
1976年にリリースされたスタッフのファースト・アルバムのUSオリジナル(Warner Bros. Records BS 2968)である。
昨年、レコード・コレクターズ2024年5月号の「フュージョン・ベスト100 洋楽編」でも、堂々の6位に輝いた大名盤である。
萩原健太さん的には、フュージョンというよりR&Bインストらしいし、実際にそういう感じだけど、大名盤であることには違いない。
このレコード、わりと最近(といっても2年くらい前だけど)ようやくUSオリジナルの初回盤を手に入れた。
ジャクソンヴィル・プレス(マトはJW1/JW1)なので、これでアガリとも断言できないんだけどさ。
最初にUSオリジナルだと思って手に入れたのは、ロサンジェルス・プレスのマトがLW7/LW2というもの。
しかし、この盤には決定的に欠けているものがあった。
そうSTERLING刻印がないんである。
このアルバムは、STERLINGのジョージ・マリノ(George Marino)によるカッティングだから、USオリジナルであるためには、STERLING刻印は絶対になきゃいけないのだ。
ってことで、USオリジナルを探していたのだが、これがなかなか出会わない。
そんなときに、日本盤の見本盤に出会ってしまった。
大名盤だからねぇ・・・買わないという選択はなかったよね。
とはいえ、日本盤は独自カッティングである。
日本盤らしい整った音ではあるが、やっぱりマリノ・カッティングで聴きたい。
USオリジナル探しは続いたのである。
で、2年前にようやくSTERLING刻印入りのUSオリジナルを手に入れたのであった。
まぁ、ジャクソンヴィル・プレスだけどね(しつこいっちゅうの 笑)。

両面とも、この5mm刻印である。
マリノはやっぱり5mm刻印なのである。
(STERLING刻印のバリエーションについては、https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-09-03.html をどうぞ。)
素晴らしい音で鳴るのである。
ラベル:stuff