2025年03月24日

David Bowie, Let's DanceのUSオリジナル

<『デヴィッド・ボウイ・レコーズ DAVID BOWIE'S RECORDS』発売記念なのに記念写真を忘れていたので追記しました。>(2025年3月25日)

『デヴィッド・ボウイ・レコーズ DAVID BOWIE'S RECORDS』の発売を記念して、しばらくは、毎日、パラパラとページをめくりながら、ボウイのレコードを聴くことにした。

で、何か発見があったり、何か気になることがあったら、翌日には記事にしてしまおうという魂胆である(笑)

そう思い立ったのが昨日だったのだが、昨日ターンテーブルに載せたのは、このレコードだった。


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1983年リリースのダンサブルな傑作"Let's Dance"のUSオリジナル(EMI America SO-17093)である。


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紙ジャケ探検隊に言わせれば「80年代ロック屈指の快音盤」であり、ボク的には「初めてラディック(Bob Ludwig)の洗礼を受けた凄音盤」なので、Chuden MG-3605でガッツあふれる再生をしてやりたくなったのだ。

いやぁ、凄いっ!
若かったら踊ってるな。
って、踊れないけど(笑)


ところで、このUSオリジナル、ラディック・カットで有名なのだが、さて、どこまでが初回盤なのだろう?

うちには、マトZ-1/Z-1とマトZ-1/Z-2の二枚がある(いずれもジャクソンヴィル工場プレス)のだが、すべての面の送り溝にMASTERDISK RLの刻印がある。
だから、マトZ-2まではラディック・カットだと思っていたのだが、マトZ-3以降のことを考えたことがなかった。

それでDiscogsで確認してみたところ、流石よく売れたレコードだ、マトZ-8まで登録されている。
Z-3以降はRL刻印がないのかと思いきや、確かに、基本的にはRL刻印はないようなのだが、興味深いことに、Z-5にだけ唐突にRL刻印があるようなのだ(ただし、Z-5はSide 1しかないようで、Side 2のZ-5は登録されていない)。

Z-5にRL刻印があるってことは、Z-3とZ-4も実はラディック・カットで、単に刻印を忘れただけってことなのか?
現物を見れば送り溝の筆跡で推測できそうだが、あいにく見たことがない。

ただ、もっと興味深いことに、Side 1のZ-2マトには、MASTERDISK RL BKと刻印されているようなのだ。
(うちのZ-2はSide 2。)

これって、ラディックがビル・キッパー(Bill Kipper)といっしょにカットしたってこと?
もし、Side 1の二枚目(Z-2)をラディックの指導の下でキッパーがカットしたのだとすると、Z-3とZ-4はやっぱりキッパーか他のエンジニアがカットして、ラディックがカットしたSide 2のZ-2に合わせてもう一枚ラディック・カットのSide 1が欲しい(つまり、RLカットが2セット欲しい)ということでZ-5がカットされたのか?

いろいろ、空想(妄想?)が掻き立てられるのである。

マトZ-8までのどこまでが初回盤なのかというのはわからなかったのだが(初回にラッカーを8セットぐらい切るのはUS盤ではよくあることなので、全部初回盤という可能性も十分あると思う。)、このRL刻印の仕方はちょっと変則的だよね。


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ラベル:David Bowie
posted by 想也 at 22:04| Comment(0) | David Bowie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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