2025年10月03日

Mike Rutherford, Smallcreep's DayのUKオリジナル

今日10月2日は、マイク・ラザフォード(Mike Rutherford)の誕生日である。

ってことで、このレコードを聴いていた。


20251002-1.jpg


1980年2月15日リリースのファースト・ソロ・アルバム"Smallcreep's Day"のUKオリジナル(Charisma CAS 1149)である。

あんまり聴き込んだことなかったけど、とっても良い内容じゃないか。
ごめん、マイク!
いまさらだけど、聴き込んでみるよ。


ところで、うちの盤、Side 2の送り溝にちょっと気になることがある。

その話の前に、PRS(1979年2月から稼働しているPhonodiscの後継工場)プレスなので、まず刻印の読み方から見ていこう。
マトはA1/B1で、Side 1の刻印はこうなっている。


20251002-3.jpg


▽Eの後のアルファベットは、マスタリング・スタジオを表すもので、Tはトライデント・スタジオ(Trident Studios)だ。

Raysというエンジニアのサインもあって、レイ・スタッフ(Ray Staff)のカッティングであることがわかる。


20251002-4.jpg


Side 1の数字刻印は1 2 3で、最初の1はファザー(マスター)、次の2はマザー、最後の3はスタンパーだ。
いたって普通である。

しかし、Side 2の数字刻印はちょっとおかしい。


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5 1 1なんである。

ファザーは基本的に1で、2でさえ見た記憶がない。
それが5ってどういうことさ?
ちょっとありえないだろう。

さては、Tを1と間違えて、すでにファザー刻印があるものと思って打ち忘れたか?
そうだとすると、5はマザーで、スタンパーは11か。
けっこう進んでやがるじゃねーか・・・ちぇっ・・・

と思ったのだが、よく見ると、1 1の刻印は凹凸なんである。
スタンパー11なら凸凸のはずだ。
ルーペで確認したので間違いなく凹凸なのだが、拡大画像でわかるだろうか。


20251002-7.jpg


5の方をルーペで確認すると、凸である。
ってことは、やっぱり、ファザー5なのか?
いやいや、ありえないだろー

考えてみれば、Side 2がファザー5なら、うちのに限らず、どの盤も5のはずである。
ってことで、Discogsで確認してみると、ファザー5なんて登録されていない。
やっぱり、ファザー5なんてことはなかったんである。

そうだとすると、どう考えればいいんだろう?
凸5、凹1、凸1だから・・・たぶん、逆に読むのだ。
つまり、スタンパー5、マザー1、ファザー1ってことなんじゃないか。

まぁ、例外的なことではあるんだろうけど、少なくともPRSプレスの送り溝を読むときには、ちょっと注意が必要だなと気づいたマイク・ラザフォードの誕生日なのであった(笑)


20251002-2.jpg

ラベル:Mike Rutherford
posted by 想也 at 00:17| Comment(0) | アナログ・コレクターの覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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