ってことで、このレコードを聴いていた。
1980年2月15日リリースのファースト・ソロ・アルバム"Smallcreep's Day"のUKオリジナル(Charisma CAS 1149)である。
あんまり聴き込んだことなかったけど、とっても良い内容じゃないか。
ごめん、マイク!
いまさらだけど、聴き込んでみるよ。
ところで、うちの盤、Side 2の送り溝にちょっと気になることがある。
その話の前に、PRS(1979年2月から稼働しているPhonodiscの後継工場)プレスなので、まず刻印の読み方から見ていこう。
マトはA1/B1で、Side 1の刻印はこうなっている。
▽Eの後のアルファベットは、マスタリング・スタジオを表すもので、Tはトライデント・スタジオ(Trident Studios)だ。
Raysというエンジニアのサインもあって、レイ・スタッフ(Ray Staff)のカッティングであることがわかる。
Side 1の数字刻印は1 2 3で、最初の1はファザー(マスター)、次の2はマザー、最後の3はスタンパーだ。
いたって普通である。
しかし、Side 2の数字刻印はちょっとおかしい。
5 1 1なんである。
ファザーは基本的に1で、2でさえ見た記憶がない。
それが5ってどういうことさ?
ちょっとありえないだろう。
さては、Tを1と間違えて、すでにファザー刻印があるものと思って打ち忘れたか?
そうだとすると、5はマザーで、スタンパーは11か。
けっこう進んでやがるじゃねーか・・・ちぇっ・・・
と思ったのだが、よく見ると、1 1の刻印は凹凸なんである。
スタンパー11なら凸凸のはずだ。
ルーペで確認したので間違いなく凹凸なのだが、拡大画像でわかるだろうか。
5の方をルーペで確認すると、凸である。
ってことは、やっぱり、ファザー5なのか?
いやいや、ありえないだろー
考えてみれば、Side 2がファザー5なら、うちのに限らず、どの盤も5のはずである。
ってことで、Discogsで確認してみると、ファザー5なんて登録されていない。
やっぱり、ファザー5なんてことはなかったんである。
そうだとすると、どう考えればいいんだろう?
凸5、凹1、凸1だから・・・たぶん、逆に読むのだ。
つまり、スタンパー5、マザー1、ファザー1ってことなんじゃないか。
まぁ、例外的なことではあるんだろうけど、少なくともPRSプレスの送り溝を読むときには、ちょっと注意が必要だなと気づいたマイク・ラザフォードの誕生日なのであった(笑)
ラベル:Mike Rutherford

