2025年01月05日

Lindisfarne, Fog on the TyneのUKオリジナル

今日は、毎年恒例になっている、コレクター仲間がわが家に集まっての新年会だった。

残念ながらノイさんは所用で欠席となったが、紙ジャケ探検隊、アーバンさん、ハルちゃんの3人が、昨年入手したお宝を持ってやってきてくれた。

このメンバーだから、例年非常に濃い会合になるのだが、今年はみんなとんでもないブツを持ってきたもんだから、とんでもない濃さの会合になったのであった。

しかーし、濃すぎるがゆえに口外禁止のお達しがあり、とんでもない濃さの所以となったブツのことは秘密である。
なんだか、秘密結社の会合みたいだ(笑)
(まぁ、でも、秘密のブツについては、いつか然るべき機会を得て、所有者がちゃんと紹介することになると思います。)

口外禁止になったブツ以外にも、いろいろ興味深いものがあったのだが、そのうちの一つ、いや二つが、リンディスファーン(Lindisfarne)の"Fog on the Tyne"だ。

なぜ二つかというと、UK盤のテスト・プレスとUS盤のテスト・プレスが持ち込まれたからである。
英米テスト・プレスの聴き比べである。

個人的には、ジョージ・ペカム(George Peckham)がカッティングしたUK盤に軍配をあげるのだが、Elektra Sound RecordersでカッティングされたUS盤も悪くない。
これはもう好みの問題だろう。
UK盤に軍配をあげるボクでも、うちの倍くらいあるような大きな部屋で大音量で鳴らすならUS盤の方が気持ち良く鳴るんじゃないかと思う。

とはいえ、うちで普通に聴くなら、ボクの好みはUK盤なので、US盤WLPも持っているのだが、みんなが帰ったあと、UKオリジナル(Charisma CAS 1050)を引っ張り出して聴いていた。


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いやぁ、癒されるなぁ・・・

そういや、UK盤は、内ジャケットがまた雰囲気があって良いのよね。
今日は内ジャケットのほうを飾ることにしよう。


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US盤はジャケ違いのシングル・ジャケットだから、ジャケットの魅力という点では、大差でUK盤の勝ちである。

そういや、Discogsには、ピンク・カリズマでA面のアルバム・タイトルの横に大きくAと印刷してあるレーベルが登録されているのだが、あれって何なんでしょうね?
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2022年12月08日

ELP, TarkusのUKオリジナル

12月7日は、グレッグ・レイク(Greg Lake)の命日である。
今年は、このレコードを聴くことにした。


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ELP(Emerson, Lake & Palmer)が1971年5月にリリースした二作目のスタジオ・アルバム"Tarkus"のUKオリジナル(Island Records ILPS 9155)である。

初回盤はマト1U/1Uで、PORKY/PECKOのサインがあり、ジョージ・ペカム(George Peckham)のカッティングだ。
UK盤らしく、中低域の分厚い、素晴らしい音で鳴る。

1973年のマンティコア再発(Manticore K 43504)もリカッティングのマトA1/B1で紛らわしいが、まぁ、マンティコア再発をオリジナルと間違える人もいないだろうからいいか(笑)

ピンクリム・アイランド・レーベルも、1972年に、STEREO表記が消えて、Side表記がレコード番号の隣にAまたはBと表記されるようになるので、そのレーベルだとセカンド・レーベルということになる。

初回盤のレーベルは、このように、STEREO表記があって、Side表記はSide 1/Side 2だ。


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ジャケットは、E.J. Day Group製が初盤だったと記憶しているが、Howards Printers (Slough) Ltd.製だとセカンド・プレスになってしまうのかまでは知らない。

R.I.P.
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2022年11月03日

HBD キース・エマーソン~ELP, Pictures at an ExhibitionのUKオリジナル

11月2日は、J.D.サウザー(J.D. Souther)とキース・エマーソン(Keith Emerson)の誕生日である。
ってことで、まずは、J.D.サウザー"You're Only Lonely"のUSオリジナル(Columbia JC 36093)を聴いて、その後、ELP(Emerson, Lake & Palmer)"Pictures at an Exhibition"のUKオリジナル(Island Records HELP 1)を聴いた。

"You're Only Lonely"については以前記事にしたことがある(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-11-05 をどうぞ)ので、今日は、"Pictures at an Exhibition"のUKオリジナルを取り上げよう。


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マトは両面とも1Uで、A面にPORKY、B面にPECKOというサインがある。
つまり、ジョージ・ペカム(George Peckham)のカッティングだ。
中低域の分厚い音がスピーカーからうなりを上げて飛び出してくる。
実に良い音である。

HELPシリーズのレーベルは、ピンクiの色違いのようなブラック・レーベルだが、ちょっと変遷があって、初期は、このように、レーベル中央右のHELP 1の下が@1971のみである。

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その後、@1971の後にIsland Records Ltd.と追記される。
つまり、HELP 1の下が@1971 Island Records Ltd.となっているのはセカンド・プレスということだ。

もう一つ、Discogsにはリムの印刷がないレーベルが出ているのだが、片面だけだし、これはミスレーベルなんじゃないかなぁ・・・
posted by 想也 at 00:04| Comment(0) | George Peckhamの仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする