昼間はまだ夏である。
それでも夕方になれば、空気が少しひんやりとして、それなりに秋らしい。
そのせいか、安藤裕子さんの「悲しみにこんにちは」が無性に聴きたくなって、何度もリピートしてしまった。
この曲、聴いていると、切なさが激しく押し寄せてくる。
それはボクの思い出にリンクするからなのか、それとも、もっとずっと普遍的な、この曲の力なのか。
♪ 「変わらない気持でいられたらいいのになぁ」
♪ ふっとあなたが口に
♪ くすぐったいなぁ 同じ気持ちだ
「変わらない気持でいられたらいいのになぁ」
そう言ったのはボクだったか、それとも彼女だったか。
記憶は曖昧だが、同じ気持ちだから、どっちでもいいよね。
ものすごく幸せな瞬間は、きっと長続きはしなくて、やがて儚く消えていってしまうものだから、どこかに悲しさが漂っている。
激しく切なさを運んでくるそんな記憶、きっと誰にでもあるんだろうな。
「悲しみにこんにちは」は、安藤裕子さんのファースト・フルアルバム『Middle Tempo Magic』に収録されている。

このアルバム、車載USBに入れてあって今でもよく聴いているのだが、2004年9月リリースだから、もう15年も前になるのか。

裏ジャケの安藤裕子さんもかなり若いのである(笑)
「悲しみにこんにちは」はYouTube上にもないので、Spotifyへのリンクでも貼っておこう。
ラベル:安藤裕子