ってことで、このレコードを聴いていた。
1973年10月5日にリリースされた三作目のソロ・アルバム"Berlin"のUSオリジナル(RCA APL1-0207)である。
そのうちちゃんと聴こうと思いつつ、なんだか敷居が高くて、いまだにあんまり手を出せていないルー・リードなのだが、この作品だけは偶に無性に聴きたくなって引っ張り出す。
暗い独特の世界が、クセになるのである。
うちのUSオリジナルは、ジャケットの取り出し口部分に何やらテープ後のようなものがあるが(保護用ビニールでも貼り付けていたんだろうか?)、それ以外はとても綺麗だ。
ブックレットも真っ黒のインナースリーブもニアミントと言っていい。
盤のほうもニアミントで、スピンドルマークもまったく見えないが、例によってVICTORがシールで隠されているのは興醒めである。
まぁ、当時、日本に輸入された盤はみんなこういう措置が施されているから、仕方ないんだけどさ。
汚く削られたり黒塗りされたりしてるのに比べれば、綺麗なシールで隠されてるだけましか・・・
このレコード、音もとても良いと思う。
どうやら、送り溝のこのサインがカッティング・エンジニアのものらしい。
Discogsによると、当時ナッシュヴィルのRCA VICTORスタジオにいたランディ・キング(Randy King)というエンジニアのサインとのこと。
その後、自身のスタジオを設立したようだから、腕の良いエンジニアだったのだろう。
ボクが知らないのは、たぶん、彼の得意とするジャンルが、守備範囲にかぶってこないからなんだと思う。
うちの盤は、RCAのハリウッド工場プレスなのはいいとしても、マトが両面6Sとかなり進んでいる。
気になってチェックすると、ハリウッド工場プレスでは、確かに両面1Sというのも存在しているようだが、基本は両面6Sのようだ。
では、インディアナポリス工場に若いマトのラッカーが行ったのかと思いきや、9Sとか10Sなんである(両面6Sというのも登録されてはいるが誤登録の匂いがプンプンする。IじゃなくIIとなってるところが、Hの見間違いっぽい)。
なんだか、異様にマトが飛んでいるのが不可解である。
2S~5S、7S、8Sはどこに行ったんだろう?
全部ボツになったんだろうか?
それとも、単に登録されていないだけで、存在はしてるんだろうか?
このレコード、イギリスでは売れたらしいけど、米本国ではあんまり売れなかったんだよねぇ・・・
そんなにラッカーを切る必要もなかった気もしないでもない。
あなたの"Berlin"のマトはどうなってますか?
R.I.P.
ラベル:Lou Reed

