今年は、このレコードを聴いてお祝していた。

1970年リリースの三作目のソロアルバム"After the Gold Rush"のUSオリジナル(Reprise Records RS 6383)である。
このレコードのファースト・プレスは、ツートン・レーベルから切り替わった直後(残余レーベル使用でツートン・レーベルも存在するのだが、Discogs上には、テレホート・プレスでしかも下記変遷の③のものしか登録されていない。)の最初のタン・レーベル(要するに、まだリムにワーナー・ロゴが入ってないもの。)なのだが、この最初のタン・レーベルの時代に、次のように変遷したと考えられている。
A面のみで示す。
①レーベル上のRS 6383の下が(31,009)で送り溝のマトがRE1
↓
②レーベル上のRS 6383の下が(31,009RE1)で送り溝のマトがRE1
↓
③レーベル上のRS 6383の下が(31,009RE2)で送り溝のマトがRE2
うちの盤は、これだ。

①である。
レアなファースト・プレスだぜ~と自慢したいところだが、まぁファースト・プレスには間違いないものの、それほどありがたがるものでもないんじゃないかと思う。
というのも、上記の変遷というのが、ちょっと違うんじゃないかと思うからである。
うちの盤はピットマン・プレスなのだが、Discogs上のプレス工場が確認できる15件の登録のうち、通常盤(つまりWLPではないもの)でレーベルにRE1がないものは、ピットマン・プレスしか登録されていない。
サンタマリア・プレスもWLPはレーベル上にRE1はないが、通常盤でレーベル上にRE1がないものは登録されていない。
テレホート・プレスになると、レーベル上にRE1がないものは、まったく登録されていない。
つまり、上記のように変遷したのはピットマン・プレスだけであって、サンタマリア・プレスでは①はWLPのみで通常盤は②から、テレホート・プレスも②からなんじゃないかと思うのだ。
ってことは、ピットマンの①というのは、サンタマリアやテレホートの②と同時期なんじゃないかと思うのである。
自分に都合よく考えて、ピットマンの①はサンタマリアのWLPと同時期という仮説も立てられないわけではないが、これは都合よく考えすぎよね(笑)
まぁ、Discogs未登録ってだけかもしれないので、サンタマリアやテレホ―ドの①が見つかれば、ボクの仮説は簡単に崩れちゃうんだけどさ(笑)
それにしても、このレコード、名盤だよねぇ・・・
ラベル:Neil Young