2023年06月03日

Emotional RescueのUSオリジナル

毎日寝不足になりながら観ている全仏オープン、ダニエル選手はアルカラス選手に惜敗(1-6 6-3 1-6 2-6で1セットとったんだから惜敗である。)だったが、西岡選手はパーセル選手にファースト・セットはとられたもののセカンド・セットからはプレイの精度も上がって4-6 6-2 7-5 6-4と勝ち切った。

西岡選手の3回戦の対戦相手は、1回戦で第2シードのメドベージェフ選手を破るという大番狂わせを演じたザイボチ・ヴィウチ選手(ブラジルの23歳と若い選手で現在の世界ランキングは172位)だ。
メドベージェフ選手との対戦も観たかったが、これはこれで、なんだかちょっとワクワクする。

それはそうと、昨日6月1日がロニー(Ron Wood)、今日6月2日がチャーリー(Charlie Watts)の誕生日なので、ボクもストーンズ(The Rolling Stones)のレコードを聴いていた。


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なんとなくの気分で、"Emotional Rescue"のUSオリジナル(Rolling Stones Records COC 16015)である。
これまた、なんとなくの気分で、シールドのときの状態にもどして、ジャケットを飾る。

それにしても、音の良いレコードである。
マト末尾はC/Eのモナーク・プレスなのだが、まったく不満はない。

マスタリングは、裏ジャケに、STERLINGでテッド・ジェンセン(Ted Jensen)が行ったと書いてある。
しかし、送り溝には、STERLINGの刻印はあるものの、TJというサインはない。
テッド・ジェンセンなら、STERLING刻印のすぐそばにTJってサインするんだけどな。

でも、10mm刻印(正確には9.5mm刻印だが、わかり易さを優先して10mm刻印と呼んでいる。)だし、テッド・ジェンセンのカッティングで間違いないだろう。


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サインがないのは、USのほか、UKはもちろん、他のヨーロッパ各国にもラッカーを送っているし、あまりにも多くのラッカーをカッティングしたせいかなぁ?

いや、でも、ホント、このレコード、素晴らしい音で鳴るよね。
ラベル:The Rolling Stones
posted by 想也 at 00:35| Comment(0) | The Rolling Stones | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月01日

Between the ButtonsのUKオリジナル

2月28日である。
気温がぐんぐん上昇して、東京では、4月中旬並みの暖かさだったらしいが、まだ2月である。
しかし、2月も今日で終わりである。
そして、ブライアン(Brian Jones)の誕生日である。

ブライアンがいた頃のストーンズ(The Rolling Stones)のアルバムで、まだ取り上げてないのは、何だっけ?
そんなことを考えながら、レコード棚に並んだ背表紙を眺めた。
そして、このアルバムを引っ張り出して、ターンテーブルに載せた。


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1967年にリリースされた、英本国では5作目のオリジナル・アルバム"Between the Buttons"のUKオリジナルMONO(Decca LK 4852)である。

いやぁ、それにしてもボロいなぁ。
ジャケもボロいけど、盤も相当ボロい。
それでも、モノラル・カートリッジで聴くと、サーフィス・ノイズはあるものの、そんなもの簡単に吹っ飛ばす音圧で鳴るので、あんまりストレスなく聴ける。
まぁ、サーフィス・ノイズにうるさい人にはストレスかもしれないが(笑)

これまで、もっと状態の良い盤に買い替えようと思わなかったのは、実を言うと、このアルバム、良さがあんまりよくわからなかったからだ。
でも、今日、聴いていたら、すげー良いアルバムに思えてきた。
もうちょっと状態の良いのを買ってみようかな。

うちの盤の送り溝を見ると、マトは4A/6Aだ。
Discogsで確認すると、オープン・デッカ時代のこの盤のマトは1A/1Aから6A/6Aまで存在するようだ。

じゃ、マト4A/6Aはレイトかと言えば、そういうわけでもないと思う。
Deccaの場合、市場は英国内だけではなくフランス・ドイツ・北欧に及ぶ(レーベル上の著作権管理団体表示からわかる。)うえ、一枚のラッカーからとるスタンパーの数がそれほど多くない(3桁スタンパーなんて見たことないよね?)。
つまり、ラッカーをバンバン切るわけで、そりゃ、発売日に店頭に並んでたのは1A/1Aかもしれないが、半年後には6A/6Aが並んでた、なーんてこともあるんじゃないかと思うのである。

もちろん、半年後のプレスはレイトだという厳格主義に立てばレイトかもしれないが、ボクはそんな厳格主義者ではないのだ。

一つ気になるのは、うちの盤のレーベル上には、タックス・コードのKTが見当たらないことだ。


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これはレイトの証なのか?

それで、ちょっと調べてみたのだが、Stones on DECCAの"Aftermath"のページ(https://stonesondecca.com/the-60s-decca/aftermath)を見ると、どうやら、KTがないレーベルも1966年から存在するようだ。
タックス・コードは英国のものだから、輸出向けのレコードには必要なかったのかもしれない。
Deccaの場合、ダックス・コードは送り溝にも刻まれているから、レーベル上の表記は屋上屋を架すようなもんだしねぇ。
とりあえず、KTがなくても、レイトの証ではなさそうである。

あらためてうちの盤の送り溝を見ると、マザー/スタンパーは、1I/1Bとかなり若い。
とりわけSide 2は、マト6Aとはいえファースト・スタンパーである。
ラッカーがバンバン切られていて、マトによる音質差はそれほどないとすると、この若いスタンパーは、案外アタリかもしれない。
ボロいけど(笑)
ラベル:The Rolling Stones
posted by 想也 at 00:00| Comment(0) | The Rolling Stones | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月19日

HBD キース~AftermathのUKオリジナルMONO

<ゆうべからモヤモヤしていて、まぁ単なる思いつきですが、考えたことがあるので、追記しました。>(2022年12月19日22:30)

12月18日はキース(Keith Richards)の誕生日である。

今年はこのレコードをターンテーブルに載せた。


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1966年4月15日にリリースされた英本国では4作目のストーンズ(The Rolling Stones)のオリジナル・アルバム"Aftermath"のUKオリジナルMONO(Decca LK 4786)である。

全曲ミックとキースによるオリジナル曲で構成された初期の傑作だ。

ジャケットも、素晴らしくかっこいい。
くぅ~たまらん!

タイトル文字にシャドウがかかったシャドウ・カバーってのも存在するが、どうもそれが初盤だったというわけでもなさそうなので、ボクはこれでいいや。

レーベルはいろいろバリエーションがあって、どういう前後関係があるのかよくわからないが、うちのはこんなレーベルである。


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Stones on DECCA(https://stonesondecca.com/the-60s-decca/aftermath)の分類だとDesign No 4 / Version 2になるのかな。
しかし、まぁ、すごいヒゲだな・・・


それより、今回はじめて気づいたのだが、Side 1のマトがこれで、


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マザーがこれで、


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スタンパーがこれなんである。


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マト1Bで、マザー1のスタンパーBって、完全ファースト・スタンパーじゃん。
嬉しい・・・(笑)

まぁ、Side 2はマト4Aのマザー/スタンパー1KCなんだけどね。

しかし、こんなことで大喜びするのって、ホント、病気だよね(笑)続きを読む
ラベル:The Rolling Stones
posted by 想也 at 00:19| Comment(0) | The Rolling Stones | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする