2025年08月08日

Roland Kirk, We Free KingsのUSオリジナルSTEREO

今日8月7日は、ローランド・カーク(Roland Kirk)の誕生日なので、このレコードを引っ張り出して、聴いていた。


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マーキュリーからの第一弾となる1962年リリースのアルバム"We Free Kings"のUSオリジナルSTEREO(Mercury SR 60679)である。

3年ほど前のこと、大友良英さんのジャズ・トゥナイトで、ローランド・カークの特集(シリーズJAZZジャイアンツ(29)の再放送)を聴いたとき、一発でノックアウトされたのが、このアルバムに収録されている"The Haunted Melody"だった。
で、どうしてもオリジナル盤で聴きたくなって入手したのである。

もちろんMONO盤も存在するのだが、1962年なので、音質的にはSTEREO盤が優位な気がして、STEREO盤を手に入れた。
実際、このレコード、素晴らしい音で鳴る。
ただ、MONO盤を聴いたことはないので、実際にはどちらが良いのかはわからない。
"The Haunted Melody"だけでなく、全演奏素晴らしい名盤なので、そのうちMONO盤も買ってみることにしよう。

USオリジナルSTEREOのレーベルはこんな感じ。


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Discogsに登録されているSTEREO盤のレーベルには下部に●●があるが、うちのにはない。
この●●が何を意味しているのかは、わからない。
なんとなく、ないほうが初盤の気がする(笑)

マトはレッド・レーベルまでM1/M1のようだが、うちの盤、表側がラミネート・コーティングされたジャケットで、いかにも初盤の風格を備えているしね。
ラベル:Roland Kirk
posted by 想也 at 00:01| Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月26日

Helen Merrill with Clifford BrownのUSオリジナル

今日6月26日は、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)の命日である。

このレコードで追悼するのである。


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1955年にリリースされたヘレン・メリル(Helen Merrill)の初めてのスタジオ・アルバム""Helen Merrill"のUSオリジナル(EmArcy MG 36006)だ。
セルフ・タイトルのアルバムだが、ブラウニーが全面的に参加しているので、一般に"Helen Merrill with Clifford Brown"と呼ばれている。

ヘレン・メリルのボーカルも素晴らしいが、とにかくブラウニーのトランペットに悶絶する。
音質も最高の大名盤である。

USオリジナルの初盤は、エマーシー(EmArcy)のビッグ・ドラマー・レーベルで外周にシルバー・リングが入っているものだ。


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ジャケットは、ブルーバックと呼ばれるもので、裏ジャケットに青インクが使用されている。


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うちのはかなり黄ばんでしまっているが、表ジャケットは綺麗だし、盤の方はNMなので、まあ仕方ないかと手を打った。
というか、買ったときは、裏ジャケットの状態なんてほとんど気にしていなかった(笑)

それは、Side 2のレーベルに押されているスタンプからわかるように、いわゆるプロモ盤だったからである。


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マトは、当然両面マト1かと思いきや、違っていて、次のようなものだ。

YMG 36006A MF2 A1
YMG 36006B MF1 A1

ラッカー・ナンバーを示すのはMFの部分なので、マト2/1ということになる。
両面マト1が存在するのかは不明だが、さしあたり、Discogsにも、Mercury Records Collection(https://microgroove.jp/mercury/index-ja.shtml)にも、これ以上若いマトのものは出ていない。

うちにあるのはプロモ盤だし、両面マト1は存在しないんじゃないかなー(希望的観測)

それにしても、このレコード、物凄い音で鳴るよね。

R.I.P.
posted by 想也 at 23:40| Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月31日

2024年、心震わせてくれた盤~Albert Ayler, New GrassのUSオリジナル

一週間ほど前、月刊STEREO誌のYouTubeチャンネルで『「2024年、心震わせてくれた盤」の巻』という動画が公開された。
編集長のシュンスケさんとライターの田中伊佐資さんが、「心震わせてくれた盤」を交互に紹介していくという楽しい動画である。

そこで田中伊佐資さんが一発目にセレクトしたのが、アルバート・アイラ―(Albert Ayler)の"New Grass"だった。

このレコード、ボクも今年、USオリジナル(Impulse! AS-9175)を手に入れた。
ボクにとっても「心震わせてくれた盤」なのであった。

アイラ―ということでイメージするアヴァンギャルドな音楽は一曲目だけで、あとはジャズというより聴きやすいR&B系のブラック・ミュージックなのだが、そこはやはりアイラ―が吠えることで、まったく聴いたことのない音楽にも聴こえてくる。
なんだかクセになって、ターンテーブルに載せる機会がかなり多かった。

ってことで、このレコードで2024年を締めくくることにした。


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なんだか意図がよくわからない表ジャケットだが、裏ジャケットはかなりかっこいい。


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内ジャケットは、もっとかっこいい(笑)


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こうやって大きなジャケットを見て楽しめるのも、アナログ盤の醍醐味である。

ボクの手に入れた盤は、キング・レコードが直輸入盤に解説を付けて国内販売したものらしく、ImpulseのCSのほかに、悠雅彦さんの日本語解説が掲載されたインサートが付属していた。


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盤の方はといえば、両面ともマトはW1で、ほかに送り溝に発見できるのは、Longwear Platingでメッキ処理が行われたことを示すLW刻印だけだ。
初回盤で間違いないんじゃないかと思う。


さて、このレコードについては、内容と同じくらい「心震わせてくれた」ことがある。

ジャケも盤も美品であるにもかかわらず、実は、ハード・オフのジャンク・コーナーで見つけたのだ。
つまり、税込110円で入手したのである。

いやぁ、震えたなぁ(笑)


VIVA!ハードオフ・ドリーム!

ラベル:Albert Ayler
posted by 想也 at 23:07| Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする