2025年11月27日

Pat Metheny Group, American GarageのUS盤

今日11月27日は、ライル・メイズ(Lyle Mays)の誕生日である。

ってことで、このレコードを聴いていた。


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1980年にリリースされたパット・メセニー・グループ(Pat Metheny Group)のセカンド・アルバム"American Garage"のUSオリジナル(ECM Records ECM-1-1155)である。

ECMなので、オリジナルはドイツ盤なのかもしれないが、マサチューセッツ州ノース・ブルックイールドにあるロングビュー・ファーム・スタジオで録音されているし、なにしろタイトルが"American Garage"である。
US盤だって、ドイツ・オリジナルに十分対抗できそうじゃないか。

しかも、US盤は、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)がカッティングしている(ただし、ビル・キッパー(Bill Kipper)がカッティングしているものもあるので注意が必要)。


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プレスだって、高品質プレスで有名なウエイクフィールド(Wakefield Manufacturing)で行われているのである(これまたヨーロッパディスクやコロムビアのピットマン工場でプレスされているものもあるので注意が必要)。


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このチューリップのような刻印が、ウエイクイールド・プレスの証だ。

実際、このレコード、素晴らしい音で鳴る。
確かに、ECMの端正な音ではないのだが、RLカッティングらしいエネルギッシュな音で、爽快な音空間が気持ちよく広がる。
ポップなこのレコードの内容にはむしろこちらの方が合っているような気もする。

まぁ、ドイツ・オリジナルを聴いたことがないので、実際に聴いてみたら、また印象も変わるかもしれないけどね。


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そういえば、どこかで、このレコードが録音された場所について、「ミズーリ州のロングビュー・ファーム」と書いてあるのを見かけたことがあるが、よく勘違いされるみたいですね(笑)
ラベル:PAT METHENY GROUP
posted by 想也 at 23:23| Comment(2) | Bob Ludwig(RL)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月14日

Roy Buchanan, Roy BuchananのUSオリジナル

今日8月14日は、ロイ・ブキャナン(Roy Buchanan)の命日である。

ロイ・ブキャナンといえば、『メシアが再び』(The Messiah Will Come Again)でしょう。
ゲイリー(Gary Moore)もカバーしてるしね。

ってことで、このレコードを聴いていた。


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1972年にリリースされたセルフ・タイトルのファースト・アルバムである。
もちろん、USオリジナル(Polydor PD 5033)だ。

USオリジナルなのだが、日本語ライナーが付属している。


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この日本語ライナー、日本盤に付属のものを抜いて合体させたものではない。
その証拠に、印刷されている品番は、USオリジナルのものである。


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そう、このレコード、直輸入盤に日本語ライナーをつけてリリースされたものなのである。
だから、輸入ものであることを示すスタンプも押されている。


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レコードは、いよいよSide 2の2曲目『メシアが再び』にさしかかった。
ロイ自身の語りに続いて、テレキャスターが泣きまくる。


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ちなみに、このレコード、裏ジャケットが二種類ある。
たぶん、こちらがオリジナルの裏ジャケットだと思う。

もう一方は、写真が引き伸ばされて裏ジャケットの2/3を占めているものだが、再発盤はいずれも、その写真の引き伸ばされたバージョンだからである。


『メシアが再び』には、それがそのまんま日本盤タイトルにもなっている76年リリースの"A Street Called Straight"で再演されたバージョンもあるが、このブログ的には、ファースト・アルバムの方を取り上げないといけない理由がある。

それがコレだ。


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このレコード、名匠ボブ・ラディック(Bob Ludwig)のカッティングで、素晴らしい音で鳴るのだが、RLのサインの隣にあるSTERLING刻印が6mm刻印なのである。

ボブ・ラディックは7mm刻印、6mm刻印はリー・ハルコ(Lee Hulko)のはずなのだが・・・
(詳しくは、https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-09-03.html をどうぞ。)

まぁ、例外はあるよね。

うちの盤はMonarchプレスで、マトは両面とも1C。
両面ともRLのサインの隣にあるSTERLING刻印は6mmだ。

Discogsを見ると、All Discプレスは、マトが両面とも1Bで、STERLING RLは片面にしかないようだ。
このマト1Bの片面にのみあるSTERLING刻印も6mmなのか、それともラディック本来の7mm刻印なのか、気になるのである。


さて、では、もう一回、最初から聴こうかな。

R.I.P.
ラベル:Roy Buchanan
posted by 想也 at 22:40| Comment(0) | Bob Ludwig(RL)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月03日

The Band, The BandのUSオリジナル~The Bandの変なやつ

さて、考レコ学クイズ21の解答編である。

今日も、ザ・バンド(The Band)のセカンド・アルバム(Capitol Records STAO-132)を聴きながら、記事を書いている。


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この記事を書いている時点では、まだ誰も解答してくれていないが、ボクのTLにいる人たちのほとんどは、たぶん、簡単すぎるので答えてくれないんだと思う。

うちの"The Band"が変なレコードであることを示しているのは画像②だ。


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どこが変なのかと言えば、送り溝に刻まれているマスター・テープ番号と、レーベル上に印刷されているそれが違っているのだ。
送り溝に刻まれているのはSide 2のマスター・テープ番号STAO-2-132だが、レーベル上に印刷されているのはSide 1のマスター・テープ番号STAO-1-132なのである(そのすぐ下にSide 1と印刷されているのもわかるよね)。

それがどういうことかといえば、こういうことである。


これがSide 1のレーベルで、


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これがSide 2のレーベルということだ。


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いや、まぁ、おんなじレーベルなんだが、Side 2の方は左上部にシールの剥がし痕があるので、違うものだとわかるよね。
そう、Side 2にも間違ってSide 1のレーベルが使用されてしまっているわけだ。
ねっ、変なやつでしょ?(笑)

とはいえ、盤そのものは、RLカッティングのUSオリジナルであることに変わりはない。


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ロサンジェルス工場プレスで、マトは両面ともD-1である。

レーベルには、うちのと違って、バンド・メンバー全員の名前がレーベル下部にクレジットされているものもある。
ファーストの"Music from Big Pink"のレーベルがメンバー表記ありだし、このセカンドもレイト・プレスではメンバー表記なししか存在しないので、メンバー表記あり→メンバー表記なしと変遷したことは間違いないと思うが、ではメンバー表記ありがファースト・プレスで、メンバー表記なしはセカンド・プレスなのかというと、必ずしもそうとは言い切れないんじゃないかと思う。

というのも、"Music from Big Pink"は、80年代の再発にいたるまで、ずっとメンバー表記ありなのだ。
つまり、レーベル上のメンバー表記について、途中で一般的な方針変更があったわけではないんである。
方針変更は、おそらく、セカンドについてのみ、最初の段階であったのだ。
その最初の段階というのが、プレスが始まる前の段階だったとすると、すでにファースト・プレスの段階で、メンバー表記ありのレーベルとメンバー表記なしのレーベルの両方が存在していたということになる。

そうだとすると、メンバー表記なしでもファースト・プレスの可能性はあるんじゃないかと思うのである。
信じる者は救われる~(笑)


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ザ・バンドって、若い頃にはいまひとつピンとこなかったんだけど、ホント、ジワーっとくる味わい深さがあるよねぇ。
posted by 想也 at 22:25| Comment(0) | Bob Ludwig(RL)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする