記のないジャケットは表側がラミネート・コーティングしてあるらしく、それはちょっと欲しい気もする。
その2 マトが両面ともP-1で、クリス・ブレア(Chris Blair)によるカッティングである。
第二関門もどうやら突破できたようだ。
でも、どうしてEMIスタジオのブレアがカッティングしたんだろう?
これ、昔から疑問なんである。
ちなみに、セカンド・プレスではマトはP-2Wとなる。
末尾Wだから、デッカ・スタジオのハリー・フィッシャー(Harry Fisher)によるカッティングだ。
そういや、このリカッティング盤、聴いてみたいと思ってたんだけど、誰か聴き比べたことある人、いるのかな?
さて、ここまでは、だいたいみんな知っているよね。
最後の関門のことは、ボクは今日、初めて知った。
その3 Side 1の曲目リストの下に(Run-off approximately 3:00)という表記がある。
ホッ(笑)
といっても、Discogsの登録を見る限り、マトP-1/P-1であれば、この関門もクリアできそうなんだけどね。
ただ、マトP-2W/P-1という盤に、この関門がクリアできないものがあるようで、ってことは、もしかしたら、マトP-1/P-1でも、この関門がクリアできないものもあるかもしれない。
とりあえず、うちの盤は、すべての関門をクリアできたようだ。
めでたし、めでたし(笑)
ラベル:CAMEL


P-1でも件の1行有りと無し、存在します。
たぶん3:00のところ、0:30と表示したかったんではと思ってみたり。
4曲目最後フェイドアウトしていくシンセの音?が約30秒、その部分の事を書いているのだと昔から思ってます。で、「あら間違えた。1行消去!」って変更したのかなと。
他力本願児さん
おぉそうですか。
やっぱり、あるんですね。
>たぶん3:00のところ、0:30と表示したかったんではと思ってみたり。
>4曲目最後フェイドアウトしていくシンセの音?が約30秒、その部分の事を書いているのだと昔から思ってます。で、「あら間違えた。1行消去!」って変更したのかなと。
なるほど。
私は、何かカッティング上の指示を、間違えてレーベルに印刷しちゃったのかなと思ってました。
ありがとうございます(^^)
デッカ・スタジオでのカッティングですが、下記Discogsのページを見ると、各アルファベットが誰のカッティングであるかが詳細に特定されていますから、おそらく内部資料や外部資料などを根拠とする研究の結果なんじゃないかと思いますよ。
https://www.discogs.com/label/269986-Decca-Studios